食道腫瘍

出典: meddic

esophageal tumoresophageal neoplasm
食道癌食道新生物

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和文文献

  • 教育セミナー 頭頸部・食道腫瘍におけるPET/CTの使い方
  • 村上 康二
  • 日本気管食道科学会会報 = The journal of the Japan Broncho-Esophagological Society 65(2), 199-202, 2014
  • NAID 40020070409
  • 粘膜切開直視下生検が診断に寄与したびまん性の石灰化を伴う食道平滑筋腫の1例
  • 辻 国広,竹村 健一,吉田 尚弘,辻 重継,山田 真也,津山 翔,車谷 宏,土山 寿志
  • 日本消化器内視鏡学会雑誌 56(8), 2373-2378, 2014
  • 症例は75歳男性.近医の上部消化管内視鏡検査で食道粘膜下腫瘍を指摘され,当院に紹介された.本人の自覚症状はなく,内視鏡検査では切歯から28cmの食道前壁側に馬蹄型の粘膜下腫瘍を認め,胸部造影CT検査では同部位と一致して34×18mm大の石灰化した病変を認めた.上記に対して粘膜切開直視下生検を行い,病理組織所見より食道平滑筋腫と診断した.無症状で腫瘍径も大きくないことから,現在無治療経過観察中である …
  • NAID 130004685622
  • 頭頸部・食道腫瘍におけるPET/CTの使い方
  • 村上 康二
  • 日本気管食道科学会会報 65(2), 199-202, 2014
  • NAID 130004470457

関連リンク

診断する情報の一部ともなる検査には、食道内視鏡検査や食道造影などが行われます。 食道造影はバリウムを内服して行われます。 造影検査では腫瘍の状態を予想することはできますが、それ以上の診断は難しいとされています。
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食道良性腫瘍 - 食道・胃腸の病気(食道) 食道良性腫瘍の主な症状 食道にできる良性の腫瘍(シュヨウ)に、食道平滑筋腫(ショクドウヘイカツキンシュ)という病気があります。粘膜下腫瘍(ネンマクカシュヨウ)と言って、粘膜 ...

関連画像

食道の粘膜下腫瘍について!食道上皮内腫瘍(と思う)写真 食道 の 非 上皮 性 腫瘍 で  17 さまざまな食道非上皮性腫瘍 医歯学総合研究科 腫瘍制御学扁平上皮癌(食道): 腫瘍


★リンクテーブル★
先読み食道癌
国試過去問098A010
リンク元経食道心エコー」「esophageal neoplasm」「食道新生物」「esophageal tumor
関連記事食道」「腫瘍

食道癌」

  [★]

esophageal cancer, esophageal carcinoma, cancer of the esophagus, carcinoma of the esophagus
食道

疫学

  • 罹患率、死亡率共に男性の方が多い。
  • 40歳後半より増加。60歳以上で多い(参考2)。増加の程度は男性の方が急増。
  • 死亡率:漸減傾向
  • 罹患率:(男性)増加傾向、(女性)変動なし。

危険因子

  • 低栄養(動物性蛋白質の不足?微量元素欠乏?)、喫煙、飲酒、喫煙と飲酒(相乗効果がある。1日20本以上かつ3合以上)
  • 食道アカラシア、腐食性食道狭窄、バレット食道

病期分類

早期癌・表在癌・進行癌

  • 早期癌:深達度が粘膜内に限局。リンパ節転移の有無を問わない。
  • 表在癌:深逹度が粘膜下層までに限局。リンパ節転移の有無は問わない。
  • 進行癌:固有筋層以降

TMN分類

日本食道学会:食道癌取り扱い規約 第10版補訂版を一部改変 SSUR.455,457
  • 壁深達度(T)
  • TX:原発腫瘍の評価が不可能
  • T0:原発腫瘍を認めない
  • T1:
  • T1a:腫瘍が粘膜内にとどまる
  • T1a-EP:腫瘍が粘膜上皮にとどまる(Tis)(M1)  EP = epithelium
  • T1a-LPM:腫瘍が粘膜固有層にとどまる(M2)  LPM = lamina propia mucosae
  • T1a-MM:腫瘍が粘膜筋板にとどまる(M3)  MM = muscularis mucosae
  • T1b:腫瘍が粘膜下層にとどまる(SM)
  • SM1:粘膜下層を三等分し、上1/3にとどまる
  • SM2:粘膜下層を三等分し、上2/3にとどまる
  • SM3:粘膜下層を三等分し、上3/3にとどまる
  • T2:腫瘍が固有筋層に浸潤している(SM)
  • T3:腫瘍が食道外膜に浸潤(AD)
  • T4:腫瘍が隣接臓器に浸潤(AI)
  • 所属リンパ節(N)
  • NX:所属リンパ節の評価が不可能
  • N0:所属リンパ節に転移を認めない
  • N1:第1群リンパ節まで転移を認める
  • N2:第2群リンパ節まで転移を認める
  • N3:第3群リンパ節まで転移を認める
  • N4:第3群リンパ節より遠位に転移を認める
  • 遠隔転移(M)
  • MX:遠隔転移の評価が不可能
  • M0:遠隔転移を認めない
  • M1:遠隔転移あり

進行度

日本食堂学会:食道癌取り扱い規約 第10版補訂版, SSUR.455
壁深達度\転移 N0 N1 N2 N3 N4 M1
T0,T1a 0 I II III IVa IVb
T1b I II
T2 II III
T3 III
T4 III IVa

病態

好発部位

日本
  • 50-60%:胸部中部食道
  • 20-25%:胸部下部食道
  • 10%  :胸部上部食道
  • 5-6% :頚部食道
欧米で増加している食道腺癌の好発部位:下部食道

進展様式

  • 直接浸潤
  • リンパ行性転移:早期からリンパ節転移しやすい。
  • 癌腫が粘膜下層にとどまるT1bで30-40%の例で転移。(SSUR.455)
m3・sm1ではリンパ節転移が10%の例で見られる。(出典不明)   ⇔ m1・m2ではリンパ節転移を考えなくても良く、内視鏡的粘膜切除術(EMR)の絶対適応となる。
sm2・sm4ではリンパ節転移が約半数の例で見られる。(出典不明)
  • その他

病理

  • 日本では扁平上皮癌が中部食道に多い、欧米では腺癌が下部食道に多い。

肉眼分類の傾向

  • 早期癌:0-IIc(表在陥凹型)
  • 進行癌:2型(潰瘍限局型)・3型(潰瘍浸潤型)

症状

  • 胸骨後方の軽い痛み、不快感、嚥下時のつかえ感、しみる感じ

検査

  • 腫瘍マーカー:
(食道扁平上皮癌)SCC, CYFRA21-1 , CEA (参考3)
(食道腺癌)CEA, CA19-9 (参考3)

診断

治療

内視鏡的切除

  • 内視鏡的切除の適応:(ガイドライン1)
  • 絶対適応:
  • 壁深達度:T1a-EP(粘膜上皮),LPM(粘膜固有層))であること(リンパ節転移がまれなため)で、周在性2/3以下のもの(全周性に粘膜切除した場合、瘢痕狭窄のおそれ)
  • 相対適応:(1) or (2)
  • (1) T1a-MM(粘膜筋板), T1b-SM1(<粘膜下組織200um)で、かつリンパ節転移がない
  • (2) 周在性2/3以上の病変。 

術式

手術療法

予後

  • 手術後の在院死亡率3-4%。これは消化器癌手術の中で最も手術リスクが高い。(SSUR.464)
  • 全切除全症例の5年生存率は36%(1988-1999年)。3領域リンパ節郭清例の5年生存率は約50%。(SSUR.464)

ガイドライン

  • 1. 食道がんガイドライン - Minds
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0053/1/0053_G0000152_GL.html
  • 2. 食道癌 - 放射線治療計画ガイドライン・2008
[display]http://www.kkr-smc.com/rad/guideline/2008/esophagus.pdf

参考

  • 1. 食道がん:[がん情報サービス]
[display]http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/esophagus.html
  • 2. 年齢階級別がん罹患率[食道2005] - 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター
[display]http://ganjoho.jp/resources/graph_database/images_20110111/OSV0072_04_2005.jpg
  • 3. 食道癌 - コンセンサス癌治療
http://www.cancertherapy.jp/tm/2007_summer/04.html

uptodate

  • 1. [charged] 食道癌の診断および病期分類 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 食道癌の疫学、病理生物学、および臨床症状 - uptodate [2]

国試





098A010」

  [★]

  • 50歳の男性。1週前から嗄声が出現したため来院した。
  • 発声時の咽頭所見および吸気時と呼気時との喉頭ファイバースコープ所見を以下に示す。
  • 考えられる疾患はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098A009]←[国試_098]→[098A011

経食道心エコー」

  [★]

transesophageal echocardiography, trans-esophageal echocardiography, TEE
経食道心エコー法経食道心エコー検査
経食道心エコー図, 経食道心エコー像, transesophageal echocardiogram
心エコー

適応

  • 解離性大動脈の術前診断、左房内血栓の検索などに有用

禁忌

参考1
  • 食道疾患
  • 胃疾患
  • [[上部消化管出血(3カ月以内)
  • [[最近の胃手術後(3カ月以内)
(相対的禁忌)

参考

  • 1. Anet 術中TEEの適応
[display]http://www.maruishi-pharm.co.jp/med/libraries_ane/anet/pdf/31/31spe_2.pdf
  • 2.
[display]http://suuchan.net/note/Chapter-041401.html
  • 3. 経食道エコー(超音波)検査 説明・同意書
[display]http://www.jcc.gr.jp/navy/ic/tuh-008.pdf



esophageal neoplasm」

  [★]

食道腫瘍食道新生物

cancer of the esophagusesophageal canceresophageal tumor


食道新生物」

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esophageal neoplasm
食道腫瘍


esophageal tumor」

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食道腫瘍

esophageal neoplasm

食道」

  [★]

esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



腫瘍」

  [★]

tumor
新生物 neoplasm new growth NG


分類(EPT.65)

悪性度

細胞と間質の割合

発生学的由来

  • 上皮性腫瘍
  • 外胚葉性、中胚葉性、内胚葉性
  • 非上皮性腫瘍
  • 間質由来(中胚葉性)

組織学的分類

上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

非上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

臓器別分類

外陰部(女性)

子宮

卵巣

  • 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
  • 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
  • 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors

腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294



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