概念
- 腱板の変性や軟骨化生を基盤にして石灰が沈着する病態 (SOR.374)
疫学
- 中年女性に多い
症状
- 局所の自発痛、圧痛、熱感
- 運動痛ないし運動障害
検査
- 単純X線写真上、腱板に石灰沈着像が認められる
治療
- 安静
- 消炎鎮痛薬
- 手術療法：(疼痛がコントロールできない場合)石灰の注射器による吸引、あるいは切開し石灰除去する手術
UpToDate Contents
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- 1. 石灰沈着性腱板炎calcific tendinopathy of the shoulder [show details]
- 2. 塩基性リン酸カルシウム（BCP）結晶の沈着による石灰沈着性関節周囲炎（石灰性腱炎）basic calcium phosphate bcp crystal associated calcific periarthritis tendinopathy [show details]
- 3. 大腿四頭筋腱の損傷quadriceps muscle and tendon injuries [show details]
- 4. 肩関節の症状がある成人の評価evaluation of the adult with shoulder complaints [show details]
- 5. 成人に生じる肩関節の疼痛のX線画像評価radiologic evaluation of the painful shoulder in adults [show details]
Japanese Journal
- 経験と考察 急性期股関節石灰性腱炎の臨床的検討
- 高桑 昌幸,伊藤 浩
- 整形外科 = Orthopedic surgery 71(9), 960-965, 2020-08
- NAID 40022316860
- 臨床室 母趾種子骨障害と鑑別を要した石灰性腱炎の1例
- 岡田 誉元,笹原 潤,安井 洋一,三木 慎也,河野 博隆,宮本 亘
- 整形外科 = Orthopedic surgery 71(5), 439-442, 2020-05
- NAID 40022239677
- 肩石灰性腱炎に対する収束型体外衝撃波治療の短期成績
- 伊藤 岳史,岩堀 裕介,山本 隆一郎,花村 浩克
- 肩関節 44(2), 378-382, 2020
- … 肩石灰性腱炎に対し収束型体外衝撃波治療（f-ESWT）を含む保存療法を行い，石灰巣の容積および臨床成績について検討した．対象は肩石灰性腱炎11例12肩，うちわけは男性1肩，女性11肩で，f-ESWT開始時の平均年齢57.6歳，罹病期間は平均36.5か月だった．石灰巣に対してf-ESWTを平均6.2回照射し，石灰巣の容積はf-ESWT施行前1516mm<SUP>3</SUP>から施行後301mm<SUP>3</SUP>に有意に減少し（p=0.022）， …
- NAID 130007945054
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- 「石灰沈着性腱板炎 （石灰性腱炎 ） 」 症状 夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。 発症後1～4週、強い症状を呈する急性型、中等度の症状が1 ...
- 肩石灰性腱炎には5種類の症状があります。 (1)無症状、(2)急性症状といい、前述した肩を動かせない程の激しい痛みに襲われるタイプであり、一番多い症状です。この痛みは1～2週間で落ち着き、かつ石灰物質も自然に吸収されます
- 石灰性腱炎（急性型の場合） 石灰性腱炎は、40～50歳代に多くみられる症状です。 石灰性腱炎や石灰沈着性腱板炎などと言われていますが、肩の中にある筋肉（腱板）内に、カルシウムが沈着することで、急に炎症が生じ肩周囲の激痛が起きます。
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★リンクテーブル★
| 関連記事 | 「炎」「腱炎」「石灰」 |
「炎」
- n.
- comb form.
- (炎症の接尾辞)itis
「腱炎」
- 英
- tendinitis、tendonitis
- 関
- 腱症、腱障害