プロトロンビン時間
概念
- an isolated abnormal prothorombin time suggests FVII deficiency (HIM.725)
- 外因系の凝固能を測定する
- F III(組織トロンボプラスチン)を加えて Ca, F I(フィブリノゲン), F II(プロトロンビン), F V, F VII, F X による凝固能をみる
検体
- 血漿(採血管はクエン酸が加えられたものを使用)
方法
- クエン酸を加えた血漿を検査用の試験管に入れ37℃で加温。37℃に保温した組織トロンボプラスチン・カルシウムを加え、時間の測定を開始する。試験管を傾斜・浸透させ、フィブリンが析出するまでの時間を測定する。
評価方法
- LAB.414
- 1. プロトロンビン時間:凝固時間をそのまま[s]で表現。
- 2. プロトロンビン比(PR):標準血漿のPT(秒)に対する被検血漿のPT(秒)の比。基準範囲1.00±0.15
- 3. プロトロンビン活性/プロトロンビン濃度:正常対象血漿を100%とし、硫酸バリウム血漿もしくは2mg/mlウシフィブリノゲン液で希釈系列をつくり、そのそれぞれについて凝固時間を測定し検量線を作成する。被検血漿のPT(秒)を測定し、検量線から標準血漿のどれだけの活性があるかを表現する。基準範囲80-100%
- 4. プロトロンビン時間国際比 INR:プロトロンビン時間の測定で用いられる試薬には差があるため、トロンボプラスチン試薬の国際標準品をさだめ、それに対する各試薬の感度ISIを定める。その上で、プロトロンビン比を補正する。
臨床関連
- 劇症肝炎の定義:プロトロンビン時間(プロトロンビン活性)が40%以下 + 肝性昏睡II度以上。
- 肝硬変の重症度分類:チャイルド・ピュー分類