- 英
 
- viroid
 
- 同
 
- バイロイド
 
WordNet
- the smallest of viruses; a plant virus with its RNA arranged in a circular chromosome without a protein coat (同)virusoid
 
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/08/23 15:35:43」(JST)
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ウイロイド (Viroid) は塩基数が200~400程度と短い環状の一本鎖RNAのみで構成され、維管束植物に対して感染性を持つもの。分子内で塩基対を形成し、多くは生体内で棒状の構造をとると考えられる。
ウイルスは蛋白質でできた殻で覆われているがウイロイドにはそれがなく、またプラスミドのようにそのゲノム上にタンパク質をコードすることもない。複製はローリングサークルと呼ばれる様式で行われ、核内あるいは葉緑体内で複製される。この過程では、それぞれの単位がタンデムに連なった状態に複製されるが、これを切断する過程がリボザイムによって触媒されるウイロイドも知られる。
このようなことから、ウイロイドをRNA生物の生きた化石と見なし、ウイロイド様のものから生物が進化したとする説がある (reviewed in Symons 1997; Pelchat et al. 2003)。あるいはまた、RNAの切れ端が自己複製機能を有するようになったものがウイロイドであるとする説もある。
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 目次
- 1 症状
 
- 2 参考文献
 
- 3 関連項目
 
- 4 外部リンク
 
 
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症状
病原性ウイロイドに感染した植物は矮化など様々な病害を引き起こされる。
参考文献
- 英語
 
- Pelchat, M., Rocheleau, L., Perreault, J., Perreault, J. P. SubViral RNA: a database of the smallest known auto-replicable RNA species. Nucleic Acids Res. 2003. 31: 444-445. Publisher's page
 
- Symons, R. H. Plant pathogenic RNAs and RNA catalysis. Nucleic Acids Res. 1997. 25: 2683-2689. Review. Publisher's page
 
- Subviral RNA Database
 
 
関連項目
外部リンク
 
Japanese Journal
- リンゴウイルス,ウイロイドの病原性検定法 (特集 果樹病原体の病原性検定法)
 
- ウイロイドの病原性検定法 (特集 果樹病原体の病原性検定法)
 
- 近年の日本農業の脅威となる外来侵入植物ウイルス・ウイロイド (100周年記念総説集)
 
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - ウイロイドの用語解説 - 1971年にジャガイモヤセ病で発見された,きわめて単純な構造の感染性病原体。ウイルスは一般に遺伝子としての核酸 (DNAまたは RNA) が蛋白質の殻をかぶっているが ...
 
- 「ポテトスピンドルチューバーウイロイド(Potato spindle tuber viroid :PSTVd)」は、主にトマトやばれいしょなどのナス科植物に感染し、株の矮化、果実の小型化や着果不良などによる収穫量の減少などの被害を与えることが報告されています。
 
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