網膜常存電位

出典: meddic

standing potential of the retina
網膜電図


  • 眼球には角膜側が正、後極側が負の約6-10mVの電位差が存在する (SP.284)
  • 網膜色素上皮に由来するらしい (SP.284)

和文文献

  • 酸素不足が各種哺乳動物のFRG各波並びに網膜常存電位に及ぼす影響
  • 田沢 豊
  • 日本眼科学会雑誌 70(10), 1536-1547, 1966-10
  • NAID 40018230076
  • 酸素不足が各種哺乳動物のERG各波並びに網膜常存電位に及ぼす影響
  • 田沢 豊
  • 日本眼科学会雑誌 70(10), 1536-1547, 1966-10
  • NAID 40018230075

関連リンク

眼球には角膜側をプラスとし網膜側をマイナスとする静止電位が存在することを利用し、 眼球運動による電位差を記録する; 網膜機能検査; 網膜常存電位: 発生源は網膜色素 上皮細胞、視細胞、一部網膜内層; 暗順応状態では電位は低下し、明順応状態では ...

関連画像

左右交互の眼球運動時の 変化


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関連記事網膜」「電位

網膜電図」

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electroretinogram ,ERG
網膜常存電位
  • 概念:光刺激により網膜から発生する網膜活動電流を記録することで網膜機能を評価する検査。
  • 方法:角膜上にコンタクトレンズ電極(関電極)、前額部に不関電極、耳朶に接地電極をつけ、計測された電流を増幅して記録する。順応条件、光刺激の条件、色波長、持続時間、背景光を一定にし、閃光刺激により電位を記録する。(SOP.21)
  • 臨床的意義:
  • 網膜全体としての機能の評価  →  × 網膜のみで視神経は評価できない。網膜の局所的な病変は評価できない。
  • 網脈絡膜変性疾患、網膜虚血性病変の機能評価・病態把握  例えば、網膜色素変性症、糖尿病網膜症など
  • 中間透光体(眼底が観察できない場合)に問題があってもある程度は網膜機能を評価できる
  • また、眼底の透見不能な白内障や硝子体出血において、網膜の状態をこの検査法によってある程度知ることが可能である。
  • 網膜活動電流の起源:
  • ミュラー細胞はK+チャネルを多く持ち、K+濃度調節などの細胞外環境維持に働いていると考えられる。また、網膜電図の起源に関係していると考えられる(SP.276)
  • 網膜常存電位に重なって種々の電位変化が重なり網膜電図が記録される。


国試


網膜」

  [★]

retina
眼球



  • 図:SP.275,

組織学

  • 10層よりなる (SP.275)
構造 細胞体
脈絡膜
網膜
1 色素上皮層   色素上皮細胞 pigment epithelium cell
2 杆体錐体層 rod and cone layer    
3 外境界膜      
4 外顆粒層 outer nuclear layer 視細胞 photoreceptor
5 外網状層 outer plexiform layer    
6 内顆粒層 inner nuclear layer 双極細胞 bipolar cell
水平細胞 horizontal cell
アマクリン細胞 amacrine cell
7 内網状層 inner plexiform layer    
8 神経節細胞層 ganglion cell layer 神経節細胞 ganglion cell
9 神経線維層 optic nerve fiber layer    
10 内境界膜      
  • 視細胞層(外顆粒層)には以下の細胞が存在


臨床関連


電位」

  [★]

voltagepotentialelectrical potentialelectric potential
可能可能性潜在的ボルテージポテンシャル有望電圧




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