移行上皮乳頭腫

出典: meddic


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和文文献

  • 膀胱移行上皮乳頭腫と膀胱移行上皮癌Grade 1における細胞イメージ分析装置を用いた核内DNA量の検討
  • 山本 真也,三木 誠,海老原 善郎,秋山 昭人,古里 征国
  • 日本泌尿器科學會雜誌 86(1), 223, 1995-01-20
  • NAID 110003069241
  • 膀胱腫瘍の臨床統計学的観察 - 15年間の治療成績を中心として -
  • 柳下 次雄,広瀬 薫,松本 英亜,中山 孝一,松島 正浩,安藤 弘
  • 泌尿器科紀要 29(7), 823-829, 1983-07
  • … 4:1,年齢は23~92歳,平均60.4歳であり,初発症状は血尿が79.2%と最も多く,頻尿,排尿痛がこれに続いた.腫瘍発生部位は側壁が最も多く47.3%で,後壁,全壁,三角部の順に多かった.治療を受けた184例の組織像は移行上皮乳頭腫10.4%,移行上皮癌81.0%,腺癌2.7%,扁平上皮癌2.2%であった.初回手術療法は経尿道手術89例,腫瘍単純摘除術16例,膀胱部分切除術37例,膀胱全摘除術20例であり,保存的治療法としては抗癌剤の膀胱内注入療法14例,温 …
  • NAID 120002160504

関連リンク

1) 98%以上の膀胱腫瘍は上皮性起源であり, 組織型は約95%が移行上皮癌約5%が 扁平上皮癌あるいは腺癌である. 2) 1-2%に肉腫(sarcoma),褐色細胞腫( pheochromocytoma),悪性リンパ腫(malignant lymphoma) などの非上皮性腫瘍が 認められる.
犬の病気や猫の病気の原因と対策など、犬や猫が病気知識をご紹介、もし、病気に かかったら、まず当サイトでお調べ下さい。 - <症状と原因~膀胱移行上皮癌> 悪性 血尿 慢性膀胱炎 尿中癌細胞 犬では膀胱に最も発生しやすい。膀胱壁肥厚硬化・容積 減.

関連画像

http://tmamt.or.jp/ippan/phototest/no15 http://tmamt.or.jp/ippan/phototest/no10 http://square.umin.ac.jp/uri_sedi/TCC1.jpghttp://tmamt.or.jp/ippan/phototest/no18 路上皮癌(移行上皮癌);乳頭 http://taiho.co.jp/kenko/sign/bladder/02


★リンクテーブル★
リンク元膀胱腫瘍」「移行上皮癌
関連記事移行」「上皮」「乳頭」「移行上皮」「乳頭腫

膀胱腫瘍」

  [★]

bladder tumor BT, bladder neoplasm, urinary bladder neoplasm
tumor vesicalis
膀胱癌

疫学

  • 大部分が悪性腫瘍(死亡率は全悪性腫瘍の1.5%)
  • 50-70歳代に多く、男女比は3:1。
  • 発生年齢は男女とも40歳代以降で年齢とともに高くなる。50歳代以降に発生しやすい(IMD)。
  • 年齢調整死亡率:男性 3.8/10万人、女性 1.0/10万人
  • 罹患率:男性 6.8人、女性 1.7人(IMD)。

好発部位

転移

  • リンパ節転移:多い
  • 血行性転移:肺>>肝>骨 ?

病理

  • 上皮癌95%, 肉腫5%

悪性腫瘍

  • 移行上皮癌
  • 膀胱癌の80%以上
  • 表在性・乳頭状であることが多い
  • 多発性・異所性再発癌の傾向がある
  • そのため上皮内癌でも悪性度は高い
  • 扁平上皮癌
  • 非乳頭状で浸潤性に広がる。
  • 腺癌
  • 肉腫

良性腫瘍

  • 良性膀胱乳頭腫

病因

  • 1. 芳香族アミン
  • ゴム工業、石油化学工業、ペンキ工など芳香族アミンを扱う職業人は発生率が非常に高い(職業性膀胱癌)。またこの場合、潜伏期は平均18年。
  • 2-ナフチルアミン、ベンチジン、4-アミノジフェニルなど
  • 2. トリプトファン代謝物
  • 3. 喫煙
  • 4. コーヒー
  • 5. 慢性機械的刺激:扁平上皮癌が多い
  • 膀胱結石:長年放置され、継続的に刺激を受けた場合
  • ビルハイツ住血吸虫:虫卵による刺激。
  • 6. 遺伝的要因
  • 第9番染色体の欠失:膀胱粘膜に発生する乳頭状の癌に関与
  • 第17番染色体短腕の癌抑制遺伝子の障害:上皮内癌の発生に関与

症状

  • 1. 血尿
  • 初発症状は無症候性血尿(症例の約80%)
  • 突然の血尿と自然止血を繰り返し、次第に血尿の持続時間が長くなる
  • 腫瘍部血管の破裂、潰瘍、壊死による血管損傷で起こる出血と、凝血による止血のため
  • 2. 排尿障害
  • 高度の血尿による凝血塊や膀胱頚部の腫瘍のため
  • 3. 疼痛
  • (1)排尿痛
  • (2)側腹部痛・背痛
  • (3)腰部神経痛性疼痛
  • (4)腎部痛・発熱
  • 4. 全身症状…腫瘍の進展により体重減少、倦怠感、貧血など悪液質の症状を呈する

=腫瘍合併症、腫瘍の進展による症状

  • 1. 膀胱炎
  • 二次感染、癌浸潤
  • 2. 水腎症
  • 尿管口・尿管への浸潤

診断

  • 診断は膀胱鏡検査によるが、生検にて分化度と浸潤などを調べる。

内視鏡検査(膀胱鏡)

  • 経尿道的に膀胱鏡を挿入し、膀胱内を観察。膀胱腫瘍の診断に最も重要な検査(膀胱癌の確定診断)
  • 腫瘍の発生部位、数、大きさ、正常を確認。

尿細胞診

  • フォローアップやスクリーニング目的で施行
  • 尿中に脱落した腫瘍を染色する。膀胱内を生食にて洗浄し、この洗浄液について細胞診をおこなうこともある。細胞診は膀胱鏡にて診断の困難な上皮内癌に有効。
  • 悪性度III, IV, Vで確定診断に繋がる。

その他

  • 膀胱造影、排泄性腎盂造影、超音波検査、CTスキャン、麻酔下双手診

画像診断

  • 排泄性尿道造影(IVP)、超音波診断(経尿道的、経腹的)、CTにより腫瘍の広がり(浸潤度)と上部尿道の精査を行う。

治療

  • 治療方針の決定に大切なのは浸潤度と分化度。
  • 浸潤度:表在性癌 → 経尿道的切除術・抗悪性腫瘍薬の膀胱内注入療法。浸潤癌 → 膀胱全摘出術
  • 分化度の低いものや、浸潤度T3以上のものは原則、膀胱全摘除術。
  • 1. 表在性腫瘍(浸潤が粘膜下層までのもの:TaとT1)
膀胱温存かつ根治治療を目指す。
  • 病理所見でCISを認める場合や,再発の可能性の高い多発性低分化癌症例ではTUR-Bt後にBCGの膀胱内注入療法を行う
  • BCG膀胱内注入療法
  • 2. 表在性腫瘍であるが、上皮内癌(CIS)である場合
悪性度が高いため、根治のために膀胱全摘除が選択肢となる。
  • BCG膀胱内注入療法(第一選択)
  • 膀胱全摘除術(浸潤度に準じる)
  • 3. 浸潤性腫瘍(筋層浸潤:T2以上)
  • 骨盤リンパ節郭清術→根治的膀胱全摘除術
  • 転移のあるもの(T3以上)など切除不能な進行癌では化学療法(M-VAC療法)を行う。

合併症

予後

  • 浸潤度と組織型によって決まる。
  • 表在性癌:良好
  • 浸潤性癌:不良
  • 表在癌 + 経尿道的切除術:5年生存率約80%
  • 浸潤癌 + 膀胱全摘出術 :5年生存率約20%

種類

a. 良性上皮性腫瘍
 1)上皮性乳頭腫 urothelial papilloma
 2)尿路上皮乳頭腫:内反型 urothelial papilloma ; inverted type
 3)扁平上皮乳頭腫 squamous cell papilloma
 4)絨毛腺腫 villous adenoma
b. 悪性上皮性腰痛
 1)上皮内癌 carcinoma in situ(CIS)
 2)尿路上皮癌 urothelial carcinoma (UC)
 3)扁平上皮癌 squamous cell carcinoma(SCC)
 4)腺癌 adenocarcinoma(AC)
  (1)通常型
  (2)特殊型
   ①尿膜癌 urachal carcinoma
   ②印環細胞癌 signet-ring cell carcinoma
   ③中腎癌 clear cell carcinoma
 5)小細胞癌 small cell carcinoma(NEC)
 6)未分化癌 undifferentiated carcinoma
 7)その他 others
  繊毛癌、カルテノイドなど
c. 良性非上皮性腫瘍
d. 悪性非上皮性腫瘍
e. 腫瘍性病変ないし異常上皮
 1)炎症性偽腫瘍 inflammatory pesudotumor
 2)尿路上皮過形成 urothelial hyperplasia
  ①平坦状尿路上皮過形成 flat urothelial hyperplasia
  ②乳頭状尿路上皮過形成 papillary urothelial hyperplasia
 3)異形成 dysplasia
 4)扁平上皮化生 squamous metaplasia
 5)腎原性化生 nephrogenic metaplasia
 6)増殖性膀胱炎 proliferative cystitis
   ①ブルン細胞巣 von Brunn's nest
   ②腺性膀胱炎 cystitis glandularis
   ③嚢胞性膀胱炎 cystitis cystica
 7)乳頭状またはポリープ状膀胱炎 papillary or polypoid cystitis
 8)マラコプラキア malacoplakia
(日本泌尿器科学会,日本病理学会編:泌尿器科・病理 膀胱癌取扱い規約,第3版, pp50-51,金原出版. 2001より引用)

TNM分類

T-原発腫瘍の壁内深達度
 TX 原発腫瘍の評価なし
 T0 腫瘍なし
 Ta 非浸潤性乳頭状癌
 Tis 上皮内癌(平坦癌)
 T1  粘膜下結合組織までの浸潤
 T2 筋層への浸潤
  T2a 筋層の半ばまでの浸潤
  T2b 筋層の半ばを越える浸潤
 T3 膀胱周囲への浸潤
  T3a 顕微鏡的レベルの浸潤
  T3b 肉眼的的レベルの浸潤(壁外腫癌)
 T4  腫瘍が前立腺,子宮,膣,骨盤壁,腹壁のいずれかに浸潤
  T4a 前立腺,子宮,膣のいずれかに浸潤
  T4b 骨盤壁,腹壁のいずれかに浸潤
N-所属リンパ節転移
 NX 所属リンパ節の評価なし
 N0 所属リンパ節転移なし
 N1 2cm以下の1個の所属リンパ節転移を認める
 N2 2cmを超え5cm以下の1個の所属リンパ節転移,または5cm以下の多数個の所属リンパ節転移を認める
 N3 5cmを超える所属リンパ節転移を認める
M-遠隔転移
 MX 遠隔転移の有無不詳
 MO 遠隔転移なし
 M1 遠隔転移あり
(TNM分類,第6版, 2002より引用)



移行上皮癌」

  [★]

transitional cell carcinoma, TCC
尿路上皮癌 urothelial carcinoma
癌腫移行上皮乳頭腫移行上皮



移行」

  [★]

transitiontransferentrytranslocationtransitshiftimmigrationtransittraveltransfertransitional
移行型移行性移植移動移入入口交替シフト侵入遷移通過伝える転位転移転位置転換転座伝達トランジショントランジットトランスロケーション変化遊出流入旅行変わる転流移行期目的地エントリートランスファー推移変遷移民入国連鎖移住、移す
-entry


上皮」

  [★]

epithelium, (pl.)epithelia
上皮組織消化器系#上皮の移行呼吸器の上皮の移行


上皮の分類



乳頭」

  [★]

nipple, papilla
papilla mammae
乳房


位置

  • 鎖骨中線のあたりであって、T4-T5肋骨の間、すなわち第4肋間隙にある(♂)、と思われる。
  • 上記の位置は、性差・個体差あり(KL.265)

臨床関連

  • 胸骨圧迫(心臓マッサージ):圧迫部位は両乳頭のを結ぶ線と胸骨が交わる部位である。胸骨のやや下部となる。


移行上皮」

  [★]

transitional epithelium
epithelium transitionale
上皮



乳頭腫」

  [★]

papilloma
乳嘴腫
乳頭腫症は無関係!!

分類

  • 被覆上皮の種類により分類する
  • 扁平上皮乳頭腫 squamous cell papilloma
  • 移行上皮乳頭腫 transitional cell papilloma
  • 円柱上皮乳頭腫 columnar cell papilloma






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