貫壁性心筋梗塞

出典: meddic

transmural myocardial infarction
貫壁性梗塞 transmural infarction transmural infarcts
非貫壁性梗塞



UpToDate Contents

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和文文献

  • 有意狭窄を有さない対角枝を責任血管とする非貫壁性心筋梗塞で心穿孔を来たした一例(第196回日本循環器学会関東甲信越地方会)
  • 小高 恵理香,郡司 一恵,金子 雅史,石下 章子,松丸 剛,林 雅道,小金井 博士,永松 仁,田中 博之,上田 哲郎,二宮 幹雄,大塚 俊哉
  • Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 69(Supplement_III), 922, 2005-10-20
  • NAID 110004050898
  • BNPの著明な高値が持続した高齢者陳旧性心筋梗塞患者  (高齢者のBNPについての考察も加えて)
  • 西田 典数,芦田 耕三,光延 文裕,保崎 泰弘,柘野 浩史,岡本 誠,永田 拓也,横井 正,中井 睦郎,槇野 博史,谷崎 勝朗
  • 岡大三朝医療センター研究報告 73, 64-71, 2003-02-01
  • … 軽度の上昇を認めた.BNPの著明な高値持続は,陳旧性心筋梗塞後の心臓機能障害や左室肥大,僧帽弁閉頚不全等による慢性心不全・心負荷のための心筋でのBNP合成・分泌元進の他に,新たな小梗塞(非貫壁性心筋梗塞)や持続する無症候性の心筋虚血による心筋でのBNP合成・分泌亢進,高齢によるBNPクリアランスの低下と分泌の持続的亢進,慢性腎機能障害によるBNPクリアランスの低下,心筋障害後の心筋再構築(リモデ …
  • NAID 120002308534

関連リンク

③陳旧性心筋梗塞(old myocardial infarction; OMI)⇒発症1か月以上 梗塞範囲による分類 ①貫壁性 梗塞⇒心筋壊死が心内膜から心外膜まで全層性に及ぶもの ②非貫壁性梗塞⇒心筋壊死が心内膜側に限局するもの 病態 ①粥腫破綻 ...
壁運動異常が陳旧性心筋梗塞 によるものか、急性心筋梗塞によるものか、一過性虚血によるものかの区別は不可能 ... Q波梗塞: 典型的な貫壁性梗塞。心内膜下梗塞もありえる 非Q波梗塞: ST上昇ならば心内膜下梗塞か貫壁性ST ...

関連画像

aVFでSがRより深ければ左軸偏位領域 の 急性 心筋梗塞 は 貫 壁 貫壁性虚血


★リンクテーブル★
先読み非貫壁性梗塞
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非貫壁性梗塞」

  [★] 非貫壁性心筋梗塞


心筋梗塞」

  [★]

myocardial infarct, MI (M), myocardial infarction
postmyocardial infarction心筋梗塞の心電図冠状動脈

定義

  • 冠循環障害による心筋壊死

原因

  • 血栓の塞栓(冠状動脈粥状硬化巣の破綻、心房細動、心内膜炎、弁膜症)
  • 血管炎、解離性動脈瘤、川崎病

リスクファクター

  • 高脂血症、肥満、糖尿病

分類

時間

筋層の梗塞の深さ

  • 貫壁性心筋梗塞
  • 非貫壁性心筋梗塞

梗塞部位による分類

重症度

STEMI患者における血圧と脈拍(HIM.1533)

  • ST上昇心筋梗塞(STEMI)を起こした患者の多くは、最初の1時間以内では正常な血圧と脈拍を示す。
  • 前壁梗塞を起こした患者の1/4は頻脈と高血圧
  • 下壁梗塞を起こした患者の1/2は徐脈と低血圧

急性心筋梗塞と房室ブロック (HIM.1420)

  • 前壁梗塞より下壁梗塞で2度以上の房室ブロックがよく起こる。下壁梗塞でのブロックの程度は、房室結節の中でより安定で狭い補充調律である傾向にある。これにたいし、前壁梗塞は房室結節複合の遠位、ヒス束、索枝(bundle branch)での房室ブロックと関連しており、広いQRS複合、不安定な補充律動、および高い死亡率を伴う悪い予後に終わる。

検査

心電図

QB CBR vol.3 p.201 I II III aVR aVL aVF V1 V2 V3 V4 V5 V6 冠動脈
前壁中隔 V1-4                 LAD
側壁 I,aVL,V5-6                 LCX
下壁 II,III,aVF                   RCA
後壁 V1(↑R)                        
aVRは正常心電図では幅広いQ波を呈する
 
PHD. 102 I II III aVR aVL aVF V1 V2 V3 V4 V5 V6 冠動脈
下壁 II,III,aVF                   RCA
前壁中隔 V1-V2                     LAD
前壁心尖 V3-V4                     LAD(distal)
前壁側壁 I,aVL,V5-6                 LCX
後壁 V1,V2(↑R)                     RCA
  • 心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.131も参考に

心電図の異常波形と時間経過

PHD.105
  hyper
acute
acute hours day 1-2 days later weeks later
  心筋虚血 心筋壊死      
ST   ST上昇 ST上昇 ST上昇 ST正常化 ST正常
T T波増高 T波増高 T波増高  陰性T T正常
R     ↓R振幅
Q     異常Q出始め 異常Q深くなる 異常Q

心電図の異常波形と時間経過 QB CBT vol3.237

  • 1. 発症直後よりT波の増高(超急性期T波)とSTの上昇が見られる
  • 2. 発症後1-数時間を経過すると貫壁性の心筋壊死が生じ、異常Q波が出現し始める
  • 3. 数日後よりSTは基線に戻り始め、T波の陰転が始まる。およそ1週間後にはSTは基線に戻り、陰性T波(冠性T波)が完成する。この時期になってもST上昇が持続する場合には心室瘤の形成が危惧される。
→also see心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.169-170


心エコー

  • 局所的壁運動低下、心膜液の出現

胸部単純X線

  • 心拡大、肺うっ血

血液検査

  • CK:上昇
  • CK-MB:上昇
  • AST:上昇
  • ALT:正常
  • LDH:上昇
  • 白血球:上昇
  • ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP):上昇
  • ミオグロビン:上昇
  • 心筋トロポニンT:上昇
  • 心筋トロポニンI:上昇


治療

ガイドライン

  • 1. 急性心筋梗塞(ST上昇型)の診療に関するガイドライン
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_takano_h.pdf

国試




心筋」

  [★]

cardiac muscle (K), heart muscle, myocard cardiac muscle, myocardium
心筋の活動電位横紋筋筋肉
筋小胞体が発達していない

心筋の酸素消費量 (SPC.226)

(tension-time index)=左心室内圧曲線収縮期相の面積(mmHg/s)×心拍数
(doble product)∝(tension-time index)

心筋の筋収縮

  • 1. 骨格筋細胞と違い心筋細胞は介在板を有しており、介在板近傍に存在するギャップ結合によって活動電位が伝播する。
  • 2. ギャップジャンクションを通じて活動電位が伝播すると、心筋細胞膜上の電位依存性Na+チャネルが開き、脱分極が筋細胞全体に広がる。
  • 3. 脱分極はT細管(横行管)に伝わり、T細管に存在する電位依存性のタンパク質の構造を変化させ、筋小胞体上のCa2+放出チャネルを開く。
  • 4. さらに少し遅れてCa2+/Na+チャネルが長時間開口し、細胞内に多量のCa2+/Na+を取り込む。
  • 5. 心筋細胞のT細管は細胞外部に開口しており、Ca2+の取り込みが容易になっている。
  • 6. このようにして、細胞外と筋小胞体中のCa2+が細胞質に拡散する。
  • 7. ここで、筋収縮に関わるアクチンフィラメントにトロポミオシンとトロポニンが結合し、収縮開始を妨げているが、Ca2+がトロポニンに結合すると、トロポミオシンがアクチンフィラメント上で場所を変える。
  • 8. この結果、トロポミオシンが覆い隠していたアクチンフィラメントのミオシン結合部位が露出する。
  • 9. ミオシンはATPの加水分解のエネルギーを使って、アクチンフィラメントに結合できる構造をとり、アクチンに結合する。
  • 10. ミオシンがアクチンフィラメントで首振り運動をすることで筋収縮が起こる。


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




梗塞」

  [★]

infarct, infarction
infarctus
虚血性壊死
心筋梗塞 myocardial infarction





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