- 英
- plantain
- 関
- オオバコ属
WordNet
- a banana tree bearing hanging clusters of edible angular greenish starchy fruits; tropics and subtropics (同)plantain tree, Musa paradisiaca
- any of numerous plants of the genus Plantago; mostly small roadside or dooryard weeds with elliptic leaves and small spikes of very small flowers; seeds of some used medicinally
- starchy banana-like fruit; eaten (always cooked) as a staple vegetable throughout the tropics
PrepTutorEJDIC
- バナナの一種(料理用)
- オオバコ(山野・道端に多い雑草の一種)
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/09 15:25:34」(JST)
[Wiki ja表示]
オオバコ |
オオバコ
|
分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 eudicots |
階級なし |
: |
キク類 asterids |
階級なし |
: |
シソ類 lamiids |
目 |
: |
シソ目 Lamiales |
科 |
: |
オオバコ科 Plantaginaceae |
属 |
: |
オオバコ属 Plantago |
種 |
: |
オオバコ P. asiatica |
|
学名 |
Plantago asiatica
L. |
和名 |
オオバコ(大葉子) |
英名 |
Chinese Plantain, Arnoglossa |
オオバコ(大葉子、学名:Plantago asiatica)とはオオバコ科オオバコ属の多年草。中国では車前草(しゃぜんそう)ともいう。
目次
- 1 特徴
- 2 利用
- 3 ギャラリー
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
特徴
和名の由来は、葉が広く大きいことから「大葉子」と名付けられたと一般にいわれるが、当て字だとする説もある。地方により、別名ガエルッパ、ゲーロッパ、オンバコともよばれ、弱ったカエルをこの葉陰におくと元気になるという俗説からカエルバともいわれる。「車前(しゃぜん)」は漢名で、車(牛車・馬車)が多く通る轍(わだち)によく生えることからこの名がつく。
日本では北海道から沖縄までの全土のほか、国外では千島、朝鮮半島、中国、台湾、サハリン、シベリア東部、マレーシアなど東アジアを中心に広く分布する。高地から平地までの野原や荒れ地、道端などにごく普通に自生する雑草である。踏みつけに強く、人などがよく踏む道端などの場所でよく見られる。踏みつけが弱い場所では、高くのびる性質を持たないので、他の草に負けてしまう。
花茎のほかは茎は立たず、地面に埋まっている。
葉は葉と同じかそれより長い葉柄があり、形は楕円形か卵形もしくは、さじ形をしており、多くは根生葉で根元からロゼット状に四方に広がり多数出る。5 - 7条の葉脈が縦に平行に走り、基部に浅い切れ込みがあり、生育状態が良いと葉の縁は波打つ。
風媒花で、春から秋、4 - 9月にかけて10 - 30cmの長さの花茎を出し、花は花茎の頂に長い緑色の穂に密につき、白色もしくは淡い紫色の小花が下から上に向かって順次咲く。がくは4枚あり、花冠はロート状で4裂する。雌性先熟で、雌しべが先にしおれてから、長くて目立つ白い雄しべが出る。
果実は蒴果(さくか)で楕円形をしており、熟すると上半分が帽子状に取れて、中から4 - 6個の種子が現れる。種子は果実からこぼれ落ちるほか、雨などに濡れるとゼリー状の粘液を出し、動物など他のものに付いて遠くに運ばれる。
利用
葉や種子は咳止めなど薬用になり、若い芽は食用になる。また子供たちの遊びでは、花柄を根本から取り、2つ折りにして、2人が互いに引っかけあって引っ張り合い、どちらが切れないかを競うオオバコ相撲が知られ、スモトリグサ(相撲取り草)の別名もある。
生薬
オオバコの成熟種子を車前子(しゃぜんし)、花期の全草を天日で乾燥したものを車前草(しゃぜんそう)といい日本薬局方に収録された生薬である。また、葉だけを乾燥させたものを車前葉(しゃぜんよう)という。成分として、花期の茎と葉に、配糖体のアウクビン、ウルソール酸を含み、種子にコハク酸、アデニン、コリン、脂肪酸を含む。
種子、全草とも煎じて用いられ、服用すると咳止め、たんきり、下痢止め、消炎、むくみの利尿に効用があるとされる。また、葉も種子も熱を冷ます効用がある。漢方では、車前子は牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などに配合される。他の2つは民間薬的なものであり、漢方ではまず使わない。
ギャラリー
脚注
参考文献
- 内藤俊彦 『秋の花』 北隆館〈フィールド検索図鑑〉、1995年9月1日、237頁。ISBN 4-8326-0371-X。
- 貝津好孝 『日本の薬草』 小学館〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、1995年7月20日、123頁。ISBN 4-09-208016-6。
- 田中孝治 『効きめと使い方がひと目でわかる 薬草健康法』 講談社〈ベストライフ〉、1995年2月15日、72頁。ISBN 4-06-195372-9。
- 馬場篤 『薬草500種-栽培から効用まで』 大貫茂(写真)、誠文堂新光舎、1996年9月27日、27頁。ISBN 4-416-49618-4。
- 山田孝彦、山津京子 『万葉歌とめぐる野歩き植物ガイド』 太郎次郎社エディタス、2013年8月15日、初版、111頁。ISBN 978-4-8118-0762-1。
関連項目
|
ウィキスピーシーズにオオバコに関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、オオバコに関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- オオバコ属 - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- オオバコ(大葉子)、シャゼンソウ - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- セイヨウオオバコ、オニオオバコ、トウオオバコ、プランテーン - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
- ヘラオオバコ、イギリスオオバコ - 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 美容の抗糖化注目素材の機能と開発 : アブソレージ(セイヨウオオバコ種子エキス)ほか (特集 抗糖化をキーワードにした化粧品・食品開発)
- 中国内モンゴル自治区のフルンボイル草原における観光行動が植生に及ぼす影響
- 曹 楽,斯日古楞,伊ヶ崎 健大,角野 貴信,小﨑 隆
- 観光科学研究 (5), 71-79, 2012-03-30
- … (オオバコ・オオバコ科),Lepidium apetalum Willd. …
- NAID 120004738550
Related Links
- オオバコの生態,分布,特徴,名前の由来,用法,薬効,有効成分,生薬名を詳細に解説。植物名一覧(植物一覧表)(薬草図鑑)では薬草から山菜,山野草,野草,樹木,高山植物の生態,分布,特徴,名前の由来を詳細に解説。漢方薬の用法,有効成分,配合 ...
- オオバコの通販ならケンコーコム。厳選されたオオバコ商品を豊富に取り揃えておりますので、比較しながら欲しいオオバコを探せます。1,900円以上の購入で送料無料。 ... オオバコダイエットサポート 徳用 450gはオオバコの種皮 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
オオバコ
- 関
- Plantago
[★]
- ラ
- Plantago
- 関
- オオバコ、Plantago属、プランタゴ属