骨転移

出典: meddic

bone metastasis, metastasis to bone
転移性悪性腫瘍、転移性骨腫瘍

  • 骨転移しやすい部位:脊椎(全体の約30%)、骨盤、大腿骨、上腕骨


  • 骨転移しやすい悪性腫瘍:前立腺癌、乳癌、肺癌。腎臓癌、子宮癌、膀胱癌など


  • 骨転移した腫瘍の振る舞い
  • 造骨性 :前立腺、腎細胞癌、(まれに)乳癌
  • 骨破壊性:乳癌、肺癌、結腸癌、肝細胞癌


  • 症状:疼痛、姿勢保持・運動機能低下、病的骨折、脊髄圧迫による神経麻痺
  • 治療法:ストロンチウム-89(89Sr)、ビスホスホネート製剤、外照射(30Gy/10frで86%の全奏効率がえられたらしい)
  • 骨転移マーカー:ICTP


UpToDate Contents

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和文文献

  • 乳癌の骨転移におけるRANKL/RANK経路の関与 (第1土曜特集 骨免疫学 : 研究最前線) -- (サイトカインと骨破壊機序)
  • 骨転移難民を防ぐために : 骨転移cancer boardと早期診断,早期治療の意義 (特集 転移性脊椎腫瘍に対する最新治療戦略)
  • 骨転移および治療関連骨事象に対する薬物療法の有用性 (特集 転移性脊椎腫瘍に対する最新治療戦略)

関連リンク

がんの骨転移。どんな状態か 骨の内部には血管の豊富な骨髄(こつずい)があり、血液 細胞を作っています。血管に富む構造のために、ここに体のほかの部分のがん、 たとえば肺がんや乳がん、前立腺がんなどが血管を通って移動してき gooヘルスケア 家庭の ...
骨転移の成立機序,骨転移の成立機序に対する治療法、骨転移の診断の意義、骨 シンチグラフィ診断方法.

関連画像

骨転移が起こりやすい部位骨転移の分布は、赤色骨髄の  骨転移の頻度が高いことが -PETの骨転移イメージの比較例 : 99m Tc-MDP/HMDP前立腺癌骨転移 転移 巣 は ほぼ 消失 して いる骨転移が起こりやすい場所は がん骨転移が起こるまで


★リンクテーブル★
先読み転移性骨腫瘍
国試過去問106H036
リンク元乳癌」「100Cases 58
拡張検索神経芽細胞腫の骨転移
関連記事転移

転移性骨腫瘍」

  [★]

metastatic bone tumor, metastatic bone tumors
骨転移性癌骨腫瘍




106H036」

  [★]

  • 次の文を読み、 35、 36の問いに答えよ。
  • 78歳の男性。悪心嘔吐とを主訴に来院した。
  • 現病歴: 1年前に肺癌と診断され、右上葉切除術と抗癌化学療法とを受けた。その後、定期的に通院をしていたが、 1か月前に背部から右の側胸部にかけて疼痛が出現した。外来受診の際、骨シンチグラフィ胸椎と右肋骨とに骨転移巣が判明した。疼痛に対して消炎鎮痛薬を処方された。その後も疼痛が増悪し、呼吸困難が出現したため、昨日の外来受診時にオピオイドの処方が追加された。昨夕からオピオイドの内服を開始したが、吐き気が出現し食物を嘔吐したため、家族に伴われて来院した。頭痛や腹痛はないという。
  • 既往歴: 65歳時から高血圧症脂質異常症とで治療中。
  • 生活歴:喫煙は20本/日を57年間。 1年前の手術時から禁煙している。
  • 家族歴 :兄が肺癌のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長168cm、体重57kg。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧128/72 mmHg。呼吸数20/分。 SpO2 93 %(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。咽頭に異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。圧痛を認めない。腸雑音は低下している。背部と右肋骨部とに圧痛を認める。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球402万、Hb11.9g/dL、 Ht36%、白血球9,300、血小板39万。血液生化学所見:アルブミン 3.2g/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、 AST 28IU/L、 ALT 26IU/L、 LD 421IU/L(基準176-353)、 ALP 403IU/L(基準115-359)、アミラーゼ 150IU/L(基準37-160)、CK 42IU/L(基準30-140)、 Na 131mEq/L、 K 4.4mEq/L、 Cl 97mEq/L、 Ca 9.7mg/dL、 P 2.5mg/dL。 CRP 3.4mg/dL。胸部エックス線写真で浸潤影を認めない。腹部立位エックス線写真ではガス像がやや多いが、鏡面形成を認めない。
  • この患者の骨転移による疼痛のコントロールに有効なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106H035]←[国試_106]→[106H037

乳癌」

  [★]

brest cancer (M), breast carcinoma
乳がん
carcinoma mammae
乳房男性乳癌

リスクファクター

エストロゲンの暴露の期間と正の相関
  • 高リスク:早い初潮、遅い閉経、出産・授乳の経験がない、初産が遅い、閉経後の肥満
  • 低リスク:初産が早い、複数の出産を経ている

組織型

乳癌
 非浸潤癌(10%)
  非浸潤性乳管癌
  非浸潤性小葉癌
 浸潤癌(90%)
  通常型(浸潤性乳管癌)(大多数を占める)
   乳頭線管癌:腺腔形成を伴い乳頭状増殖 or 面皰癌
   充実腺管癌:充実性の髄様/小腺管様構造を呈す
   硬癌(前乳癌の25-30%を占める):浸潤性発育、間質の著明な増殖。リンパ行性転移多い。予後比較的不良。
  特殊型
   粘液癌
   髄様癌:間質にリンパ球浸潤を伴う。予後は比較的良好
   浸潤性小葉癌:両側性の頻度が高い。
   腺様嚢胞癌
   扁平上皮癌
   紡錘細胞癌
   アポクリン癌
   骨・軟骨化生を伴う癌
   管状癌
   分泌癌
   浸潤性微小乳頭癌
   器質産生癌
   その他
 Paget病:乳管癌の上皮内進展により乳頭に湿疹~びらんが認められる。表皮の基底層に明るい胞体の大型Paget細胞を認める。予後良好

検査

  • マンモグラフィ:濃淡不均一な腫瘤陰影。辺縁の放射状棘状影
  • 超音波エコー検査:不整腫瘤
[show details]

治療

  • 外科手術
  • 遠隔転移例の治療:ホルモン療法、化学療法、放射線療法など。

術式

  • 乳房温存手術
  • 腫瘤摘出術
  • 乳房円状部分切除術
  • 乳房扇状部分切除術
  • 胸筋温存乳房切除術
  • 胸筋合併乳房切除術

進展の特徴

  • 進行が比較的遅い。stage Iなら5年生存率90%以上
  • 微小転移しやすい

進展形式

  • 直接浸潤
  • 血行性転移
  • リンパ行性転移

転移

  • 肺(33%)、骨(骨転移)(26%)、皮膚・胸壁(19%)、肝臓(8%)、脳(3%)

ガイドライン

  • 1. 乳癌 癌診療ガイドライン - 日本癌治療学会
[display]http://jsco-cpg.jp/item/16/index.html

参考

  • 1. 乳がんができやすい部位 乳癌の好発部位
[display]http://www.bms.co.jp/nyugan/info/02_03_01.html




100Cases 58」

  [★]

63歳 女性
主訴口渇頻尿
来院のきっかけ:(GPから)多尿精査のために泌尿器科医に紹介された。
症状
 (主訴にまつわる症状)
 ・多尿:(発症時期)4週間前。(発症様式)突然。(頻度)一晩に5回排尿
 (主訴以外の症状)
 ・全身倦怠感:3ヶ月間体中調子悪い。
背部痛
 ・体重減少:3ヶ月前から3kg体重減少
 ・頭痛悪心:朝に悪心持続する前頭部頭痛。(増悪因子)臥床咳嗽
既往症:8年前、乳癌のために乳房切断術放射線照射をうけた。
職業歴:市に公務員に勤めていたが、現在退職している。
嗜好歴:喫煙歴無し。飲酒は10 units/week
服薬歴:なし
身体所見 examination
全身:やせている。筋肉萎縮(muscles are wasted)。
循環器系脈拍 72 /分、血圧 120/84 mmHg頚静脈怒張なし。I, II音に亢進減弱無く、過剰心音雑音を認めない。
四肢浮腫なし
呼吸器系腹部神経系に異常所見なし。
眼:眼底乳頭浮腫を認める。
検査所見 investigations
高値Ca(軽度高値)、アルカリホスファターゼ
尿検査蛋白(-)、血尿(-)
frequency n.頻尿
pass urine 排尿する
servant n. 公務員
mastectomy 乳房切断術
乳癌が脳に転移し、視床下部浸潤圧迫尿崩症を来している。頭痛悪心頭蓋内圧によるもので、眼底の乳頭浮腫はこれを指示している。また、朝の頭痛頭蓋内圧亢進症に特徴的らしい。また、咳や体位により増悪するのも頭蓋内圧亢進によるものということを支持している。背部痛があるので、胸椎から腰椎骨転移しており、骨破壊によりCa, AlP上昇を来していると理解される。
尿崩症尿比重血液検査
頭蓋内圧亢進症:頭部MRI。利尿剤によって頭痛が軽快するか検査
骨転移胸部or腰部MRI。ガリウムシンチグラフィーで全身転移巣を精査


神経芽細胞腫の骨転移」

  [★]

bone metastasis of  neuroblastoma


転移」

  [★]

腫瘍の転移

metastasis
metastatic potentialskip metastasismetastatic disease


原発 転移
リンパ節が最多。肝臓、胸膜、対側肺、副腎、心膜、骨(肋骨、椎骨)、大脳(圧迫症状出現)
遠隔転移:肺内>骨>脳>肝>副腎
小細胞癌が最も転移しやすい。
分化型:血行性に肝臓、未分化型:腹膜播種
大腸 肝臓、肺
卵巣 腹腔内播種、リンパ性転移(後腹膜)。血行性は希
腎臓 肺>骨>肝。副腎もありうる。能は多くない。
骨肉腫 肺>骨
発見時に10-20%の症例で肺転移。
  • 転移性脳腫瘍は原発巣が肺であることが最も多い、らしい。
  • 転移性の硬膜外腫瘍は原発巣が肺癌>乳癌>リンパ腫



精神医学

transference
感情転移

分子遺伝学の転移(トランスポゾン)

transposition





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