TTF-1
- 甲状腺、及び末梢肺において上皮細胞の核に出現する核転写蛋白。
- ●甲状腺
- 瀘胞上皮を由来とする腫瘍(乳頭癌papillary carcinoma、濾胞癌follicular carcinomaなど)。髄様癌medullary carcinomaにも高率に陽性。(Hirsch at.alなど)
- ●肺
- 肺原発の腫瘍であることの確認。悪性腫瘍での陽性率は以下のとおり
- 腺癌(80%程度)
- 小細胞癌(90%程度)
- カルチノイド(50%以上)
- 大細胞性神経内分泌細胞癌(約50%)
- 大細胞癌では低率(10%以下)
- 肺扁平上皮癌では通常陰性(10%以下には陽性Pelosi et.al)。
- 中皮腫では陰性であるため、肺腺癌との鑑別に有用。
- ただし、特異度は完全ではない。特に小細胞癌は肺原発以外のもの(前立腺、膀胱、食道、子宮頚部、胃、大腸、外陰部)にも陽性が報告されているため、小細胞癌の発生部位の鑑別には有用ではない。
参考
- 病理診断&染色総合データベース
- <click2in>http://immuno.med.kobe-u.ac.jp/TTF-1/TTF-1.shtml</click2in>