ブルンネル腺

出典: meddic

Brunner's gland
Brunner腺
十二指腸腺 duodenal glands glandulae duodenales
消化器系

分布

  • 十二指腸にのみ存在
  • 粘膜下組織に存在(消化器系で粘膜下組織に腺組織があるのは食道(固有食道腺)と十二指腸(ブルンネル腺)だけ)

分泌

  • HCO3-を高濃度に含むアルカリ性粘液
  • 胃酸を含む糜粥を中和

分泌調節

  • 交感神経刺激→ブルンネル腺分泌↓

臨床関連


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/04 14:31:55」(JST)

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和文文献

  • 膵浸潤を呈し膵頭十二指腸切除を要したブルンネル腺由来と考えられる原発性十二指腸癌の1例
  • 植木 知身,木村 康利,永山 稔 [他]
  • 北海道外科雑誌 55(1), 27-32, 2010-06
  • NAID 40017210704
  • 発育過程を経時的に観察しえた十二指腸ブルンネル腺腺腫の1例
  • 野中 康一,北田 英貴,川口 哲
  • 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 50(3), 406-407, 2008-03-20
  • NAID 10021272397
  • 十二指腸ブルンネル腺腺腫の1例
  • 小島 英吾,大石 美行,束原 進
  • 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 47(12), 2652-2657, 2005-12-20
  • NAID 10018629569

関連リンク

ブルンナー腺(ブルンナーせん、Brunner glands)、膵臓腺(Pancreal glands)あるいは 十二指腸腺(duodenal glands)は、十二指腸の部分から発見された胆膵括約筋の上 に位置する複合環状粘膜下層腺である。この腺の機能は、次の目的のため粘液に富ん ...
粘膜ヒダから多数の絨毛が生えている。腺の根元にはリーベルキューン腺が存在する。 その腺は吸収細胞,杯細胞,幹細胞等の細胞が集まった陰窩である。ブルンネル腺は かなり多く分布している。この腺はウロガストロンという上皮細胞促進因子やアルカリ性 ...

関連画像

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★リンクテーブル★
リンク元食道」「十二指腸」「ペプシノゲン」「ブルンナー腺」「十二指腸腺
関連記事

食道」

  [★]

esophagus (Z)
消化器系



解剖

  • 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
  • L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る

部位区分

SSUR.456
    O:食道入口部 esophageal orifice
Ce: 頚部食道 cervical esophagus    
  S: 胸骨上縁 margin of the sternum
Te: 胸部食道 thoracic esophagus Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus    
   
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation
 
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus  
  D: 横隔膜 diaphragm
  H: 食道裂孔 esophageal hiatus
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus  
    EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction

生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)

  • 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
    • 切歯から15cm
    • 食道の上端で、咽頭に連なる部位
    • 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
  • 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
    • 切歯から25cm
    • 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
  • 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
    • 切歯から38-40cm
    • 下部で横隔膜を貫く部位

運動 (SP.720)

部位 名称 筋肉 神経 運動性 シナプスする構造 最終的な伝達物質 運動
上部1/3 上食道括約部 UES 横紋筋 舌咽神経迷走神経(疑核) 随意性 運動終板のアセチルコリン受容体 アセチルコリン 弛緩
平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内コリン作動性運動神経
下端部 下食道括約部 LES 平滑筋 迷走神経 不随意性 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 NO, VIP 弛緩
交感神経 平滑筋α受容体 アドレナリン 収縮

組織

  • 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
  • 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい

食道の上皮と上皮下の組織

      層構造 1 2 3 4 5 6
      器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
      食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜

臨床関連

  • 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
  • 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)



十二指腸」

  [★]

duodenum (Z)
消化器系小腸


解剖

first portion 上部、球部
second portion 下行部
third portion 水平部
fourth portion 上行部

上部

-superior part
KA. 291,311,312
KH. 170

血管

下行部 descending part

KA. 297

血管

水平部

horizontal part
KA. 297
KH. 170

血管

上行部

ascending part
KH. 170

血管

組織

1 2 3 4 5 6
上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織筋層 漿膜/外膜
単層円柱上皮 吸収上皮細胞、杯細胞(ムチンノーゲン分泌)、
内分泌細胞、M細胞
腸腺 吸収上皮細胞、杯細胞、
幹細胞、内分泌細胞、
パネート細胞
内輪層、外縱層 ブルンネル腺
(分枝管状胞状腺、
アルカリ性の粘液、
ウロガストロン産生)
内輪筋層
外縱筋層
漿膜 外膜
(下行部水平部)


ペプシノゲン」

  [★]

pepsinogen
ペプシノーゲン
主細胞


分泌細胞

分泌刺激 (Q book p.107)

分類

ペプシノゲンI/II比



ブルンナー腺」

  [★]

Brunner's gland
ブルンネル腺


十二指腸腺」

  [★] ブルンネル腺

691


腺」

  [★]

gland
glandula
腺細胞分泌





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