耳性脳膿瘍

出典: meddic

otogenic brain abscess, brain abscess of aural origin
脳膿瘍


和文文献

  • 再手術を施行した乳突腔充填術予後不良例の手術所見
  • 中江 進,松井 雅裕,神谷 透
  • Otology Japan 20(5), 697-703, 2010-12-25
  • 1996年から2008年まで乳突腔充填術を併用して鼓室形成術を行ったのは207耳(充填材に骨パテを用いたものは97耳、耳介軟骨片を用いたものは110耳)であった。予後不良にて再手術を行ったのは12耳で、頭蓋内合併症例が2耳、炎症再燃例が4耳、真珠腫再発が6耳であった。頭蓋内合併症例は骨パテ充填と軟骨片充填が各1耳、炎症再燃例は骨パテ充填が1耳で軟骨片充填が3耳、真珠腫再発例は骨パテ充填と軟骨片充填 …
  • NAID 10027852136
  • 耳性脳膿瘍
  • 為野 仁輔,松波 達也,中江 進 [他],西村 泰彦
  • 耳鼻咽喉科臨床 100(11), 887-892, 2007-11-01
  • A case of otogenic brain abscess, secondary to cholesteatoma, is reported.Early diagnosis is very important for the treatment of otogenic brain abscess, which is a life-threatening disease. Early diag …
  • NAID 10019772320
  • 耳性脳膿瘍の1例
  • 正木 稔子,鴫原 俊太郎,野村 泰之,松山 一夫,浅川 剛志,池田 篤生,樋口 雄将,池田 稔,福島 匡道,角 光一郎
  • Otology Japan 17(4), 451, 2007-09-22
  • NAID 10021297455

関連リンク

脳膿瘍は、頭部もしくは血流のどこかで生じた感染症か、または傷から、細菌が脳に侵入したときにできることが ... 脳膿瘍は、かなりまれな病気です。頭部のどこか(歯、鼻、耳など)で起きた感染が脳に広がった場合や、頭部以外 ...
真珠腫性中耳炎より側頭葉膿瘍を合併し, 保存的治療を行つて膿瘍の鎮静化をはかり, その後中耳根治術を施行し, 治癒せしめた1症例を報告した. 脳膿瘍の診断, 治療方針の決定および経過観察にCT検査が非常に有用であつた.

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脳膿瘍」

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brain abscess, cerebral abscess
頭蓋内膿瘍 intracranial abscess


概念

分類

病原体

see IRE.452
  • 細菌性脳膿瘍:連鎖球菌、嫌気性菌、グラム陰性桿菌、黄色ブドウ球菌。連鎖球菌(50-70%)、黄色ブドウ球菌(10-15%)
  • 真菌性脳膿瘍:アスペルギルス感染、ムコール症、シュードアレッシェリア症
  • 原虫性脳膿瘍:トキソプラズマ症

病期

see SCN.350

病因

  • 心疾患:心内膜炎、右左シャントを伴う心疾患()。血行性に中大脳動脈領域に発生。細菌塞栓による脳梗塞が起こると、細菌は容易に脳組織に移行 (SCN.350)
  • 耳鼻科疾患:副鼻腔炎、中耳炎。好発部位は副鼻腔炎で前頭葉、中耳炎では側頭葉、小脳 (SCN.350)
  • 開放性外傷:

YN.J-142

疫学

  • 30歳代。先天性心疾患、副鼻腔炎、中耳炎の好発年齢と一致。 (SCN.350)

病態

症状

  • 発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、痙攣で発症。 (SCN.350)
  • 髄膜炎と異なり、片麻痺、精神症状、局所痙攣などの局所症状も呈する。 (SCN.350)

検査

血液検査

  • 炎症所見:CRP上昇、血沈の亢進

脳脊髄液

  • 細胞数の軽度増加 (SCN.350)
  • 所見に乏しく、診断にはあまり有用でない、らしい。

頭部CT

  • 単純CT:白質>白質浮腫領域>病変>脳室
  • 造影CT:リング上の増強。 ← 被膜形成期に造影剤により増強効果を示す(SCN.350) ← 生体の感染に対する防御反応


頭部MRI

  • T1:low intensity
  • T2:high intensity
[show details]

診断

鑑別診断

  • CT画像上、グリオーマ、転移性脳腫瘍と鑑別。炎症所見が乏しいことが鑑別のカギ(SCN.350)

治療

IRE.446-
  • 内科的治療
  • 薬物療法
  • 抗菌薬、抗真菌薬
  • 抗菌薬による治療期間は4-6週間(時に8週間) (IRE.449)
  • ドレナージ
  • 外科的治療
  • 補助的治療
  • ステロイド:脳圧亢進、脳ヘルニアの危険が迫っている場合に使用。
  • 抗痙攣薬:ジアゼパム、フェニトイン

SCN.3550

病期のよって治療が変わる
  • 脳炎の時期:抗菌薬(経験的に広域スペクトラムの第三世代セフェムを使用)+脳圧降下薬
  • 皮膜形成期:ドレナージ

予後

  • 死亡率約10% (SCN.351)

参考

  • 写真
[display]http://www.masa.go.jp/nes/library/ba.html

国試


膿瘍」

  [★]

abscess
  • 組織、臓器に起こった化膿性炎(化膿)により好中球などの滲出物が蓄積した状態 (医学大辞典)
  • 腔が形成されており、そこに滲出物がたまる。





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