- 英
- pericardiocentesis (M), pericardial paracentesis, puncture of pericardium
- 同
- 心膜穿刺、心膜腔穿刺
- 関
- 心嚢穿刺術
[show details]
- 適応:心タンポナーデによるショック(脈圧20mmHg以下、中心静脈圧20cmH2O以上)
- 穿刺部位:剣状突起下(剣状突起下であって、剣状突起左縁と左肋骨弓の交点(Larry's point)から左肩に向け腹壁と45度の高さで穿刺。
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Japanese Journal
- 心嚢穿刺と心嚢ドレナージ (特集 胸部外科手術の基本手技とコツ) -- (心臓血管領域)
- 心嚢穿刺 (特集 研修医のための小児診療手技の基本) -- (気道,胸部)
- 連日透析後1回の心嚢穿刺で劇的な軽快を得た, 尿毒症性心外膜炎による心タンポナーデの1例
- 山下 祐佳里,佐内 透,池田 裕次,中村 晃子,力武 修一,大塚 伸,高島 毅,岸 知哉,宮園 素明,中村 郁子,琴岡 憲彦,野出 孝一
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 42(10), 791-796, 2009-10-28
- … 見を認め,心タンポナーデの状態と診断.原因疾患の検索では特に異常所見は得られず,まずは連日透析と徹底した16 kgに及ぶ除水を行った.しかし,心拡大や心エコー所見は軽度の改善に止まったため,心嚢穿刺を敢行し,約500 mLの粘稠性で非血性の滲出液を排出した.心嚢液からは菌の検出はなく,その後の持続ドレナージは施行しなかったが,心拡大は速やかに軽快し,心エコー所見も改善した.尿毒症性心外膜 …
- NAID 10026315620
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- 図1:心嚢液が異常に増加すると心臓が外から圧迫され、心臓の拡張をさまたげる(心タンポナーデ) 目的 心臓は心膜と言う膜に包まれています。心膜と心臓の筋肉(心筋)との間を心膜腔と呼びますが、その場所に溜まる液体を心嚢 ...
- 平成22年度問題18 緊急心嚢穿刺について正しいのはどれか。 (a)体位は30度の半坐位とする。 (b)穿刺部位は心エコー下にLarrey pointを参考にする。 (c)本穿刺では23Gカテラン針を使用する。 (d)穿刺針が心筋に刺入すると ...
- 湘南鎌倉総合病院心臓センター循環器科における心嚢穿刺術の同意書 4 平成 もども安心 上記 てきせつ 心嚢穿 しんのうせん 刺術 しじゅつ の同意書 私たち わたし 、湘 しょう 南鎌倉 なんかまくら 総合 そうごう 病院 びょういん 心臓
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- 次の文を読み、50~52の問いに答えよ。
- 16歳の女子。胸部刺創のため同級生らに抱きかかえられて来院した。現病歴:突然見ず知らずの男性に左前胸部をサバイバルナイフにて刺された。受傷後すぐに近くにいた同級生らに助け出され、一般救急外来に運ばれてきた。同級生らの話では、病院の近くの公園で、青年男性の無差別な暴力行為が発生しており、他にも数人が負傷しているとのことである。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:高校生。
- 家族歴:両親、兄弟とも健康。
- 現症:意識は清明。身長 150cm(推定)、体重 40kg(推定)。体温 35.5℃。脈拍 120/分、整。血圧 80mmHg(触診)。呼吸数 28/分。SpO2 96%(room air)。ショック状態と判断し、直ちに医療従事者を集めた。蘇生処置室に搬入し、酸素投与を開始の上、静脈路を確保して輸液を開始した。左第5肋間鎖骨中線よりやや内側に長さ3cm程度の刺創を認めるが、体表への出血は止まっており、衣服には径数cm程度の血液が付着している。
- 吸気時に大腿動脈の拍動が減弱し、胸部の聴診で心音が減弱している。創部より呼吸に伴う空気の流入出が疑われ、呼吸音は左側でわずかに減弱している。触診で皮下気腫は認めない。
- この患者を救命救急センターに転送することにした。搬送時間として少なくとも30分は見込まれる。左側の呼吸音はさらに減弱し、ポータブル撮影による胸部エックス線写真でも明らかな気胸を認める。
- 転送前に行う処置として必要性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110B051]←[国試_110]→[110B053]
[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 65歳の男性。息切れを主訴に来院した。
- 現病歴:1年前に大腸癌の手術を受けたが、非治癒切除であった。その後抗癌化学療法を内服で行っていたが、食欲低下が著明であったため、本人の希望により中止した。5日前から急いで歩くと息が切れるのを自覚していたが、本日昼ころからじっとしていても苦しくなり、徐々に増悪するため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳卒中のため80歳で死亡。
- 現症:意識は清明。身長167cm、体重56kg。体温35.8℃。脈拍120/分、整。血圧82/60mmHg。呼吸数32/分。頸部の静脈怒張と心濁音界の拡大とを認める。両側下胸部でcoarse cracklesを聴取する。
- 検査所見:血液所見:赤血球348万、Hb 9.7g/dl、Ht 31%、白血球8,600、血小板32万。血液生化学所見:アルブミン2.8g/dl、尿素窒素31mg/dl、クレアチニン1.1mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST 249IU/l、ALT 246IU/l、LD 623IU/l(基準176~353)、ALP 423IU/l(基準115~359)、Na 142mEq/l、K 4.7mEq/l、Cl 105mEq/l。CRP 6.5mg/dl。動脈血ガス分析(マスク10l/分酸素投与下):pH 7.47、PaCO2 33Torr、PaO2 120Torr、HCO3- 23mEq/l。12誘導心電図で洞性頻脈と低電位とを認める。胸部エックス線写真で心陰影の拡大と両側下肺野に浸潤影とを認める。胸部単純CT(別冊No.4)を別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [107F026]←[国試_107]→[107F028]
[★]
- 75歳の男性。重症肺炎で入院中である。
- 現病歴: 2週前に肺炎と低酸素血症のため搬入された。救急室で気管挿管を施行され、集中治療室に入院となった。
- 既往歴: 53歳から糖尿病で内服加療中。 60歳から高血圧症で内服加療中。
- 生活歴:長男夫婦と同居。妻が5年前に脳梗塞のため死亡。
- 家族歴 :父親が糖尿病。
- 入院後、人工呼吸器管理が長期にわたったため、本日気管切開術を行い、引き続き人工呼吸器管理を行った。 1時間後にアラームが鳴ったため駆けつけると、人工呼吸器のモニターで気道内圧が上昇しており、患者の頸静脈は怒張していた。
- 直ちに気管内を吸引したところ、少量の白色痰が認められた。 10分後、血圧が78/42 mmHgに低下した。左前胸部で呼吸音を聴取しない。
- 心電図モニター波形上、心拍数42/分。頸動脈の拍動を触知しない。直ちに行うべき治療として適切なのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G066]←[国試_106]→[106G068]
[★]
- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 68歳の女性。前胸部痛と呼吸困難とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 3週前から咳嗽と労作時息切れとが出現し、昨日から吸気時に増強する前胸部痛と安静時の呼吸困難とを自覚するようになった。
- 既往歴 : 2年前に肺癌の手術と化学療法とを受けた。
- 現症 : 苦悶様顔貌。身長158cm、体重48kg。体温36.6℃。呼吸数24/分。脈拍116/分、整。血圧74/52mmHg。頚静脈の怒張を認める。胸部にラ音を聴取しない。腹部では肝を右肋骨弓下に3cm触知する。両下腿に浮腫を認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
- 血液所見:赤血球320万、Hb9.7g/dl、Ht31%、白血球9,600、血小板18万。
- 血清生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.2g/dl、クレアチニン0.8 mg/dl、AST50単位、ALT35単位、LDH380単位(基準176~353)、CK36単位(基準10~40)。CRP2.6 mg/dl。心電図と心エコー図とを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [099I011]←[国試_099]→[099I013]
[★]
- 61歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。 3年前に乳癌に対し右乳房温存乳腺部分切除術を受けて以来、抗癌化学療法とホルモン療法とを続けている。 1週前から息苦しさを自覚し、徐々に増悪してきたため受診した。体温36.8℃。脈拍108/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸数24/分。 SpO2 90%(room air)。右胸部で呼吸音が減弱している。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球 410万、 Hb 11.8g/dL、 Ht 38%、白血球 7,200、血小板 21万。免疫学所見: CRP 0.3mg/dL。CEA 9.2ng/mL(基準5以下)。マスクで酸素投与を開始したところ、 SpO2は95%になった。胸部エックス線写真(別冊No. 3)を別に示す。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H028]←[国試_106]→[106H030]
[★]
- 50歳の女性。発熱と呼吸困難を主訴に受診した。半年前に血痰を認め、胸部エックス線で左下肺野に空洞を形成する肺アスペルギルス症と診断された。抗真菌薬で加療されていたが、血痰が軽快しないために、2週間前に左肺下葉切除術が施行され、1週間前に退院した。昨日から発熱、呼吸困難を自覚したため、救急外来を受診した。20歳時に肺結核の治療歴がある。体温 38.7℃。脈拍 120/分、整。血圧 102/60mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(room air)。胸部エックス線写真(半年前:別冊No. 9A、今回:別冊No. 9B)を別に示す。
- 行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D030]←[国試_113]→[113D032]
[★]
- 25歳の男性。バレーボールを行っているうち、急に左胸痛と呼吸困難とが出現して来院した。既往に特記することはない。意識は清明。身長174cm、体重57kg。体温36.8℃。呼吸数32/分。脈拍108/分、整。血圧112/64mmHg。皮膚はやや湿潤。心濁音界はやや右方に偏移しているが心雑音はない。左肺野は打診上鼓音を呈し、呼吸音を聴取できない。腹部と下肢とに異常を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.47、PaO2 78Torr、PaCO2 33Torr、HCO3- 23.2mEq/l。胸部エックス線写真を以下に示す。
- 必要な処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A016]←[国試_101]→[101A018]
[★]
- 72歳の男性。発熱、嚥下痛および呼吸困難を訴えて入院した。
- 数年前から糖尿病の治療中である。咽後膿瘍を認めたので、気管切開術後に膿瘍の切開排膿術を受けたが、呼吸困難が増悪してきた。人工呼吸器による呼吸管理と抗菌薬とによる治療にもかかわらず、呼吸状態の改善と解熱とがみられない。
- 体温38.8℃。脈拍96/分、整。血圧146/90mmHg。動脈血ガス分析(FiO2 0.8):pH7.32、PaO2 88Torr、PaCO2 46Torr、BE-5.6mEq/l、胸部エックス線写真背臥位像と胸部単純CTとを以下に示す。
- 次に行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098D011]←[国試_098]→[098D013]
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- 英
- pericardiocentesis
- 同
- 心膜穿刺術
- 関
- 心嚢穿刺
[show details]
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- 英
- puncture、paracentesis、prick、stab、needling、pricking
- 関
- 穿開術、穿刺術、微小穿刺、プリッキング、パンクチャー
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- 英
- pericardium、cardiac sac、pericardial
- 関
- 心外膜、心臓周囲、心膜、壁側心膜、臓側心膜