血管迷走神経反射

出典: meddic

vasovagal reflex, VVR
血管迷走神経失神



UpToDate Contents

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和文文献

  • 運動負荷と採血時に血管迷走神経反射が誘発されためまい症例
  • 正木 義男
  • Equilibrium research 69(3), 134-140, 2010-06-01
  • The vasovagal reflex (VVR) is a reflex reaction in which abnormal autonomic system activity may be involved, and it has been known as a cause of dizziness and syncope following standing up quickly, dr …
  • NAID 10026700827
  • 血管迷走神経反射性失神 (エラーや有害事象が起きても必ず生還させよう 院内救急対応マニュアル--有害事象発生時の緊急処置)
  • 入江 仁,児玉 貴光
  • 医療の質・安全学会誌 5(4), 344-346, 2010
  • NAID 40017429529

関連リンク

2010年3月9日 ... 血管迷走神経反射. 概念 †. 全身の血管床の拡張による有効循環血液量の低下に起因 する; 注射や外傷などによる疼痛、恐怖・不安などの精神的動揺により誘発される. ↑. 症状 †. 顔面蒼白、冷汗、悪心; 欠伸、深呼吸、徐脈; 血圧低下、失神 ...
3.1 心血管性失神; 3.2 起立性失神; 3.3 血管迷走神経反射性失神; 3.4 薬剤性失神. 4 主な ... この時に重要視する失神の原因は大きく分けると4つであり、心血管性失神、 起立性失神(特に出血、脱水、貧血)、血管迷走神経反射性失神、薬剤性失神である。

関連画像

この現象、「血管迷走神経反射 初めて「意識を失う」という 血液循環での神経支配.求心性迷走神経活動は低下 迷走神経 刺激 top 迷走神経 採血時に血管迷走神経反射


★リンクテーブル★
先読み血管迷走神経失神
リンク元失神」「血液外傷恐怖症」「VVR」「vasovagal reflex
関連記事迷走神経」「血管」「反射」「神経」「迷走

血管迷走神経失神」

  [★]

vasovagal syncope
血管抑制性失神神経反射性失神


失神」

  [★]

syncope, faint


定義

  • 1. 発作的に起こる脳の血流低下による一過性意識消失
  • 2.
  • 一過性の意識消失の結果、姿勢が保持できなくなり、かつ自然に、また完全に意識の回復が見られること(失神の診断・治療ガイドライン)
  • 発症は比較的速やかであり、意識は多くの場合速やかに回復する。「意識障害」のうちで、特異な臨床像を持った1 つの症候である。(失神の診断・治療ガイドライン)
  • 3. 元来、一過性の全脳虚血による一時的な意識消失で、かつ数秒から数分で意識を回復する物を指していたが、現在ではあいまい、より広義となっている。例えば、てんかん発作、低血糖、過換気、一過性脳虚血発作を含んでいる。(IMD.241) ← ホント?誰かが誤用しつづけているだけなんちゃうか?

症状

  • 眼前暗黒感、めまい感、悪心などの前駆症状に引き続き、顔面が蒼白となり、ついに意識が消失

意識消失までの時間経過と症状

  • 脳への血流停止が5-10秒程度で失神、10秒前後で筋弛緩・尿失禁、15秒以上で痙攣を生じる、らしい(参考2)  ← 根拠となる文献を調査中

原因

救急での覚え方
  • SYNCOPE
QB.C345
  • 起立性低血圧
  • 局所的脳血流低下:subclavian steal症候群
  • 血管迷走神経反射
  • 循環血液量の一過性の低下:胸腔内圧の上昇(排尿、咳嗽)
  • 過換気症候群:過換気による動脈血炭酸ガス分圧の低下 → 脳血管収縮 → 脳血流が減少


研修医当直御法度 症例帳 p.36
    (%)
1 血管迷走神経性失神 39.5
2 体位性低血圧による失神 7.6
3 心血管性失神 4.1
4 目撃者なしの痙攣 8.8
5 低血糖 1.8
6 ヒステリー 0.6
7 原因不明 37.6

参考

  • 1. 失神の診断・治療ガイドライン(2007)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_inoue_h.pdf
  • 2. 失神 国立療養所西札幌病院循環器科 別役徹生
http://www.aurora-net.or.jp/life/heart/saizensen/86/index.html


血液外傷恐怖症」

  [★]

blood-injury phobia
血管迷走神経反射、blood-injection-injury type phobia


VVR」

  [★] 血管迷走神経反射 vasovagal reflex

vasovagal reflex」

  [★] 血管迷走神経反射 VVR

迷走神経」

  [★]

vagus nerve (KL,N,M), vagal nerve (B)
nervus vagus
第10脳神経 第X脳神経 第十脳神経 cranial nerve X CNX CN X, the tenth cranial nerve tenth cranial nerve
脳神経



一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
          脳神経Xの上神経節           頚静脈孔 耳介、外耳道、後頭蓋窩からの感覚
          脳神経Xの上神経節           舌底、咽頭、喉頭、器官、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
          脳神経Xの下神経節           喉頭蓋と口蓋の味覚
                  内臓近傍のニューロン 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)
                    支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋

由来

  • 延髄のオリーブの後側 (KL.652)

支配

  • 臓性感覚性
    • 舌底、咽頭、喉頭、気管、気管支、心臓、食道、胃、腸の臓性感覚
  • 特殊感覚性
    • 喉頭蓋と口蓋の味覚
  • 臓性運動性
    • 副交感神経:平滑筋(気管、気管支、消化管)、心筋(心臓)(M)
  • 鰓弓運動性
    • 嚥下・発声・構音に関与 (KL.654)
    • 支配筋:咽頭収縮筋、口蓋帆張筋を除く口蓋の筋、食道上2/3の横紋筋 (M)

走行

  • 頭部
    • 後頭蓋窩から頚静脈孔を通って頭蓋腔の外に出る(KL.321)
  • 頚部
    • 咽頭の左右両側で内頚動脈・総頚動脈の後外側に沿って(頚動脈鞘に包まれている)真っ直ぐに下行し、鎖骨下動脈の前を走って胸腔にはいる(KL.321)
    • 右迷走神経は右反回神経を分枝し、この枝は右鎖骨下動脈の腹側から背側に回り込む。
  • 胸部
    • 左迷走神経は大動脈弓の前を走って、肺根の後側を下行する(KL.321)
    • 左迷走神経は左反回神経を分枝し、この枝は動脈索の左側で大動脈弓の腹側から背側に回り込む。
    • 右迷走神経は肺根の後側を下行する(KL.321)
    • ここまで下行しながら細かく分枝し、肺神経叢と心臓神経叢を作っている
    • 食道に沿って下行し、食道の周囲で食道神経叢を作る(KL.321)
    • 食道の前と後ろで前迷走神経幹と後迷走神経幹を作る(KL.321)
    • 右迷走神経が後迷走神経幹、左迷走神経が前迷走神経幹を、主に作っている気がする (N.205をみるとそう思える)
    • 食道と共に食道裂孔を通って腹腔に達する
  • 腹部
    • 腹腔にはいると腹腔神経叢に加わり、交感神経と共に腹部の臓器に達する(KL.321)


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


臨床関連

  • 迷走神経の障害 (M.612)
    • 咽頭枝:嚥下障害
    • 上喉頭神経:咽頭上部の感覚脱出、輪状甲状筋の麻痺



血管」

  [★]

blood vessel, blood vessels
  • 図:M.28

構造

  • 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
  • 基底板
  • 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
  • 内弾性板
  • 結合組織に移行

動脈 内膜 中膜 外膜
弾性血管 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
不完全な内弾性板
40-70層の有窓性弾性板
弾性板の間に存在する平滑筋細胞
薄い弾性板
外半分には脈管栄養細胞が分布
線維・弾性結合組織
脈管栄養血管
リンパ管
神経細胞
筋性動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞膠原線維)
厚い内弾性板
40層に及ぶ平滑筋細胞層
厚い外弾性板
薄い線維・弾性結合組織
脈管栄養血管は著明でない
リンパ管
神経線維
細動脈 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む)
基底板
内皮下層:目立たない
内弾性板はなく、弾性線維がある
1-2層の平滑筋細胞 疎性結合組織
神経線維

分類



反射」

  [★]

reflex
反射の一覧

反射中枢の存在レベルによる分類

構成要素からの分類

cf.原始反射

原始反射

  • 生命維持のためにする反射
  • 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。

原始反射の例

  • 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
  • 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
  • モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
  • バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。

参考(読んでおく)

[反射]





神経」

  [★]

nerve
nervus
ニューロン


解剖で分類

情報で分類

機能で分類


迷走」

  [★]

aberration
異常異常性逸脱収差




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