メイズ手術

出典: meddic

Mase operation
迷路手術Maze手術
心房細動

概要

  • 1991年コックスらにより報告された心房細動に対する外科的手術法。
  • 手術は人工心肺を用いて右心房、心房中隔、左心房に複雑な切開を加える。(NSU.440)
  • これにより洞結節から心房の各領域に一定方向の帯状の興奮が伝播するようになり、re-entryを防ぐことができる。(NSU.440)
  • 最近ではカテーテルアブレーションに取って代わられている。(心房細動-カテーテル治療)

手術後の予後

  • 手術死亡率は低く、発作性心房細動の再発率は低い。(NSU.441)
  • 慢性心房細動の細動消失率は80%程度。(NSU.441)


参考

  • 手術手順、写真
[display]http://www.t3.rim.or.jp/~kterada/kohyo/pdf/232-233.pdf


UpToDate Contents

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和文文献

  • DP-157-1 高周波電気的焼灼デバイスを用いたメイズ手術の初期・中期成績の検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
  • 南方 謙二,柚木 知之
  • 日本外科学会雑誌 109(臨時増刊_2), 657, 2008-04-25
  • NAID 110006892732
  • 僧帽弁形成術102例の経験
  • 山本 和男,杉本 努,飯田 泰功,三島 健人,榊原 賢士,上原 彰史,吉井 新平,春谷 重孝
  • 新潟医学会雑誌 122(2), 92-97, 2008-02
  • … tethering症例を含む)20例であった.前尖病変に対しては人工腱索を作成し,後尖病変に対しては矩形切除・縫合を行い,ともにリングによる弁輪形成(MAP)を行うことを基本術式とした.心房細動合併の37例においてメイズ手術を併施した.術後の在院死は1例(NYHA4度,緊急症例).心エコーで評価した術後の遺残逆流は,なし68例,軽度以下31例,中等度3例であった.左室駆出率40%以下の低心機能10症例をサブグループとして検討したが,この …
  • NAID 110007146272
  • 心房細動手術(手術のtips and pitfalls)
  • 新田 隆,石井 庸介
  • 日本外科学会雑誌 108(6), 351-356, 2007-11-01
  • NAID 110006453947

関連リンク

日本医科大学 心臓血管外科 新田 隆 心房細動は心臓大血管手術患者にしばしば合併し、術後、脳梗塞などの血栓塞栓症や心機能低下を生じ、QOL低下だけでなく生命予後にも影響を及ぼす。近年、高周波アブレーションデバイスの ...
メイズ手術は心房細動を治すための手術です。 心房細動は脳梗塞などを起こす怖い病気ですが、 普通はまずお薬や生活の指導で改善あるいは安全確保できます。 それでもダメなときはカテーテルによって心房の悪いところを焼く ...

関連画像

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★リンクテーブル★
先読み心房細動
関連記事手術」「

心房細動」

  [★]

atrial fibrillation, AF, AFIB
心房粗動心室細動

定義

  • 心房細動は心房が高頻度に、しかも同期せずに興奮する状態である。その結果、心房は心室に血液を送るための律動的な収縮を行えなくなり、また心室の興奮も不規則となる。 (参考2)

分類

参考2
  • 発作性心房細動
  • 自然停止する心房細動
  • 持続性心房細動
  • 停止に薬物などを必要とするものを持続性心房細動
  • 孤立性心房細動
  • 基礎心疾患を認めず,高血圧もない症例に出現した心房細動
  • 永続性心房細動

完全房室ブロックを伴う心房細動(EAB 135)

原因

  • 原発性
  • 加齢によるもの
  • 他の疾患に続発
  • 若年性の心房細動は要注意

心房細動を合併しやすい病態

医学大事典
  • 虚血性心疾患、高血圧症、リウマチ性心疾患、心筋症、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症、高齢者心房中隔欠損症、WPW症候群など
心房負荷で僧帽弁狭窄症を来しやすい

甲状腺機能亢進症

危険因子 QB.C-410

  • 高齢者(65歳以上)
  • 脳卒中の既往
  • 高血圧
  • 心不全
  • 心房・心室拡大

症状

  • 頻拍に因る:動悸、胸部圧迫感
  • 拍出量低下による:(器質的心疾患のある場合)心不全
  • 心房収縮低下による:心房内血栓形成 → 血栓塞栓症
  • 血栓塞栓症は心房細動の時と心房細動から洞調律に復帰させるときに起こりやすい。

心電図

  • 着目する誘導:P波 = II誘導、f波 = V1誘導
  • 1. f波の出現(400-700/分(EAB.160), 350-600/分(PHD.295))←多数興奮旋回 multiple reentry
  • 2. P波の欠如
  • 3. RR間隔が不整 ← f波が時々心室に伝わるため
絶対性不整脈
[show details]

治療

QB.C-410

  • 血行動態が不安定:電気的除細動
  • 血行動態が安定 :2-3週間抗凝固療法を行ってから薬物的な除細動Class Ia(APD↑), Class Ic(APD±)
  • 48-72時間以内に新規発症した心房細動では抗凝固療法不要
  • 経食道心エコーにより左房内血栓を認めなければ、除細動施行。
  • 慢性経過(6ヶ月程度)した慢性心房細動では除細動を行っても再発する率が高いので、除細動の適応にはならない????

概要

  • 薬物療法と抗凝固療法を施行する
  • electrical direct-current cardioversionによる洞調律の回復は、頻脈の時にすべき(心房の興奮が心室に伝導しているとき)
  • カテーテルアブレーションは症状があって、かつ他の内科的治療法が奏効しない特に行う
  • 外科治療はMaze手術がある


薬物治療

  • 心室への興奮の伝達を抑制:Class II, class IV, or digitalis
  • 除細動         :Class Ia(APD↑), Class Ic(APD±), Class III

薬物治療 (不整脈薬物治療に関するガイドライン Guidelines for Drug Treatment of Arrhythmias (JCS 2004))

心機能の低下 第一選択 第二選択
正常* Naチャネル阻害薬 Na チャネル遮断薬
slow drug intermediate
ジソピラミド プロカインアミド
シベンゾリン キニジン
ピルジカイニド プロパフェノン
  アプリンジン
軽度* Na チャネル遮断薬
intermediate
プロカインアミド
キニジン
プロパフェノン
アプリンジン
中度以上 Na チャネル遮断薬
intermediate
プロカインアミド
キニジン
アプリンジン

抗凝固療法

  • ワーファリンはINR 1.6-2.5に調節。欧米では2.0-3.0。 (QB.C347)日本人ではPT-INRを1.5-2.0に設定。 治療域が狭く個人差が大きいのでPT-INRをモニターする。
  • CHADS2
  • C cardiac failure
  • H hypertension
  • A age >75yr
  • D disbites mellitus
  • S2 prior stroke or TIA
  • score
0 LOW: aspirin 81-325 mg PO dialy
1 MODERATE: aspirin or warfarin
2 MODERATE: previous CVA/TIA/embolism? YES: warfarin/NO: aspirin or warfarin
3-6 HIGH: warfarin

外科的療法 (NSU.440)

  • 適応
  • 再発性の発作性心房細動で患者の社会生活に障害が生じているもの
  • 塞栓症の既往のある心房細動
  • 冠状動脈疾患、僧帽弁膜症、心房中隔欠損症などのため手術を受ける症例で、発作性あるいは慢性心房細動を有する症例
  • 右心房、心房中隔、左心房に切り込みを入れ一方向性の伝導しか起こらなくする。
  • Coxが創案し、手術法はMazeIII法と呼ばれる。

心房細動の存在により面倒くさくなること


参考

  • 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
[display][display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf
  • 2. 不整脈薬物治療に関するガイドライン Guidelines for Drug Treatment of Arrhythmias (JCS 2004)

国試




手術」

  [★]

operationsurgeryoperate
機能外科外科学作動操作オペ外科術運用操縦外科手術施行


脳外科


心臓外科

  • ロス手術 Ross手術:小児、若年者の大動脈弁疾患。肺動脈弁で大動脈弁を置換する。


  • ブラロック・タウシグ手術 Blalock-Taussig手術:肺動脈弁閉鎖症など肺動脈流が少なくチアノーゼをきたす疾患において施行される。鎖骨下動脈と肺動脈を吻合して肺動脈血流を確保する手術。動脈血酸素飽和度の改善が期待できる。

消化器

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  • 頚管縫縮術:頚管無力症に対して



術」

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surgery
外科外科学手術外科術外科手術




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