- 英
- emu
- 関
- エミュー科
WordNet
- large Australian flightless bird similar to the ostrich but smaller (同)Dromaius novaehollandiae, Emu novaehollandiae
PrepTutorEJDIC
- エミュー(ダチョウに似たオーストラリア産の翼のない大鳥)
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/13 13:19:45」(JST)
[Wiki ja表示]
エミュー |
エミュー
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
鳥綱 Aves |
目 |
: |
ダチョウ目 Struthioniformes |
科 |
: |
ヒクイドリ科 Casuariidae |
属 |
: |
Dromaius |
種 |
: |
エミュー D. novaehollandiae |
|
学名 |
Dromaius novaehollandiae
Latham, 1790 |
和名 |
エミュー |
英名 |
Emu |
生息域
|
エミュー(鴯鶓、学名:Dromaius novaehollandiae)は、平胸類(ダチョウ目)の鳥の一種。
オーストラリア全域の草原や砂地などの拓けた土地に分布している。周辺海域の島嶼部にも同種ないし近縁種が生息していたが、現生種の1種のみを除いて絶滅したとみられている。
オーストラリアの国鳥にもなっている。
目次
- 1 形態
- 2 生態
- 3 飼育
- 4 利用
- 5 Sibley分類体系上の位置
- 6 Clements鳥類分類
- 7 出典
形態[編集]
体高は約1.6m-2.0m程度、体重は40kg-60kg程度。鳥類の中ではダチョウに次いで高いが、体重はヒクイドリに及ばない。見た目はダチョウに似るが、ややがっしりした体躯で、頸から頭部に掛けても比較的長い羽毛が生えている。また、趾(あしゆび)は3本であり、先に丈夫な爪を備えている。幼鳥の羽毛には縞模様があるが、成長すると縞が消える。成鳥はオス、メスいずれも同様に全身の羽毛が灰褐色になるが、所々に色が剥げたり濃くなったりしている箇所があり、泥で汚れているかのように見える。エミューの羽は、鳥類では唯一2本が1対である特徴を持っている。
性格は人間に対しては温厚であるが、雷・金属音・子供の甲高い声などに反応し走り回ることがある。犬などの動物に対しては警戒心が強く、場合によっては蹴りで相手を攻撃する。蹴りは、前方90度の範囲程度であれば容易に繰り出す。また、繁殖時期なると多少警戒心が強くなる。性別でみると、オスの方が比較的おとなしい。
鳴き声はオスとメスで違い、オスは「ヴゥー」と低い鳴き声を出し、メスは「ボン……ボボン」とドラムのような鳴き声を出す。メスの鳴き声は繁殖時期が近づく頃がもっとも盛んになる。
翼は体格に比してきわめて小さく、深い羽毛に埋もれているために外からはほとんど視認できない。ダチョウ、ヒクイドリ、レアなどと比べると、最も退化した形であり、長さは約20cm。先端には1本の爪が付いている。
卵はアボカドのような深緑色で、長さは10cm程度、重さは約550gから600g。産卵期は日照時間の短くなる11月から4月の期間(南半球では、5月から10月あたり)で、3日から5日の間隔で一度に1個ずつ産卵する。産卵数は、期間中に10-30個程度であるが、稀に40個以上産卵する個体もある。抱卵は10個程度の産卵後にオスが約2ヶ月間飲まず食わずで行う。孵化後2-3ヶ月間はオスが雛を外敵などから守るが、飼育下ではメスも参加することもある。
生態[編集]
食性は雑食性で、主に昆虫、果実、種子、下草などを餌にする。砂漠化しつつあるような土地でも生息可能で、繁殖力も強く基本的には丈夫な鳥であるが、この食性により、農地を荒らす害鳥として駆除の対象となったため、ダチョウ目の他の種と同様、頭数が激減している。
飼育[編集]
丈夫で飼いやすいためか飼育している動物園は多く、人に慣れやすく危険性も低いことから、入園者が直接触れられるようにしているところもある。
また、国内では1996年より、北海道下川町一の橋地区に個人により導入され、国内初の畜産を軸とした飼育が始まった。北海道下川地域には、同氏により1995年に試験的飼育が展開され、アメリカ・モンタナ州より生後6ヶ月のオス・メスのペアーが導入された。そのエミューペアーは現在13歳8ヶ月(2009年1月現在)であるが、繁殖を続けている。 1998年より国内での人工孵化および自然孵化に成功し、それ以降は純国産エミューの出荷も開始している。 近年では国内で広く飼育されている。
利用[編集]
- 肉は赤肉で美味とされる。皮下脂肪は動物油の中でも抜群に優れており、原産国オーストラリアの先住民アボリジニがブッシュ・タッカーとして長く愛用し続けている。
- ダチョウより攻撃性が低いことより、メガソーラーの雑草対策として飼育された事例もある[1]。
Sibley分類体系上の位置[編集]
シブリー・アールキスト鳥類分類 |
鳥類 Aves
ダチョウ目 Struthioniformes
ヒクイドリ亜目 Casuarii
ヒクイドリ科 Casuariidae
エミュー族 Dromaiini
|
Clements鳥類分類[編集]
|
ウィキメディア・コモンズには、エミューに関連するメディアがあります。 |
Clements鳥類分類 |
鳥綱 Aves
ヒクイドリ目 Casuariiformes
ヒクイドリ科 Casuariidae
|
出典[編集]
- ^ メガソーラーを救う草食動物たち 雑草モグモグ…発電量維持と経費削減に貢献 産経新聞 2013年10月20日(日)9時6分配信
Japanese Journal
- 組込みマルチコア向け仮想化環境における性能低下抑止手法
- 太田貴也 ,DanielSangorrin ,本田晋也 ,高田広章
- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2012-EMB-27(12), 1-8, 2012-11-28
- 今日の組込みシステムは,適用分野が増加しており,一部の適用分野では,多機能性とリアルタイム性といった相反する性質の両方が求められる場合がある.我々は,こうした要求に答えるための組込み向け仮想化環境である SafeG を研究開発している. SafeG を用いてリアルタイム OS(RTOS) と汎用 OS を同一システム上で実行することにより,多機能性とリアルタイム性を満たすシステム構築が可能である. …
- NAID 110009487416
- ゴール指向要求分析に基づく組込みボードエミュレータ開発効率化手法の考察
- ジリエ 陽子,本田 耕三,中川 博之,田原 康之,大須賀 昭彦
- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2012-EMB-27(11), 1-6, 2012-11-28
- … とで開発効率を向上させるための要求分析モデリング手法を提案する.エミュレータを用いると,組込みソフトウェアを PC 上で動作させることができる.専用の組込みボードなしで開発可能であるため,実機では難しい故障模擬テストや,多数の開発メンバへの最新テスト環境配布ができ,さらにコスト削減にもつながる.しかし,エミュレータは工数や機能に幅があり,利用目的によって大きく異なるにも関 …
- NAID 110009487415
- SMYLE OpenCLにおける組込み関数の開発と評価
- 江谷 典子,稗田 拓路,冨山 宏之
- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2012-EMB-27(7), 1-8, 2012-11-28
- … OpenCL バージョン 1.2 に対応した算術関数・整数関数・共通関数・幾何関数・比較関数・同期関数を開発した.また, OS を実装していないコア上で倍精度 (double 型) や単精度 (float 型) の演算ができるように浮動小数点ソフトウェアエミュレーションプログラムの開発も行った.本稿では,組込みシステム向けメニーコア用 SMYLE OpenCL における組込み関数の設計と実装を述べ,並列ベンチマークテストの評価結果を示す. …
- NAID 110009487411
Related Links
- エミュー(鴯鶓、学名:Dromaius novaehollandiae)は、平胸類(ダチョウ目)の鳥の 一種。 オーストラリア全域の草原や砂地などの拓けた土地に分布している。周辺海域の 島嶼部にも同種ないし近縁種が生息していたが、現生種の1種のみを除いて絶滅した とみ ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
エミュー
- 関
- Dromaiidae
[★]
- ラ
- Dromaiidae
- 関
- エミュー