UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 成人における鼠径ヘルニアおよび大腿ヘルニアに対する治療の概要 overview of treatment for inguinal and femoral hernia in adults
- 2. 鼠径ヘルニアおよび大腿ヘルニアの分類、臨床症状、および診断 classification clinical features and diagnosis of inguinal and femoral hernias in adults
- 3. Inguinal hernia in children
- 4. 成人における鼠径ヘルニアおよび大腿ヘルニアの開放修復術 open surgical repair of inguinal and femoral hernia in adults
- 5. 鼡径ヘルニアおよび大腿ヘルニア修復の合併症の概要 overview of complications of inguinal and femoral hernia repair
Japanese Journal
- 外鼡径ヘルニア嚢内に発生した外性子宮内膜症の1例
- 清水 智治,龍田 健,村田 聡,山本 寛,山口 智弘,高島 明子,樽本 祥子,松原 亜季子,九嶋 亮治,谷 徹
- 日本消化器外科学会雑誌 43(4), 466-471, 2010-04-01
- … 瘤をヘルニア嚢内に確認した.ヘルニア嚢を高位結紮し,Marcy法にてヘルニア門を閉鎖した.病理組織学的検査では,ヘルニア嚢内に子宮内膜症の組織像を認めた.術後12か月経過後も左鼡径部腫瘤の再発は認めていない.本邦での鼡径部外性子宮内膜症160例を集計したところ,ヘルニア嚢内に発生したのは34例であった.女性の鼡径部腫瘤の診断の際には,鼡径ヘルニアの鑑別診断の一つとして本症も考慮すべきであると思われた. …
- NAID 110007593911
- OP-290-3 自治体病院における膨潤麻酔を用いた短期滞在入院による鼡径ヘルニア手術(ヘルニア-3,一般口演,第110回日本外科学会定期学術集会)
- 土井 貴司,飯島 正平,星 美奈子,阪本 卓也,三代 雅明,加藤 文,間狩 洋一,三宅 泰裕,大島 聡,加藤 健志,黒川 英司,吉川 宣輝
- 日本外科学会雑誌 111(臨時増刊号_2), 738, 2010-03-05
- NAID 110007718763
Related Links
- 鼡径ヘルニアの診療なら加賀谷正クリニックにお任せ下さい。院長は国内で有数の手術 件数を誇る、日帰り治療センターでの施術実績があります！当院の確かな技術と知識 による負担の少ない施術で、鼡径ヘルニアの早期回復を目指しましょう。
- 鼡径ヘルニア手術. 「脱腸」と呼ばれている病気は正式にはそけいヘルニアと言います。 ヘルニアは組織の弱い部分が次第に広がって、お腹のなかの組織が外側に飛び出して くる状態です（本来正常にあるべき位置から逸脱することが語源です）。発生学的に男性 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
| 国試過去問 | 「103A040」 |
| リンク元 | 「停留精巣」「陰嚢」「小児外科」「鼡径三角」「鼡径部腫瘤」 |
| 拡張検索 | 「間接鼡径ヘルニア」「直接鼡径ヘルニア」「外側鼡径ヘルニア」 |
| 関連記事 | 「ヘルニア」「鼡径」 |
「103A040」
※国試ナビ4※ ［103A039］←［国試_103］→［103A041］
「停留精巣」
- 英
- retained testicle, undescended testis undescended testicle
- ラ
- retentio testis
- 同
- 停留睾丸、潜在精巣 潜在睾丸、潜伏精巣 潜伏睾丸 cryptorchism cryptorchidism
概念
- 外陰の先天異常疾患の中で最も頻度の高い疾患
疫学
- 成熟児の約3%に認められる。(QB.O-79)
- 新生児期では5%、1歳児には1%程度に見いだされる。2500g未満の低出生体重児では20-30%の発生頻度。(SURO.142改変)
病態
- 乳児期には組織障害は認められず、18ヶ月～2歳以降に精細管萎縮、間質増生がみとめられてくる。(SURO.142)
停留精巣によるリスク
- 鼡径ヘルニアの合併リスク 90%
- 性索軸捻転が起こりやすい
- 外傷を受けやすい
- 悪性腫瘍
- 精巣腫瘍の10%は停留精巣から発生。停留精巣は正常の精巣に比べ40倍の確率で悪性化する。
- 不妊：高率に造精機能障害がみられる。
治療
- 経過観察：1-2歳で自然降下することが多い。
- 外科手術：1-2歳を過ぎても(SPE.618)、あるいは12ヶ月まで(QB.O-79)に精巣が降下しない場合には陰嚢内精巣固定術を行う。
国試
-cryptorchism
「陰嚢」
解剖
血管 (M.127)
動脈
- 前陰嚢動脈
静脈
- 動脈に伴行
神経 (M.127)
臨床関連
「小児外科」
発症時期
| 発症時期 | 疾患 |
| 新生児期 | 直腸肛門奇形 |
| Hirschsprung病 | |
| 先天性腸閉鎖症 | |
| 先天性食道閉鎖症 | |
| 横隔膜ヘルニア | |
| 腸回転異常症 | |
| 臍帯ヘルニア | |
| 臍ヘルニア | |
| 腹膜破裂 | |
| 肥厚性幽門狭窄症 | |
| 乳児期以降 | 鼡径ヘルニア |
| 腸重積症 | |
| 先天性胆道拡張症 | |
| 先天性胆道閉鎖症 |
「鼡径三角」
- 英
- inguinal triangle, inguinal trigone
- ラ
- trigonum inguinale
- 同
- Hesselbach三角 ヘッセルバッハ三角 Hesselbach triangle(Hesselbach三角と表記している教科書があり、どっちが正しいのか)、鼠径三角
- 関
- 鼡径ヘルニア
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
臨床関連
「鼡径部腫瘤」
- 英
- inguinal mass
- 同
- 鼠径部腫瘤
「間接鼡径ヘルニア」
- 英
- indirect inguinal hernia
- 同
- 外鼡径ヘルニア 外鼠径ヘルニア lateral inguinal hernia external inguinal hernia
- 関
- 鼡径ヘルニア、精索水腫、陰嚢水腫
- 直接鼡径ヘルニア、内鼡径ヘルニア
ヘルニア
- ヘルニア門：内鼡径輪
- ヘルニア嚢：腹膜鞘状突起
- ヘルニア内容：
疫学
- 鼡径ヘルニアの大部分を占める → 直接鼡径ヘルニアは老人に多いとはいえ、やはり間接鼡径ヘルニアが多い、らしい。
- 小児の鼡径ヘルニアの大部分を占める。
- 両側性の発生率は10-30%(QB.A-436)
- 右側発生が多い → 腹膜鞘状突起の閉鎖は左側から始まるため、閉鎖不全は右側で見られやすい。(SSUR.690)
病因
- 腹膜鞘状突起の開存
症状
- 局所の不快感、鼠径部の膨隆・腫脹、牽引感など。
治療
- 用手還納 ← 絞扼がある場合には禁忌で手術をする。腸閉塞、発症後24時間、局所所見で有痛性の発赤を帯びる腫瘤が認められる場合に絞扼の存在を考える。
- 手術療法が基本。手術ができないような全身状態の悪い高齢者では圧迫固定法。
- 小児では腹膜鞘状突起の遺残が原因であるため、鼡径管後壁の補強は省略する。(SSUR.482)
- ヘルニア嚢の高位結紮(Pott法、Lucas-Championniere法)。 (SSUR.680)
国試
「直接鼡径ヘルニア」
概念
- 内鼡径輪から鼡径管後壁のヘッセルバッハ三角に相当する部位に直接ヘルニア嚢が脱出する物(SSUR.484)
- ヘルニア門：鼡径三角(内側を腹直筋により、外側を下腹壁動脈により、下方を鼠径靭帯により囲まれた三角形の部分)から腹腔内容物が外部に突出した病態
疫学
- 鼡径ヘルニアの1%程度？ (YN.A-107)
- 老人、肥満、男性、立位など腹圧のかかる職業
病態
- 加齢や肥満によるヘッセルバッハ三角の脆弱化による。また慢性的な高い腹圧によっても生じる
国試
「外側鼡径ヘルニア」
「ヘルニア」
- 英
- hernia
- 同
- 脱腸
- 関
- 真性ヘルニア true hernia
- 鼡径部ヘルニア
- 十二指腸傍ヘルニア 傍十二指腸窩ヘルニア
- 盲腸周囲ヘルニア
- S状結腸間膜窩ヘルニア
- 網嚢孔ヘルニア
- 腸間膜裂孔ヘルニア
- 横隔膜ヘルニア