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Japanese Journal
- スマートフォンにより就寝中に生じた前腕伸側の低温熱傷
- 竹田 公信,安澤 数史,望月 隆
- 日本皮膚科学会雑誌 = The Japanese journal of dermatology 124(6), 1149-1151, 2014-05
- NAID 40020065488
- 症例 韓国式サウナで意識障害に陥り,広範囲熱傷,DIC,肝機能障害を生じた1例
- 症例 パルスオキシメータにより低温熱傷と褥瘡をきたした1例
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- ここに前述の「皮膚と皮下脂肪の血流量の差」がかかわってくる。血液は36度くらいだから,低温熱傷の熱源よりは温度は低い。従って,血液が流れている組織は冷却される事になり,冷却効果は単位体積あたりの血流量に比例する ...
- 初診時の状態。低温熱傷はこのようにくっきりとした局面を作るのが特徴。直ちにハイドロコロイドで閉鎖した。 6日目の状態。湿潤療法(うるおい療法,閉鎖療法)にもかかわらず,3日目頃から次第に創部の皮膚が黒変していった。
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★リンクテーブル★
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- 英
- burn, burn injury, thermal injury, scald
- 同
- やけど、火傷?
- 関
- 5の法則、9の法則、皮膚。ショック
概念
分類
- 損傷深度により分類する
- 第1度:表皮内 (表皮熱傷:紅斑、2-3日で治癒)
- 第2度:真皮内 (真皮浅層熱傷:疼痛、水疱形成、水疱底赤色、1-2週間で治癒。真皮深層熱傷:知覚鈍麻、水疱形成△、水疱底白色、3-4週間で治癒。)
- 第3度:皮膚全層(皮下熱傷:壊死。白~褐色。知覚無し。一ヶ月以上)
- 第4度:炭化
重症度
- 10-15%を超えた場合、重症熱傷として全身管理が必要になる。
Artの基準
病態
検査
合併症
治療
- 気道熱傷の場合には気管挿管。
- 気管支痙攣がある場合には気管拡張薬が有用。副腎皮質コルチコイドは感染リスクを上げるために使用すべきでない。(参考1)
- 初期治療における輸液量の決定法:Evans法、Brook法、Baxter法など
-
- 4ml x 熱傷面積 (%) x 体重 (kg) = 補液量 (ml/day)
- 最初の8時間で1/2を、次の16時間で1/2を輸液する
参考
- 1. [charged] Emergency care of moderate and severe thermal burns in adults - uptodate [1]
-
- 初期治療には輸液が大切。だけど、入れ過ぎも問題だからちゃんと計算して輸液しろ。なにが問題って、血圧上昇、腹部、四肢、眼窩のcompartment syndromeが起こる。
- 最初は晶質液をいれる。高Cl性アシドーシスのリスクがあるから乳酸リンゲルがよい。
- 治療の初期段階で膠質液や高張生食を使うかどうかについては議論中。膠質液(アルブミン、デキストラン)は非常に高いし、生命予後を改善しないから推奨されない。
- 2. 「血液製剤の使用指針」(改定版) 平成17年9月
- http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3b.html
- http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3b01.html
- 血漿の不適切な使用の一つに「DICを伴わない熱傷の治療」がある。DICに至るような熱傷ならば使って良いと考えられる。
[★]
- 英
- wound
- 関
- 創傷、傷つける
[★]
- 英
- low temperature
- 関
- 低体温