ミルタザピン

出典: meddic

mirtazapine
[[]]
レメロン Remeronリフレックス
抗精神病薬抗うつ薬

特徴

  • ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬
  • シナプス前部の自己受容体のα2受容体を阻害し、セロトニン・ノルアドレナリン放出を促進。立ち上がりが早く、胃腸症状や性機能障害が少ない。

適応

  • うつ病、うつ状態

禁忌

  • 1. 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  • 2. MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者

副作用

  • うつ病・うつ状態の患者を対象とした国内臨床試験において、総症例330例中273例(82.7%)、914件に臨床検査値を含む副作用が報告された。その主なものは傾眠165例(50.0%)、口渇68例(20.6%)、倦怠感50例(15.2%)、便秘42例(12.7%)、アラニン・アミノトランスフェラーゼ増加41例(12.4%)であった(承認時)。

添付文書

  • レメロン錠
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179051F1037_1_08/1179051F1037_1_08?view=body
  • リフレックス錠15mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179051F1029_1_08/1179051F1029_1_08?view=body



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/27 00:42:00」(JST)

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和文文献

  • 老年期うつ病に対するミルタザピンの使用経験 (第16回不安障害・気分障害研究会)
  • 症例報告 MirtazapineとWarfarinとの併用によりPT-INRが著明に延長した1例
  • ミルタザピン (特集 新規抗うつ薬の特徴と使用法)
  • 10. ミルタザピンが奏功した難治性舌痛症の一例(一般口演,第51回日本心身医学会九州地方会演題抄録)

関連リンク

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添付文書

薬効分類名

  • ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤

販売名

レメロン錠15mg

組成

  • 1錠中に次の成分を含有

有効成分

  • ミルタザピン15mg

添加物

  • トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、乳糖水和物、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン、黄色三二酸化鉄

禁忌

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  • MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(【相互作用】の項参照)

効能または効果

  • うつ病・うつ状態
  • 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。(「その他の注意」の項参照)
  • 通常、成人にはミルタザピンとして1日15mgを初期用量とし、15〜30mgを1日1回就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日45mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として15mgずつ行うこと。
  • 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら投与すること。

慎重投与

  • 肝機能障害のある患者[肝機能障害を悪化させるおそれがある。また、本剤のクリアランスが低下する可能性がある。(【薬物動態】の項参照)]
  • 腎機能障害のある患者[本剤のクリアランスが低下する可能性がある。(【薬物動態】の項参照)]
  • 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。]
  • 躁うつ病患者[躁転、自殺企図があらわれることがある。]
  • 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者[精神症状を増悪させることがある。]
  • 衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状を増悪させることがある。]
  • てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣発作を起こすことがある。]
  • 心疾患(心筋梗塞、狭心症、伝導障害等)又は低血圧のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  • 緑内障又は眼内圧亢進のある患者[本剤はノルアドレナリン放出を促進するため、症状を悪化させるおそれがある。]
  • 排尿困難のある患者[本剤はノルアドレナリン放出を促進するため、症状を悪化させるおそれがある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
  • 小児(「小児等への投与」の項参照)

重大な副作用

セロトニン症候群(頻度不明)

  • 不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経不安定等があらわれることがある。セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため、特に注意すること(「相互作用」の項参照)。異常が認められた場合には投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。

無顆粒球症、好中球減少症(頻度不明)

  • 無顆粒球症、好中球減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、感染症の兆候がみられた場合など、必要に応じて血液検査を行うこと。異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

痙攣(頻度不明)

  • 痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

肝機能障害、黄疸(頻度不明)

  • AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「慎重投与」の項参照)

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明)

  • 低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。

皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(頻度不明)

  • 皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

抗うつ作用

  • 隔離飼育されたマウスの攻撃行動を抑制した2)
  • ラットを用いたDRL72オペラント行動薬理試験において強化獲得率を上昇させた13)
  • 反復投与で嗅球摘出ラットの運動量亢進を抑制した14)
  • 反復投与でラットを用いた強制水泳試験における不動時間を短縮させた15)

作用機序2、16)

  • ミルタザピンは中枢のシナプス前α2アドレナリン自己受容体及びヘテロ受容体に対して拮抗作用を示し、中枢のセロトニン及びノルアドレナリンの両方の神経伝達を増強する。ミルタザピンは5-HT2及び5-HT3受容体を阻害するため、セロトニンの神経伝達増大により主に5-HT1受容体が活性化される。ミルタザピンのS(+)鏡像異性体はα2受容体と5-HT2受容体を主に阻害し、R(-)鏡像異性体は5-HT3受容体を主に阻害する。N-脱メチル代謝物はラット脳で唯一検出された代謝物で、α2受容体、5-HT2受容体及び5-HT3受容体への親和性はミルタザピンと同程度であった。

有効成分に関する理化学的知見

一般名

  • ミルタザピン(JAN)
    Mirtazapine(JAN)

化学名

  • (14bRS)-1,2,3,4,10,14b-Hexahydro-2-methylpyrazino[2,1-a]pyrido[2,3-c][2]benzazepine

分子式

  • C17H19N3

分子量

  • 265.35

性状

  • 白色〜乳白色の結晶又は粉末である。メタノール及びエタノールに溶けやすく、水にほとんど溶けない。



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