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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/04 23:10:17」(JST)
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歯髄充血(しずいじゅうけつ、pulp hyperemia)とは歯髄疾患の一つで歯髄内の血管に血液がたまること。充血と言うが、通常、歯髄充血では充血と鬱血を区別しない。可逆性の歯髄疾患であり、歯髄炎の初期症状として、歯髄炎に分類される場合もある。
目次
- 1 症状
- 2 原因
- 3 治療
- 4 脚注
- 5 参考文献
症状
自発痛無し。冷熱刺激により疼痛を持つ[1][2]。原因を除去すれば疼痛は持続しない[2]。長引くと歯髄炎に移行する事もある。
原因
う蝕の細菌を原因とするものの他、歯の切削時の摩擦熱や刺激、口腔内の温度の急変などがある。
治療
通常は、歯髄鎮痛消炎療法、覆髄法等で経過観察を行う[1][3]。回復しない場合は抜髄を行うこともある。
脚注
- ^ a b 小木曽, p.118
- ^ a b 前田、p.96
- ^ 林, p.157
参考文献
- 『エンドドンティクス』 編集主幹 須田英明、中村洋、永末書店、京都市上京区、2010年3月31日、第3版第1刷。ISBN 978-4-8160-1214-3。
- 小木曽文内 「第8章 歯内療法の診査・診断」『エンドドンティクス』、97-133頁。
- 林善彦 「第11章 歯髄保護と歯髄保存療法」『エンドドンティクス』、155-169頁。
- 『歯内治療学』 安田英一、戸田忠夫、医歯薬出版、東京都文京区、2004年1月20日、第2版第6刷。ISBN 4-263-45418-9。
- 前田勝正 「各論 3章 歯髄疾患 1.歯髄疾患の概要 4.歯髄疾患の臨床病理学と臨床症状」『歯内治療学』、96-102頁。
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- 修復処置におけるう蝕象牙質除去の客観性についての臨床的評価
- 歯周病と歯髄疾患との関係 : 主として病理組織学的研究
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hyperemia
- 同
- 能動的充血 active hyperemia
眼
[★]
- 英
- blood, (漢方)blood and body fluid energy
- 関
- 血液、血中
[★]
- 英
- dental pulp (Z)
- ラ
- pulpa dentis