吸入麻酔

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inhalation anesthesia
吸入麻酔薬気管内麻酔



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/16 13:19:30」(JST)

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和文文献

  • P21 新しい吸入麻酔薬デスフルランの使用経験(ポスター7,第39回福岡歯科大学学会総会抄録)
  • 山添 淳一,林田 悠,今村 美奈子,砥上 京子,牧 貴子,野上 堅太郎,冨永 晋二,谷口 省吾
  • 福岡歯科大学学会雑誌 38(増補), 42, 2012-11-12
  • NAID 110009554248
  • 山村記念賞 麻酔薬や血管作動薬が血管平滑筋細胞と膵臓β細胞のATP感受性Kチャネルに及ぼす影響 (日本麻酔科学会第59回学術集会講演特集号) -- (2012年度学会賞記念講演)
  • 若手奨励賞 イソフルランによる心筋保護効果におけるO-linked β-N-acetylelucosamineの役割 (日本麻酔科学会第59回学術集会講演特集号) -- (2012年度学会賞記念講演)
  • 廣瀬 佳代,堤 保夫,田中 克哉 [他]
  • 麻酔 61 (増刊), S152-158, 2012-11-00
  • NAID 40019497531

関連リンク

吸入麻酔薬(きゅうにゅうますいやく)は、呼吸器から吸収され作用を発現する麻酔薬で ある。主に呼吸器から排出される。現在存在する吸入麻酔薬はすべて全身麻酔薬である 。 笑気以外は標準状態で液体であり、使用するには専用の気化器が必要である。

関連画像

セボフレン吸入麻酔液フォーレン吸入麻酔液エスカイン吸入麻酔液エスカイン吸入麻酔液 250mLエスカイン吸入麻酔液エスカイン 吸入 麻酔 液 先発

添付文書

薬効分類名

  • 全身吸入麻酔剤

販売名

セボフルラン吸入麻酔液「マイラン」

組成

成分・含量(1mL中)

  • 日局 セボフルラン 1mL
    (本剤は化学的に安定なため、安定剤は添加されていない。)

禁忌

  • 以前にハロゲン化麻酔剤を使用して、黄疸又は原因不明の発熱がみられた患者〔同様の症状があらわれるおそれがある。〕
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • 全身麻酔

導入

  • セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスとで導入する。また、睡眠量の静脈麻酔剤を投与し、セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスでも導入できる。本剤による導入は、通常、0.5〜5.0%で行うことができる。

維持

  • 患者の臨床徴候を観察しながら、通常、酸素・亜酸化窒素と併用し、最小有効濃度で外科的麻酔状態を維持する。通常、4.0%以下の濃度で維持できる。

慎重投与

  • 肝・胆道疾患のある患者〔肝・胆道疾患が増悪するおそれがある。〕
  • 腎機能障害のある患者〔腎機能がさらに悪化するおそれがある。〕
  • 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
  • スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者〔悪性高熱があらわれることがある。〕
  • 血族に悪性高熱がみられた患者〔悪性高熱があらわれることがある。〕
  • てんかんの既往歴のある患者〔痙攣があらわれるおそれがある。〕
  • 心疾患及び心電図異常のある患者〔心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動があらわれるおそれがある(「重大な副作用」6.の項参照)。〕
  • セントラルコア病、マルチミニコア病、King Denborough症候群のある患者〔悪性高熱があらわれるおそれがある(「重大な副作用」1.の項参照)。〕
  • 筋ジストロフィーのある患者〔悪性高熱、横紋筋融解症があらわれるおそれがある(「重大な副作用」1.、2.の項参照)。〕
  • アドレナリン含有製剤を投与中の患者〔併用により心筋のアドレナリンに対する感受性が亢進することが知られており、頻脈、不整脈等を起こすおそれがある(「相互作用」の項参照)。〕

重大な副作用

悪性高熱:

(頻度不明)

  • 原因不明の終末呼気二酸化炭素濃度上昇・頻脈・不整脈・血圧変動、過呼吸、二酸化炭素吸収剤の異常加熱・急激な変色などの初期症状、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、心停止、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウムの静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。なお、本症については麻酔後にもみられることがあるので、患者の状態に注意すること。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。

横紋筋融解症:

(頻度不明)

  • 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って高カリウム血症、心停止、また急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

ショック、アナフィラキシー様症状:

(頻度不明)

  • ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、頻脈、皮膚発赤、蕁麻疹、気管支喘息様発作、全身紅潮、顔面浮腫等異常があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。

痙攣、不随意運動:

(頻度不明)

  • 周術期に痙攣、不随意運動(主としてミオクロヌス様)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、あるいは他剤を併用するなど適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸:

(頻度不明)

  • AST(GOT)、ALT(GPT)等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

重篤な不整脈:

(頻度不明)

  • 心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、除細動、心肺蘇生等の適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 吸入麻酔薬であり、中枢神経系を可逆的に抑制して、意識の喪失や鎮痛、筋弛緩などを起こす。吸入麻酔薬の中では、麻酔の導入・覚醒が早く、麻酔調節性に優れている。吸入麻酔薬の作用機序は確定していないが、最近では、グルタミン酸受容体機能抑制やGABAA受容体機能促進が麻酔効果と関連すると考えられている。2)

有効成分に関する理化学的知見

一般名:

  • 〔日局〕 セボフルラン(Sevoflurane)

化学名:

  • 1,1,1,3,3,3-Hexafluoro-2-(fluoromethoxy)propane

分子式:

  • C4H3F7O

分子量:

  • 200.05
  • 1.510〜1.530


★リンクテーブル★
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吸入麻酔薬」

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薬理学全身麻酔薬


吸入麻酔薬の身体影響

YN.M7 SAN.40
  • 中枢神経系:意識消失、酸素消費量減少、脳血管拡張、頭蓋内圧上昇、(亜酸化窒素のみ)鎮痛作用
  • 呼吸器系:用量依存的にコキュを抑制、一回換気量減少、呼吸回数増加、気管拡張作用、線毛運動抑制、気道分泌抑制、低酸素性肺血管収縮抑制
  • 循環器系:用量依存的に血圧低下(血管拡張or心筋抑制)、内臓血流減少、脳・筋肉・皮膚血流増加
  • 筋肉:(揮発性吸入麻酔薬のみ)

吸入麻酔薬

SAN.39
化合物名 分子式 小さいほど強力 小さいほど効きが早い 特徴 麻酔に必要な条件      
MAC 血液ガス分配係数 意識消失 鎮痛 筋弛緩 反射抑制
笑気 N2O 101 0.47
  • 支燃性
  • 体内閉鎖腔膨張
△ 低MAC ×
イソフルラン F3C-CH(Cl)-O-CHF 1.15 1.48
  • 生体内分解0.2%
×
セボフルラン FH2C-O-CH(CF3)2 1.71 0.63
  • 小児麻酔によい
  • 生体内分解3%
×
ハロタン F3C-CHClBr 0.76 2.3
  • 肝障害(3万例に1例)
  • アドレナリン感受性↑(不整脈リスク)
  • 生体内分解20%
×

麻酔薬と脳に及ぼす影響

参考4
  脳血流 脳代謝量 頭蓋内圧 CO2反応性 自己調節能
静脈麻酔薬 プロポフォール ↓↓
バルビツレート
フェンタニル →↓ →↓ →↓
レミフェンタニル →↓ →↓ →↓
ケタミン →↑ →↑ →↑
吸入麻酔薬 セボフルラン →↑ →↑ →↓
イソフルラン →↑ →↑
ハロタン ↑↑
亜酸化窒素 →↑ →↑ →↑ →↓

参考

  • 1.
[display]http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/6786/Inhaled.html
  • 2.
[display]http://www.med.akita-u.ac.jp/~doubutu/ouu/Inhalation.html
  • 3. 講義資料?
[display]http://www.shinshu-masui.jp/information/2011/06/22/%E5%90%B8%E5%85%A5%E9%BA%BB%E9%85%94%E8%96%AC%E3%81%AE%E8%96%AC%E7%90%86.pdf
  • 4.
[display]http://www.shinshu-masui.jp/information/2010/05/26/%E5%90%B8%E5%85%A5%E9%BA%BB%E9%85%94%E8%96%AC.pdf


揮発性吸入麻酔薬」

  [★]

volatile anesthetic
揮発性麻酔薬吸入麻酔薬
吸入麻酔薬


ガス吸入麻酔薬」

  [★]

gaseous anesthetic
吸入麻酔薬


ハロゲン化吸入麻酔薬」

  [★]

halogenated inhalational agents


麻酔」

  [★]

anesthesia
麻酔機、術前準備


全身麻酔

1. Semi-rapid induction (成人の場合の基本)

  • (a) モニター装着,静脈確保.
  • (b) propofol( 2 mg/kg )remifentanil( 0.5 μg/kg/min )で入眠.
  • (c) rocuronium( 0.6 mg/kg )で筋弛緩.
  • (d) 100%酸素でBag & Mask
  • (e) 麻酔が深くなったら気管挿管.

目的別の麻酔方法

  • 心臓手術:on-pump CAB, off-pump CAB
  • 肺手術:一側肺換気
  • 産科麻酔:筋弛緩薬以外は胎盤を通過すると考えて良いと思われる。硬膜外麻酔でオピオイドを投与するのは分娩後。
  • 帝王切開術:脊髄くも膜下麻酔 

参考

  • 1. 研修医用のマニュアル - 神戸大学大学院医学系研究科 外科系講座 麻酔科学分野
http://www.med.kobe-u.ac.jp/anes/manual.html
  • 2. 麻酔科レジデントマニュアル 麻酔応用編 筑波大学附属病院麻酔科 2011 年ver.1.4
[display]http://www.md.tsukuba.ac.jp/clinical-med/anesthesiology/tsukuba_new_anesthesiology/pdf/manual3advanced110325.pdf



吸入」

  [★]

inhalationinhalinginhaleinhalationalsuctorial
吸引吸息吸入性




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