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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bilirubin
- 同
- ヘマトイジン、類血素 hematoidin
- 関
- 黄疸
血清ビリルビンの由来
- 70-80%が網内系での老廃赤血球の破壊に由来、20-30%が骨髄での無効増血と肝臓での代謝回転の早いヘム由来のシャントビリルビンに由来。
- 70-75%が脾臓、肝臓などで老化赤血球に由来、10-20%が骨髄の無構造血、約10%が肝臓などのヘム蛋白に由来。1日に250-300mg生成される。
- 細網系由来:ヘモグロビンは細胞内秘計でヘムとグロビンに分解され、ヘムはヘムオキシゲナーゼにより開裂切断を受けてビリベル人となり、さらにビリベル人還元酵素の作用を受けて遊離型ビリルビンになる。遊離型ビリルビンは水溶性が低いため血中で血清アルブミンと結合して存在し、肝臓に運ばれてミクロソーム内のUDP-グルクロニダーゼにより、グルクロン酸抱合されて抱合型ビリルビンとなる。抱合型ビリルビンの大部分は胆道系を経て胆汁に排泄され、一部は血液中に漏れだし、尿中に排泄される。胆汁中の縫合ビリルビンは腸内に排泄され腸内細菌により還元されウロビリノゲン隣、大部分は便中に排泄される。一部のウロビリノゲンは小腸で再吸収されて血液中に移行し、大部分は肝臓で処理され胆汁に移行(腸肝循環)するが、一部は尿中に排泄される(LAB.563)。
基準値
血清ビリルビン
- 単位:1 μmol/L = 0.058 mg/dl
(流れが分かる臨床検査マニュアル上 p.13)
HIM.A-4
- total bilirubin: 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl
- direct bilirubin: 1.7-6.8μmolL, 0.1-0.4 mg/dl
- indirect bilirubin: 3.4-15.2μmolL, 0.2-0.9 mg/dl
ビリルビンの吸収波長
- ■~■
臨床関連
[★]
- 英
- total bilirubin, T-Bil, TB
- 関
- ビリルビン
意義
単位
基準値
- 0.2-1.0 mg/dL(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.13)
- 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl (HIM.A-4)
総ビリルビンの異常値と黄疸(LAB.568)
黄疸の程度
- 潜在的黄疸:1-2 mg/dl : 17.2-34.5 μmol/l
- 軽度黄疸:2-10 mg/dl : 34.5-172.4 μmol/l
- 中程度黄疸:10-20 mg/dl : 172.4-344.8 μmol/l
- 高度黄疸:20mg/dl以上 : 344.8 μmol/l
黄疸の種類
- 不完全閉塞:10-15 mg/dl : 172.4-258.6 μmol/l
- 完全閉塞:20-30 mg/dl : 344.8-517.2 μmol/l
- 肝細胞性黄疸:1-70 mg/dl : 17.2-1206.9 μmol/l
- 溶血性黄疸:5 mg/dlを超えることはまれ : 86.2 μmol/l
肝機能障害のマーカーとして
- AST, ALTが最大値を示した1週間後に最大値をしめす。急性期のマーカーとしては使えない。(QB.B-264)
[★]
- 英
- amount、volume、content、quantity
- 関
- 巻、含有量、含量、体積、達する、容積、内容物、内容、ボリューム
[★]
- 英
- total、common
- 関
- 共通、全、全体、総量、通常、普通、共通性
[★]
- 英
- bottle
- 関
- ビンづめ