メクロフェノキサート
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- 通常、成人にはメクロフェノキサート塩酸塩(塩酸メクロフェノキサート)として1回100〜 300mgを1日3回経口投与する。 ... メクロフェノキサートは体内で加水分解され、パラ クロルフェノキシ酢酸(活性あり)及びジメチルアミノエタノール(活性あり)になる。( マウス) ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
注射用ルシドリール250mg
組成
有効成分
- 1バイアル中、日局メクロフェノキサート塩酸塩(塩酸メクロフェノキサート)250mg
効能または効果
- 頭部外傷の急性期における意識障害
- 脳術後の意識障害
- メクロフェノキサート塩酸塩(塩酸メクロフェノキサート)として、通常成人1回250mgを1日1〜3回、注射用水10mLに溶解して静脈内又は筋肉内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 血管痛があらわれた場合には、本剤を20%ブドウ糖注射液に溶解して投与することにより軽減できる。
慎重投与
- 過度の興奮性のある患者〔副作用として興奮が報告されている。〕
- 痙れんのある患者〔副作用として痙れんが報告されている。〕
薬効薬理
中枢神経賦活作用4,5)
- 無麻酔家兎を用いた実験において、脳幹網様体の単位放電の増加、脳幹網様体刺激による覚醒反応閾値の下降及び知覚求心路・錐体路系の促進が、また、麻酔家兎を用いた実験において脳波の覚醒波への移行が認められている。
脳代謝促進作用6,7)
- マウスを用いた実験で14C-グルコースの脳への移行の増加が、また、ウサギ脳切片を用いたin vitro実験で脳内のグルコース代謝の促進が認められている。
脳血流増加作用8)
- 成人の脳血管障害患者について本剤投与後の局所脳血流の変化を133Xe-クリアランス法で検討した実験において、脳血流量の増加が認められている。
抗低酸素作用6,9)
- ラットを用いた実験で、脳の低酸素状態に対する抵抗性を増加させることが脳波上認められており、また、マウスを用いた実験で、低酸素ガス負荷による酸素欠乏及びシアン化カリウムによる組織低酸素状態における抗低酸素作用が認められている。
その他の作用10,11)
- ラットの実験的脳浮腫による脳内グリコーゲン量の減少、乳酸量の増加に対する抑制作用や家兎後頭神経の冷却によって生じる病変を抑制する作用が認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- メクロフェノキサート塩酸塩(塩酸メクロフェノキサート)
(Meclofenoxate Hydrochloride)
化学式
化学名
- 2-(Dimethylamino)ethyl (4-chlorophenoxy)acetate monohydrochloride
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味は苦い。
水又はエタノール(95)に溶けやすく、無水酢酸にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
1.0gを水20mLに溶かした液のpHは3.5〜4.5である。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- meclofenoxate
- 同
- メクロフェノキセート
- 化
- メクロフェノキサート塩酸塩、塩酸メクロフェノキサート meclofenoxate hydrochloride
- 商
- メクロサート、ルシドリール
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関
[★]
- 英
- hydrochloride
- 関
- ハイドロクロライド