再膨張性肺水腫

出典: meddic

reexpansion pulmonary edema, REPE
肺水腫



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和文文献

  • 急性腹症で来院し重篤な経過を示した異所性子宮内膜症の1例
  • 安澤 彩子,中村 康彦,福田 優香 [他],吉永 しおり,鳥居 麻由美,三輪 一知郎,藤田 麻美,讃井 裕美,佐世 正勝,上田 一之
  • 現代産婦人科 = Modern trends in obstetrics & gynecology 60(2), 315-320, 2012-03-30
  • NAID 10030697486
  • 6.局所麻酔下胸腔鏡検査後に対側の再膨張性肺水腫をきたした癌性胸膜炎の1例(第42回 日本呼吸器内視鏡学会中部支部会)
  • 室井 航一,武田 直也,松井 彰,馬嶋 俊,宮沢 亜矢子,岡田 木綿,鈴木 嘉洋,吉田 憲生,加藤 聡之,岩田 勝,立松 勉,水野 幸太郎,山田 健
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(1), 90-91, 2012-01-25
  • NAID 110009328009

関連リンク

胸水・気胸・血胸に対し胸腔ドレナージをおこなった際,虚脱していた肺の再膨張が一気におこり,肺血流の再灌流および血管透過性亢進が生じた結果おこると考えられる肺水腫。肺虚脱時間が長く虚脱率が大きいほど発生しやすい。
ClinicalQuestion 胸腔穿は Hospitalistがう技として 頻はいが・・・ 1.胸腔穿の合併症とその頻は? 2.再膨張性肺腫の対応は? Re expansion Pulmonary Edema: RPE
実際の手技は、図や写真のある成書をごらんいただくか、手技DVDも出ていますからそちらをごらんいただきたいのですが、やる上で大事なことをいくつか。再膨張性肺水腫 特に虚脱期間が長かった肺を急に再膨張させると、一気に肺内 ...

関連画像

両肺のびまん性すりガラス


★リンクテーブル★
リンク元自然気胸」「胸腔穿刺
関連記事肺水腫」「膨張」「」「水腫

自然気胸」

  [★]

spontaneous pneumothorax
気胸緊張性気胸

自然気胸

概念

  • 胸腔内に空気が貯留・肺が虚脱した状態(気胸)で、外傷性および医原性気胸を除いたもの。

分類

原因

  • 原発性気胸:基礎疾患なし(肺尖部のブレブブラの破裂)
  • 続発性気胸:基礎疾患有り(COPD、喘息、肺癌、肺結核、肺線維症、肺炎、肺化膿症、肺膿瘍、サルコイドーシス、AIDS、肺吸虫症、子宮内膜症など)

重症度

  • 肺虚脱の重症度分類(IMD.757)

定量的

  • Kircherの虚脱率計算式(IMD.757)

病因 YN.I-138

  • 原発性気胸:
  • ブラ、ブレブの破綻による気胸
  • マリファナの吸引はbullous lung diseaseの関係している。タバコは気胸の再発リスクを上げる。(CASES.188)
  • 続発性気胸:COPD、喘息、肺癌、肺結核、肺線維症、肺炎、肺化膿症、肺膿瘍、サルコイドーシス、AIDS、宮崎肺吸虫症、子宮内膜症
  • 胸膜の索状癒着の起始部の破綻
  • 炎症・腫瘍などによる肺胸膜の断裂
  • 月経随伴性気胸
  • 子宮内膜症に伴う。臓側胸膜や横隔面に子宮内膜症の病変を認める。月経時に血性胸水を呈する。右側に多い

疫学

  • 20歳代と50-60歳代にピーク
  • 20歳代:ブラ、ブレブの破裂。若年男性、細長型、扁平胸郭に多い。基礎疾患無し。
  • 50-60歳代:基礎疾患あり(慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息、肺癌など)

身体所見

  • 打診:患側で鼓音
  • 聴診:患側の呼吸音・声音振盪減弱。左側が患側の場合、心音減弱
  • 肺が高度に虚脱した場合:頻脈、呼吸数増加、チアノーゼなど

症状

  • 突然の胸痛(背部、肩に放散)、乾性咳嗽(発作的な咳)、呼吸困難。時に胸水 (YN.I-138)

検査

  • 胸部単純X線写真:呼気位が有用。胸郭の容量が減少するため、空気の占めるスペースが相対的に大きくなり気胸を見いだしやすくなる。
  • 適応:気胸を疑う例。重症度、基礎疾患。穿刺脱気例の前後。穿刺脱気時は、4-6時間後胸部X線写真を再検。チューブドレナージ例では、ドレーンからの空気の流出をみながら、治療効果判定のため頻回に撮影。
  • 所見:虚脱した肺、縦隔の健側変位、患側の横隔膜下降
  • 進行した慢性肺気腫に続発した気胸では、胸部X線写真で気胸腔を指摘するのが困難
  • CT:外科手術が適応になる場合には撮る
  • 小さなブラ、ブレブの診断や、肺疾患合併症の評価に非常に有効
  • 血液ガス検査:肺気腫が重度の症例ではPaO2低下

診断

  • 臨床症状と身体所見、ならびに胸部X線・CT検査などで気胸腔を確認

鑑別診断

  • 胸痛を呈する疾患
  • 心筋梗塞、狭心症、心膜炎、肺梗塞、解離性大動脈瘤、胸膜炎

合併症

治療

  • 軽度例:保存的療法(安静のみで虚脱肺の再膨張)
  • 中等度以上:保存的療法(脱気)
  • 脱気(胸腔ドレナージ):胸腔穿刺、低圧持続吸引、水封式脱気など
  • 過大な陰圧をかけて吸引すると再膨張性肺水腫を見ることがある
  • 第2肋間から16Frのカニュラをつかって前から吸引する(100CASES.73)
  • 胸膜癒着術:テトラサイクリン、OK432、ヒトフィブリノゲンを胸腔内に注入
  • 2回気胸が生じたとき、あるいはプロの運転手やパイロットのかたにはpleurodesisが勧められる。(100CASES.73)
  • 手術療法:根治的治療であり、胸腔鏡を介して行う
  • 次の場合、手術療法を考慮
  • 1. 大量の気漏、気漏の持続
  • 2. 多量の血胸
  • 3. 両側気胸
  • 4. 再発性気胸
  • 5. 初発例でも明らかな嚢胞を認めるもの

予後

  • 保存的治療での再発率は高い(20-40%)。
  • 1回の気胸の既往がある場合には20%再発、2回の既往がある場合には50%再発。(100CASES.73)

国試


胸腔穿刺」

  [★]

thoracentesis
胸膜穿刺 pleural puncture
胸腔ドレナージ
[show details]
  • 姿勢:
  • 前傾姿勢。上肢は挙上して机などの上にのせる。(手技みえ2.100)
  • 穿刺部位: ←  目的により穿刺部位を変えるらしい
  • 外傷では、緊張性気胸で鎖骨中線第2肋間を至急穿刺する場合を除いて、乳頭の高さ、腋窩前~中線(第4,5肋間)の部位を穿刺する(YN.L-35)
  • 後腋窩線上の第8,9肋間肋骨上縁とする。(手技みえ2.100)  ← 下位肋間では腹部内臓系の危険がある
  • 副作用
  • 気胸
  • 感染症
  • 血胸
  • 再膨張性肺水腫、re-expansion edema。予防:廃液はゆっくりにし最大でも1500mlにとどめる。
  • pleural shock → 血圧低下、ショック




肺水腫」

  [★]

pulmonary edema
肺浮腫

概念

  • 肺血管外へ異常な水分貯留がある病的状態

病型

病因


治療

HIM.1706
  • 酸素化や換気の補助
  • 酸素投与
  • 陽圧換気
  • 前負荷の軽減
  • 利尿薬
  • 硝酸薬
  • モルヒネ
  • ACE阻害薬
  • その他の薬物:
  • 処置:座位(HIM.1707)。semi-fowler位
  • ジギタリス配糖体
  • 大動脈内バルーンパンピング IABP
  • 頻脈の治療と房室再同期
  • 肺胞液体クリアランスの刺激:βアゴニストの投与
YN.I-123
  • O2、PEEP
  • semi Fowler位
  • アミノフィリン、モルヒネ、フロセミド、時北リス、ドパミン、水制限

国試

  • 心筋梗塞→左心不全→肺水腫:100D39、100D40




膨張」

  [★]

expansionswellinginflationdistentiondilatationexpandswelldistenddilateinflate
インフレ拡大拡張散大腫大腫脹伸長増殖増大怒張発展肥大広がる膨化膨潤隆起


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物


水腫」

  [★]

edema, hygroma
浮腫





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