肋骨脊柱角叩打痛

出典: meddic

CVA knock pain, costovertebral angle knock pain
CVA叩打痛
腎臓肋骨脊柱角


和文文献

  • 腎・泌尿器系
  • 鈴木 洋通
  • 日本内科学会雑誌 89(12), 2465-2468, 2000-12-10
  • 腎臓は身体所見から重要な情報が得られることは他の循環器や消化器疾患と比してそれほど多くない.しかし,触診で腎臓の大きさの見当をつけたり,また痛みの有無を確認することは大切である.さらに,膀胱や前立腺では触診が重要であり,内科医でもそれらをおこなうことを怠ってはいけない.とくに前立腺では触診により単なる前立腺肥大であるかあるいは前立腺癌であるか比較的容易に診断がつけられる.聴診では腎血管性高血圧を見 …
  • NAID 10005521349

関連リンク

腎臓の痛み. いわゆる腎疝痛(じんせんつう)で、刺すような痛みが周期的にくり返し襲っ てきます。尿管結石のときにしばしばみられます。背中の肋骨と脊椎(せきつい)が三角 に交わる三角部をたたくと響きます。これを肋骨脊柱角叩打痛(こうだつう)と呼びます。
急性の場合は悪寒戦慄、高熱(39度~40度)から悪心、嘔吐、全身倦怠感、局所症状 では腎部痛、背部痛、腎部圧痛、腰痛などを訴えます。特徴的部位では肋骨脊椎角 costovertebral angle;CVAに痛み(圧痛)を生じさせる肋骨脊椎角叩打痛CVA ...

関連画像

 叩打痛(こうだつう) が腎 梗塞 b モード で の 指摘 は 腎疝痛は身の置きどころがなく


★リンクテーブル★
先読み腎臓
国試過去問110C030」「101E001」「103B054」「111F006」「107H009
リンク元CVA叩打痛
関連記事肋骨」「肋骨脊柱角」「脊柱」「打痛」「叩打

腎臓」

  [★]

kidney
ren
腎機能








  • 図:N.265(水平断,上部) N.320(背面) N.332(水平断)
  • 図:Z.92、M.173(体表解剖)、N.321,322

解剖

大きさ

  • 長さ:11cm
  • 幅:4-5cm
  • 厚み:2-3cm

重量

  • 115-170g(PT.461), 160g(♂)/140g(♀)(KL.395)

血管尿管との関係

  • 腎臓を内側から見るとき、腹側から静脈動脈尿管の順に並んでいる

位置

  • 腹腔の後壁で、脊椎の両側にある(PT.461)
  • 右腎:T11-L2椎体、左腎:T12-L3椎体 (M.173)。T12-L3椎体。右腎は左腎より約1.5cm低位 (KL.395)
  • 両方の腎も幽門平面を貫くが、右腎は腎の上方で貫いている (M.173)
  • 尋問は中面より5cm離れた場所にある (M.173)
    • 腸骨稜の高いところを通る矢状面を貫く。この面は第12肋骨の先端をかすめる (M.173)
  • 腎臓の背側側は上方では横隔膜を挟む。さらにその下層では第11胸神経、肋下神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経が下外側に走行している (M.173)

血管

  • 腎動脈前枝
  • 上区動脈
  • 上前区動脈
  • 下前区動脈
  • 前区動脈
  • 下区動脈
  • 腎動脈後枝
  • 後区動脈
それぞれから以下の通りに分岐する

部位名

生理

機能 (SP.776 2007年度後期生理学授業プリント)

  • 1. 代謝により生じた老廃物の濾過・排出
  • 1-1. 酸の排泄
  • リン酸の排泄
  • NH4+の分泌
  • 重炭酸イオンの分泌
尿中酸総排泄量 = 滴定酸(リン酸, 硫酸など) + NH4+ - HCO3-(重炭酸イオンの再吸収)
  • 1-2. 尿素・尿酸・クレアチニンの排泄
  • 1-3. 異物の排泄
肝臓でP450やグルクロン酸抱合された解毒物の排泄
  • 2. 体液恒常性の維持 (腎機能参照)
  • 体液のNa,Kなどの電解質濃度
  • 浸透圧
  • pH
  • 3-1. ビタミンD3
活性型ビタミンDの産生(腎小体で濾過したビタミンDを近位尿細管で再吸収し、活性型に転換して血中に戻す)
pO2↓→近位尿細管近傍の線維芽細胞が分泌~
赤血球を作る増殖因子
輸入細動脈顆粒細胞から分泌される
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最初に位置する
副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイド(アルドステロン)を放出させる & 血管の平滑筋を刺激して血圧を上昇させる。
  • 4. 代謝機能
糖新生

ホルモンによる調節

  • バソプレシン[視床下部後葉]により、遠位尿細管で水の再吸収が促進される
  • 鉱質コルチコイド(アルドステロン)[副腎皮質]により、遠位尿細管でのNa( H2O)の再吸収が促進される
  • 重炭酸イオン(HCO3-)の再吸収[近位尿細管、CO2が細胞内に拡散]
  • ナトリウムイオン(Na+)の再吸収[近位尿細管、遠位尿細管]
  • アンモニア(NH3)の排出[細胞外に拡散]
  • 水素イオンH+の排出[近位尿細管、遠位尿細管のNa+-H+交換輸送体]

神経による調節 (SP.784)

  • 交感神経により腎血流が調節されている
  • 弱い刺激:輸出細動脈が収縮→RPF↓、濾過圧↑→GFRほぼ不変
  • 強い刺激:輸入細動脈も収縮→RPF↓、GFR↓

尿の生成 (生理学実習1 実習テキストp.3)

  • 腎を流れる血流量 1L/min = 1440L/day
  • 原尿生成 0.1L/min = 160L/day
  • 尿生成 0.7-1.0ml/min = 1-1.5L/day


-kidney


110C030」

  [★]

  • 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
  • 23歳の女性。発熱を主訴に紹介されて来院した。
  • 現病歴:3日前の朝、38.2℃の発熱を認めた。市販の解熱鎮痛薬を内服すると、一時的に体温は37℃台前半まで解熱したが、数時間して再び38.5~40℃に上昇した。今朝からは、悪寒、戦慄を伴う40℃台の発熱が続いたため自宅近くの診療所を受診した。腰部が重苦しいが、頭痛、咽頭痛、鼻汁、咳嗽、胸痛、腹痛および下痢の症状はない。インフルエンザウイルス迅速抗原検査と胸部エックス線撮影で異常を認めなかった。発熱の原因精査のため同時に施行した尿検査と血液検査の結果を持参し、紹介されて受診した。
  • 既往歴:小児期にアトピー性皮膚炎。8歳時に中耳炎。
  • 生活歴:営業担当事務職員。両親と弟の4人暮らし。
  • 家族歴:10日前に弟が胃腸炎で3日間療養した。
  • 検査所見(持参したもの):尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血1+、白血球2+。赤沈 65mm/1時間。血液所見:赤血球 430万、Hb 13.5g/dL、Ht 40%、白血球 12,000(桿状核好中球 15%、分葉核好中球 60%、好酸球 1%、単球 6%、リンパ球 18%)、血小板 38万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 4.2g/dL、AST 28IU/L、ALT 35IU/L、LD 210IU/L(基準 176~353)、クレアチニン 0.7mg/dL、尿素窒素 14mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 6.5mg/dL。
  • 現症:意識は清明。身長 165cm、体重 46kg。体温 39.1℃。脈拍 96/分、整。血圧 106/60mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
  • この患者でみられる可能性が高い身体所見はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 110C029]←[国試_110]→[110C031

101E001」

  [★]

  • 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
  • 34歳の男性。急速に強くなった腹痛のため搬入された。
  • 現病歴: 昨日、夕食を午後8時に摂取した。午後11時ころに臍部を中心とした腹痛があり、最初は普通便、続いて水様便が始まり、夜間にも3回排便があった。妻もその頃から下痢を認めていた。今朝は朝食を摂取せず出社した。出社後、腹痛が周期性となり、血液の混じった粘液便を2回認めた。痛みのためうずくまっていたため、同僚が救急隊を要請した。
  • 既往歴: 特記すべきことはない。
  • 生活歴: 飲酒はビール1本を週に1回。喫煙はない。最近1年の海外渡航歴はない。
  • 現症: 意識は清明。顔貌は苦悶様。身長165cm、体重64kg。体温38.3℃。脈拍96/分、整。血圧106/80mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
  • この患者に予想される身体所見はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D050]←[国試_101]→[101E002

103B054」

  [★]

  • 次の文を読み、53~55の問いに答えよ。
  • 64歳の男性。発熱と排尿困難とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 2年前から夜間頻尿と尿線狭小とを自覚していたが、生活に 支障がないため放置していた。5日前から風邪をひいていた。2日前から 頻尿、排尿痛および排尿困難を認めた。昨晩から悪寒がある。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現 症 : 意識は清明。身長160cm、体重62kg。体温38.9℃。脈拍104/ 分、整。血圧 148/88mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。腹部超音波写真を以下に示す。


  • 診察でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103B053]←[国試_103]→[103B055

111F006」

  [★]

  • 身体診察の所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 111F005]←[国試_111]→[111F007

107H009」

  [★]

  • 人体の模式図(別冊No.2)を別に示す。打診によって肋骨脊柱角叩打痛を確認する部位はどれか。
  • a ①
  • b ②
  • c ③
  • d ④
  • e ⑤



[正答]


※国試ナビ4※ 107H008]←[国試_107]→[107H010

CVA叩打痛」

  [★] 肋骨脊柱角叩打痛


肋骨」

  [★]

rib, ribs
costae

発生学


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.




肋骨脊柱角」

  [★]

costovertebral angle, CVA
肋椎角肋骨脊椎角肋骨椎体角 rib-vertebral angle
肋骨脊柱角圧痛 costovertebral angle tenderness
[show details]
  • 腰椎と第12肋骨とに挟まれる左右一対の部位。

臨床関連

  • 肋骨脊柱角叩打痛


脊柱」

  [★]

vertebral column, spinal column, spine(これだけでも脊柱の意味をなす)
columna vertebralis
脊椎





打痛」

  [★]

knock pain, tapping tenderness, sensitivity to tapping
叩打痛


叩打」

  [★]

beating, taptapotement




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