アデノシン三リン酸
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- 総称名 アデシノン 一般名 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物 欧文一般名 Adenosine Triphosphate Disodium Hydrate 製剤名 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物製剤 薬効分類名 代謝性製剤 薬効分類番号 3992 KEGG DRUG D02300 商品一覧 ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アデシノンP注射液20mg
組成
成分・含量(1アンプル2mL中)
- アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物20mgを含有する。
添加物
- モノエタノールアミン9.8mg、ベンジルアルコール0.02mL、塩化ナトリウム、pH調節剤を含有する。
禁忌
- 脳出血直後の患者[脳血管拡張により、再出血するおそれがある。]
効能または効果
○下記疾患に伴う諸症状の改善
○心不全
○筋ジストロフィー症及びその類縁疾患
○急性灰白髄炎
○脳性小児麻痺(弛緩型)
○進行性脊髄性筋萎縮症及びその類似疾患
○調節性眼精疲労における調節機能の安定化
○耳鳴・難聴
○消化管機能低下のみられる慢性胃炎
○慢性肝疾患における肝機能の改善
- ○通常、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として1回5〜40mgを1日1〜2回等張ないし高張ブドウ糖注射液に溶解して、徐々に静脈内注射する。
- ○通常、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として1回40〜80mgを1日1回5%ブドウ糖注射液200〜500mLに溶解し、30〜60分かけて点滴静脈内注射する。
- ○通常、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として1回5〜40mgを1日1〜2回筋肉内又は皮下注射する。
重大な副作用
- ショック様症状(0.1%未満)があらわれることがあるので、胸内苦悶、悪心、顔面潮紅、咳、吃逆、熱感等があらわれた場合には投与を中止すること。
薬効薬理
- アデノシン三リン酸(ATP)は、生体内代謝においてエネルギー源としての役割を果しており、筋肉の収縮、能動輸送、生体物質の生合成などに利用される。
- 脳血管拡張作用(ネコ)、脳血流量の増加作用(ヒヒ)、脳組織呼吸の亢進作用(モルモット)があり、脳波のelectrical activityの上昇、脳内アセチルコリンの増加作用(ラット)が認められている2)〜4)。
- 心筋収縮力の増加作用(カエル)、低酸素条件下における心筋収縮力低下の軽減作用(モルモット)、冠動脈結紮イヌにおける心筋電解質代謝改善作用が認められている5)〜7)。
- 冠血管拡張作用による冠血流量の増加(イヌ)が認められている8)。
- 蝸牛ラセン靱帯、前庭半規管膨大部等における毛細血管腔の拡張作用(モルモット)が認められている9)。
- 肝障害ウサギにおいてGOT・GPTの改善が認められている10)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物
(Adenosine Triphosphate Disodium Hydrate)
化学名
- Adenosine 5'-(disodium triphosphate)
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、わずかに酸味がある。本品は水に溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
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