リン酸フルダラビン

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フルダラビン

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和文文献

  • Industrial Info. 慢性リンパ性白血病(CLL)に対するフルダラビンリン酸エステル(フルダラ)
  • リン酸フルダラビンが有効であったT細胞性前リンパ球性白血病
  • 前田 明則,岩井 一也,石橋 孝文
  • 臨床血液 50(8), 658-662, 2009-08-30
  • NAID 10025224095

関連リンク

バイエル薬品は、5月22日、抗癌剤のリン酸フルダラビン(商品名「フルダラ」)の静注 製剤が同種造血幹細胞移植の前治療への利用に関する追加承認を5月20日に獲得したと 発表した。急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性 ...

関連画像

クロファラビンの作用機序リン酸フルダラビンの構造式

添付文書

薬効分類名

  • 抗悪性腫瘍剤

販売名

フルダラ静注用50mg

組成

成分・含量

  • 1瓶中、フルダラビンリン酸エステル50mg含有

添加物

  • D-マンニトール50mg、pH調整剤

禁忌

  • 重篤な腎障害のある患者(クレアチニンクリアランス<24時間蓄尿により測定>が30mL/分未満の患者)[本剤は腎から排泄されるので、排泄遅延により副作用が強くあらわれるおそれがある。]
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
  • ペントスタチンを投与中の患者[「警告」、「相互作用」の項参照]
  • フルダラビンリン酸エステルにより溶血性貧血を起こしたことのある患者[重篤な溶血性貧血を起こすおそれがある。]
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重症感染症を合併している患者[特に同種造血幹細胞移植の前治療に本剤を投与する場合は、感染症が増悪し致命的となることがある。]

効能または効果

●貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病

●再発又は難治性の下記疾患

  • 低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫
    マントル細胞リンパ腫

●下記疾患における同種造血幹細胞移植の前治療

  • 急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
  • 慢性リンパ性白血病において、本剤の対象は、未治療例の場合、原疾患の進展に起因する貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病患者(Rai分類でハイリスク群又はBinet分類でB又はC期)であり、既治療例の場合、少なくとも一種類の標準的なアルキル化剤を含む治療に無効又は進行性の慢性リンパ性白血病患者である。

●貧血又は血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病

●再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫

  • 通常、成人にはフルダラビンリン酸エステルとして、1日量20mg/m2(体表面積)を5日間連日点滴静注(約30分)し、23日間休薬する。これを1クールとし、投薬を繰り返す。
    なお、患者の状態により適宜増減する。

●同種造血幹細胞移植の前治療

  • フルダラビンリン酸エステルとして、1日量30mg/m2(体表面積)を6日間連日点滴静注(約30分)する。なお、患者の状態により、投与量及び投与日数は適宜減ずる。
  • 慢性リンパ性白血病、低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫において、腎機能が低下している患者(クレアチニンクリアランスが30?70mL/分)では、腎機能の低下に応じて次のような目安により投与量を減量し、安全性を確認しながら慎重に投与すること。[「薬物動態」の項参照]

減量の目安

クレアチニンクリアランス(mL/分):70

  • 投与量(mg/m2):18

クレアチニンクリアランス(mL/分):50

  • 投与量(mg/m2):14

クレアチニンクリアランス(mL/分):30

  • 投与量(mg/m2):12
  • 慢性リンパ性白血病、低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫への本剤投与にあたっては、好中球、血小板等の変動に十分留意し、前クールにおいて、高度の骨髄抑制が認められなかった場合に限り増量(最大25mg/m2/日)を考慮する。
  • 同種造血幹細胞移植の前治療においては、他の抗悪性腫瘍剤や全身放射線照射と併用すること。
  • 小児における本剤の同種造血幹細胞移植の前治療としての有効性及び安全性は確立していない。[使用経験が限られている。]
  • 本剤は、通常2.5mLの注射用水にて溶解し(フルダラビンリン酸エステル20mg/mL)、体表面積より計算した必要量をとり、日局生理食塩液100mL以上に希釈する。

慎重投与

  • 腎機能が低下している患者(クレアチニンクリアランスが30?70mL/分の患者)[副作用が強くあらわれるおそれがある。]
  • 感染症を合併している患者[骨髄抑制により感染症が増悪するおそれがある。]
  • 肝障害のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

重大な副作用

骨髄抑制

(頻度不明)

  • 汎血球減少、好中球減少、血小板減少、ヘモグロビン減少、赤血球減少等があらわれる又は増悪することがあるので、頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

間質性肺炎

(頻度不明)

  • 間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、咳、発熱等の症状が認められた場合には速やかにX線検査を行い、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

精神神経障害

(頻度不明)

  • 錯乱、昏睡、興奮、けいれん発作、失明、末梢神経障害等の精神神経障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

腫瘍崩解症候群

(頻度不明)

  • 腫瘍崩解症候群(初期症状:側腹部痛、血尿)があらわれることがある。この合併症は高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症、血尿及び腎不全を伴うことがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと(本剤の治療効果が投与開始後1週間であらわれることがあるので、この合併症の危険性のある患者では予防措置を講じること)。

重症日和見感染

(頻度不明)

  • 敗血症、肺炎等の重症日和見感染があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスによる肝炎の増悪又は劇症肝炎を認めることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、抗生剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤の投与など適切な処置を行うこと。

自己免疫性溶血性貧血

(頻度不明)

  • 致命的な自己免疫性溶血性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、輸血(放射線照射血)、副腎皮質ホルモン剤の投与など適切な処置を行うこと。

自己免疫性血小板減少症

(頻度不明)

  • 自己免疫性血小板減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

赤芽球癆

(頻度不明)

  • 赤芽球癆があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

脳出血、肺出血、消化管出血

(頻度不明)

  • 脳出血、肺出血、消化管出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

出血性膀胱炎

(頻度不明)

  • 出血性膀胱炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血尿が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

重篤な皮膚障害

(頻度不明)

  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、口腔粘膜の発疹、口内炎等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

心不全

(頻度不明)

  • 心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

進行性多巣性白質脳症(PML)

(頻度不明)

  • 進行性多巣性白質脳症(PML)があらわれることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合には、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

作用機序

  • DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼなどを阻害し、DNA及びRNA合成並びにDNA修復を阻害することにより、増殖細胞及び静止細胞のいずれにも抗腫瘍効果を発揮する。また、リンパ球減少に伴う免疫抑制作用を有する7?12)

抗腫瘍効果

  • 種々の培養ヒト白血病細胞株を用いた腫瘍選択性試験において、骨髄性白血病細胞に比べ慢性リンパ性白血病、急性リンパ性白血病及び成人T細胞白血病・リンパ腫細胞で強い増殖阻害作用を示した13)。非ホジキンリンパ腫については、患者由来細胞及び株化細胞に対して増殖抑制作用を示し、マントル細胞リンパ腫患者から採取した細胞においてアポトーシス増強作用を示した14?16)。(in vitro
    マウスL1210白血病細胞又はヒトJOK-1白血病細胞を腹腔内移植したマウスにおいて、静脈内投与(L1210、JOK-1)、経口投与(JOK-1)ともに延命効果を示した17?19)。(in vivo

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • フルダラビンリン酸エステル(Fludarabine Phosphate)〔JAN〕

化学名

  • (+)-2-Fluoro-9-(5-O-phosphono-β-D-arabinofuranosyl)-9H-purin-6-amine

分子式

  • C10H13FN5O7P

分子量

  • 365.21

性状

  • 本品は白色の結晶性の粉末である。
    本品はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、水又は0.1mol/L塩酸試液に溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
    本品は吸湿性である。


★リンクテーブル★
リンク元fludarabine phosphate
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リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3





フルダラビン」

  [★]

fludarabine
リン酸フルダラビン, fludarabine phosphate
フルダラ, Fludara
抗悪性腫瘍薬
  • 抗悪性腫瘍薬
  • 低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫など




酸」

  [★]

acid
塩基


ブランステッド-ローリーの定義

ルイスの定義

リン酸」

  [★]

phosphoric acid
PO4

 

  • pKa1=2.12
  • pKa2=7.21
  • pKa3=12.67


ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




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