平均赤血球容積

出典: meddic

mean corpuscular volume MCV
貧血赤血球
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定義

  • (ヘマトクリット値) x 10 / ((赤血球数) / 100万 ) あるいは (ヘマトクリット値) x 103 / ((赤血球数) / 1万 )
  • 単位は(fl)
  • 解釈:赤血球数の逆数は赤血球1個を含む血漿の体積を示す。これにヘマトクリット値をかけると、赤血球1個あたりの体積をしめす。
  • Ht/100 x (RBC)-1 [μl]
  • Ht/100 x (RBC)-1 x 109 [fl]
  • Ht x (RBC)-1 x 107 [fl]  ここで RBC' = RBC x 10-6 とすると RBC = RBC' x 106 なので
  • Ht x (RBC')-1 x 10 [fl]  ただしRBC'は[100万/μl]の単位で表した赤血球数
ex. Ht 55%, RBC 450万/ul → 55x10/4.5 = 122.2

基準値

  • 81-100(fl) (2007前期生理学プリント)
  • 90±8(fl) (異常の出るメカニズム第5版 p.76)

関連

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和文文献

  • アルコール依存症とは : 診断,治療 (アルコール依存症)
  • 中山 秀紀,樋口 進
  • 臨床検査 56(13), 1415-1420, 2012-12-00
  • NAID 40019490894
  • 血算 (特集 明日に生かす健康診断)
  • 佐藤 博之,神田 善伸
  • 診断と治療 100(5), 753-757, 2012-05-00
  • NAID 40019322847
  • 貧血(赤血球減少症) (特集 日常診療でみられる血液異常と血液疾患) -- (血算の見方)
  • 佐々木 光,三谷 絹子
  • 診断と治療 99(7), 1127-1131, 2011-07-00
  • NAID 40018919342

関連リンク

平均赤血球容積(へいきんせっけっきゅうようせき、英: Mean Corpuscular Volume; MCV)は、血液検査の項目のひとつ。 ... その名の示すとおり赤血球の容積の平均値で あり、ヘマトクリット(血液に占める赤血球の体積の割合)および赤血球数(単位体積 あたり ...
2013年3月4日 ... 健康診断で平均赤血球容積を量る場合、血小板数と同様に血液検査から測定します。 通常は平均赤血球容積だけではなく、平均赤血球ヘモグロビン量と平均赤血球 ヘモグロビン濃度も一緒に調べます。 平均赤血球容積は赤血球1個の平均 ...
唐突ですが、平均赤血球容積(MCV)というのはなんでしょうか。容積ということから ヘマトクリットなのかなぁとは思うの ... 「総赤血球数」とは1ml中の赤血球の数です。 「 ヘマトクリット」とは全血液中に占める赤血球の割合、血液量はmlの容積 ...

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★リンクテーブル★
先読み貧血
国試過去問100F037」「102F008」「105F010
リンク元赤血球指数」「MCV」「mean cell volume
関連記事血球」「赤血球」「平均」「容積

貧血」

  [★]

anemia
貧血症
慢性疾患による貧血 anemia of chronic disease ACD
  • 血液08, 症候 091215I

定義(2007前期生理学プリント、WHOの貧血判定基準)

  • 下記表のHb,Htに達しない場合を貧血とする
   Hb(g/dl) Ht(%)
男性 13 39
女性 12 36
高齢者・乳幼児・妊婦 11 33

ヘモグロビンと貧血症状

  • 8 g/dl :急性貧血で症状が出る
  • 7 g/dl :慢性貧血で症状が出る
  • 5 g/dl :心雑音
  • 3 g/dl :生命の危険

病因

臨床検査

一つの赤血球の平均の大きさが分かる

臨床検査に基づく分類

  1. 正球性貧血
  2. 小球性貧血
  3. 大球性貧血
  1. 低色素性貧血
  2. 正色素性貧血

貧血の鑑別 (文献不明)

MCV 赤血球の大きさ 網状赤血球腎障害 診断 治療
≦80 小球性貧血     鉄欠乏性貧血 鉄剤
80-100 正球性貧血 減少, 正常 あり 腎性貧血 エリスロポエチン
なし 再生不良性貧血 コロニー刺激因子
増加   溶血性貧血 グルココルチコイド
≧101 大球性貧血     巨赤芽球性貧血 ビタミンB12, 葉酸

スクリーニングによる貧血の鑑別 (OLM.80)

  • Fe↓、UIBC↑、フェリチン↓:鉄欠乏性貧血、慢性出血、慢性体内溶血。体内での鉄の絶対量が不足
  • Fe↓、UIBC↓、フェリチン↑:慢性感染症、慢性炎症。細網系では鉄が増加しているが(フェリチン↑)、末梢に鉄を放出できず(Fe↓)、トランスフェリンも減少している(UIBC↓)


身体所見

  • 胸部聴診:収縮期機能性雑音  ←  どこで聴取される?高心拍出量状態だから心基部か?あるいは心尖部?(100D012)

USMLE

  • Q book p.292 25
sickle cell anemia microcytic anemia
beta thalassemia microcytic anemia
Heinz body anemia normocytic anemia
hereditary spherocytosis normocytic anemia
pernicious anemia macrocytic anemia

貧血と低酸素血症

  • 貧血とは血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態であり、一方、低酸素血症は単位体積あたりの酸素分圧が低下してる状態である。PaO2低下すなわちSpO2の低下に相当すると考えてみよう。貧血ではヘモグロビン濃度は少なくても、その少ないヘモグロビンの各々は十分に酸素化されるため、SpO2は低下しない。ただし、ヘモグロビンの絶対量が少ないために、末梢組織に届ける酸素の量が少なくなるだけなのである。(cf. 101B071)

臨床

  • MCVで検査項目を絞っていくが、病態が複雑な場合はMCVによる絞り込みが意味をなさないことがある。commonな貧血から除外していく。
  • 1. 血算、網状赤血球、フェリチン、鉄、UIBC、葉酸、ビタミンB12
  • 2. 銅、亜鉛
  • 3. 赤沈、血液像
  • 4. 抗核抗体、抗dsDNA抗体、ハプトグロビン、免疫電気泳動(血液)、蛋白分画、IgG,IgA,IgM、C3c、C4、CH50、エリスロポエチン
  • 5. 抗SS-A抗体、抗Sm抗体、ループスアンチコアグラント、抗カルジオ抗体、抗CLGPI抗体、抗RNA抗体、PR3-ANCA、MPO-ANCA、直接クームス検査
  • 6. リンパ球サブセット、PNH(CD55,CD59)




100F037」

  [★]

  • 56歳の男性。全身の痒みを主訴に来院した。家族歴と既往歴とに特記すべきことはない。5年前から禁煙している。1年前から赤ら顔で、定期健康診断の血液検査で異常を指摘されたが放置していた。最近、頭重と耳鳴りとを自覚するようになった。呼吸数20/分。脈拍84/分、整。血圧146/94mmHg、顔色は暗赤紫色調で口唇にチアノーゼを認める。皮膚には掻爬痕があり、四肢静脈は怒張している。頸部リンパ節腫大はない。胸部には異常なく、腹部で左肋骨弓下に肺を触知する。血液所見:赤血球720万、Hb20%、Ht56%、白血球11,200(好中球75%、好酸球3%、好塩基球5%、単球3%、リンパ球14%)、血小板54万、総鉄結合能(TIBC)375μg/dl(基準290~390)。血清生化学所見:総蛋白7.1g/dl、アルブミン4.3g/dl、フェリチン18ng/ml(基準20~120)、尿素窒素19mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸7.8mg/dl、AST37単位、ALT32単位、LDH430単位(基準176~353)、Fe25μg/dl、CRP0.2mg/dl。
  • 低下しているのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100F036]←[国試_100]→[100F038

102F008」

  [★]

  • a. 貧血のスクリーニング検査になる。
  • b. 採血にはヘパリン入り採血管を用いる。
  • c. 採血後には採血管を氷上に静置する。
  • d. 平均赤血球容積はヘモグロビン値/赤血球数で求める。
  • e. 網赤血球数は塗抹Giemsa染色標本で測定する。
[正答]


※国試ナビ4※ 102F007]←[国試_102]→[102F009

105F010」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 105F009]←[国試_105]→[105F011

赤血球指数」

  [★]

erythrocyte index
赤血球恒数 corpuscular constant
平均赤血球血色素量平均赤血球容積


MCV」

  [★]


mean cell volume」

  [★] 平均赤血球容積???

MCV

血球」

  [★]

hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
hemocytus
血液細胞 blood cell
血液



血球の割合

  • 下図の値から算出。
  個数(/ul)   個数(/ul) 個数(%)
赤血球 男:500万
女:450万
  5000000 95.1
白血球
 
5000-10000   7500 0.1
血小板
 
15万-35万   250000 4.8
血球 直径(μm)
前赤芽球 14~19
好塩基性赤芽球 12~17
多染性赤芽球 10~15
正染性赤芽球 8~12
赤血球 7~8.5
骨髄芽球 12~20
前骨髄球 16~23
骨髄球 12~20
後骨髄球 12~18
杆状核(好中球) 10~18
分節核(好中球) 10~16
分節核(好酸球) 13~18
分節核(好塩基球) 12~16
リンパ芽球 11~18
リンパ球 7~16
形質球 10~20
異形リンパ球 15~30
単球 13~21
巨核球(骨髄巨核球) 35~160
血小板 2~4

寿命

  • 赤血球:120日
  • 好中球:6-8時間
  • 血小板:10日
  • 形質細胞:1-3日
  • メモリー細胞:数年

血球の特徴

 
赤血球 単球 好酸球 好中球 好塩基球 リンパ球
大きさ 7~8μm 12~20μm 10~15μm 10~13μm 9~12μm 7~15μm
赤血球と比べた大きさ ------ かなり大きい 2倍以上 約2倍 2倍弱 小リンパ球は同じ程度
細胞質   アズール顆粒。
広く不規則な突起
橙赤色の粗大円形顆粒 暗紫色に染まる微細な顆粒
アズール顆粒
赤紫色の大小不同の顆粒 狭く淡い青色
  くびれ有り 2葉、眼鏡型 桿状好中球
分葉好中球
格の上にも顆粒あり 球形


  • 核小体

  • クロマチン

  • 細胞質

  • 顆粒


赤血球」

  [★]

erythrocyte (Z), red blood cell (Z), RBC
血液貧血血液像

赤血球の形状

  • 直径:7.62±0.61μm → 7-8μm
  • 厚さ:1.0-2.0μm
  • 容積:90μm3
  • 表面積:130μm2
  • 比重:1.097

分化

基準値

2007前期解剖学授業プリント
♂:420万 - 570万 (/μl)  495万±75万 x 10^6 (/μl)
♀:380万 - 550万 (/μl)  465万±85万 x 10^6 (/μl)
-2007前期生理学授業プリント
♂:450万 - 610万 /μl
♀:380万 - 530万 /μl
-PT.233
♂:500万 /mm3
♀:450万 /mm3
-異常値の出るメカニズム第5版 p.79
男:400万-700万/ul
女:350万-600万/ul
-HIM
男:430–560 x 10^4/μl
女:400–520 x 10^4/μl

寿命

  • 100-120日 → 4ヶ月


赤血球の増加

  • テストステロン、低酸素、コルチゾール、エリスロポエチン




平均」

  [★]

averageaveragemeanevenaverage
意味偶数手段平ら平均値にもかかわらず

容積」

  [★]

volumebulk
原体体積大量バルク大部分原末ボリューム




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