出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/24 11:24:31」(JST)
ショウガ科 Zingiberaceae | |||||||||||||||
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ショウガ
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分類 | |||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||
Zingiberaceae Lindley | |||||||||||||||
属 | |||||||||||||||
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ショウガ科は、単子葉植物の一群である。花の形は見かけ上はラン科の花にやや似る。熱帯を中心に分布し、多くの有用種がある。
ショウガ科 (Zingiberaceae) は地下茎のよく発達した、面白い形の花を持つ単子葉植物の一群である。日本には種類がごく少ないが、熱帯を中心に多くの種がある。
植物体の姿はいずれもおおよそ似ていて、ショウガやミョウガを思い起こせれば分かりやすい。いずれも地下に肥大する地下茎を持っている。そこから茎が地上に伸び、左右2列に多数の葉をつける。ただしこの茎は本当の茎ではなく、葉の基部である葉鞘が折り重なって丈夫になっただけのものなので偽茎と言われる。葉鞘とはいえ結構丈夫なもので、大きなものは高さ5mにもなる。ちなみにこの構造はバナナと同じである。
花はたいていは穂状につく。花序は偽茎の先端から出る(ゲットウなど)か、地下茎から別に茎を伸ばしてつける(ミョウガなど)。
果実は液果、またはさく果である。
ショウガ科の植物の花は、かなり独特の姿をしている(左の花式図を参照)。雄蘂と雌蘂が癒合して一つになっていること、それを受けるような唇型の花弁があることなどは少々ラン科の花にも似ている。しかし、構造的には全く異なるものである。
花には6枚の花被があり、外花被3枚、内花被3枚からなる。ラン科の花では、これを数えるのは難しくないが、ショウガ科の場合、普通には数えることはできない。まず外花被はそれぞれが癒合して筒状になっている。これが花の基部にある。内花被3枚は、基部は癒合して、先端は3つに分かれて花の上と左右下側に出る。ちょうどランの花の外花被のような配置である。残るのは唇形の花弁であるが、実はこれは花弁ではなく、雄蘂が花弁の形になったもの。
雄蘂は2列6個あるが外列3個のうち1個は消失、後の2個は唇弁の脇に付属片として残るのみ。内側3個のうち、下側2個は先述の通り唇弁になり、1個だけが機能をもつ雄蘂となる。この雄蘂は雌蘂と融合して一つになって唇弁の上に出て、先端に柱頭、その根元側下面に葯がつく。なお、花粉はラン科のように花粉塊にはならない。
ゲットウやハナシュクシャ(ホワイトジンジャー)は花が大きくて美しいので、観賞用に栽培される。
しかし、何よりこの仲間の利用で重要なのは、香辛料としての利用である。種子を利用するカルダモンもこの科に属する。ショウガの地下茎やミョウガの花穂は薬味としても利用される。ゲットウの葉は沖縄では餅を包むのに用いられ、その香りを楽しむ。また、ガジュツやウコンなどの地下茎は、漢方薬や染料などに用いられる。
日本本土では野生種は関東以西にハナミョウガがある他は、すべてそれ以南にしか分布しない。ミョウガは時に自生状態で見られるが、古い時代の帰化種と考えられる。世界的に見れば、熱帯を中心に49属1500種がある。熱帯多雨林で、巨大な下草として繁茂している場合もある。
日本産の種は以下の通り。
ショウガ科 Zingiberaceae
他に栽培されているものなどの有名種を以下に挙げる。
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Ginger family | |
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Red torch ginger (Etlingera elatior) | |
Scientific classification | |
Kingdom: | Plantae |
(unranked): | Angiosperms |
(unranked): | Monocots |
(unranked): | Commelinids |
Order: | Zingiberales |
Family: | Zingiberaceae Martinov[1] |
Type genus | |
Zingiber Boehm. |
Zingiberaceae (/ˌzɪndʒɪbəˈreɪsiː/) or the ginger family is a family of flowering plants made up of more than 1300 species of aromatic perennial herbs with creeping horizontal or tuberous rhizomes. It members are divided into about 52 genera and distributed throughout tropical Africa, Asia, and the Americas.
Many of the family's species are important ornamental, spice, or medicinal plants. Ornamental genera include the shell gingers (Alpinia), Siam or summer tulip (Curcuma alismatifolia), Globba, ginger lily (Hedychium), Kaempferia, torch-ginger Etlingera elatior, Renealmia, and ginger (Zingiber). Spices include ginger (Zingiber), galangal or Thai ginger (Alpinia galanga and others), melegueta pepper (Aframomum melegueta), myoga (Zingiber mioga), korarima (Aframomum corrorima), turmeric (Curcuma), and cardamom (Amomum, Elettaria).
Members of the family are small to large herbaceous plants with distichous leaves with basal sheaths that overlap to form a pseudostem. The plants are either self-supporting or epiphytic. Flowers are hermaphroditic, usually strongly zygomorphic, in determinate cymose inflorescences, and subtended by conspicuous, spirally arranged bracts. The perianth is composed of two whorls, a fused tubular calyx, and a tubular corolla with one lobe larger than the other two. Flowers typically have two of their stamenoids (sterile stamens) fused to form a petaloid lip, and have only one fertile stamen. The ovary is inferior and topped by two nectaries, the stigma is funnel-shaped.
Some genera yield essential oils used in the perfume industry (Alpinia, Hedychium).
The Zingiberaceae have a pantropical distribution in the tropics of Africa, Asia, and the Americas, with their greatest diversity in Southeast Asia.
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リンク元 | 「Zingiberales」「Zingiber officinale」「ショウガ科」 |
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