フマル酸第一鉄

出典: meddic

ferrous fumarate
フェルム


UpToDate Contents

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和文文献

  • フマル酸第一鉄の酸化還元電位に及ぼす配位子の影響
  • 武井 拓人,相川 勝義,土屋 好司 [他]
  • 材料技術 24(6), 325-332, 2006-11
  • NAID 40015587934
  • 種鶏におけるフマ-ル酸第一鉄の補給が産卵率,卵黄中の鉄含量及びふ化率に及ぼす影響について
  • 町村 憲彦,内野 健志,高橋 鎮治
  • 千葉県畜産センター研究報告 (3), p64-66, 1979-10
  • NAID 40004188208
  • フマール酸第一鉄剤(フェロシンSP)の臨床経験

関連リンク

フェルム・とは?フマル酸第一鉄の効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
フマル酸第一鉄. 『フマル酸第一鉄』は何の薬? 貧血に使用されます。鉄分を補い、 骨髄に移行して赤血球の成分であるヘモグロビンの合成に使用されます。この薬は、徐 放性に工夫のしてあるくすりで、体内でゆっくりと放出、吸収されるよう工夫してあります。

関連画像

 リボゲン, フマル酸第一鉄/葉酸フマル酸第一鉄徐放カプセルの  リボゲン, フマル酸第一鉄/葉酸 フマル酸第一鉄(商品名リボゲン, フマル酸第一鉄/葉酸フマル酸第一鉄

添付文書

薬効分類名

  • 徐放性鉄剤

販売名

フェルムカプセル100mg

組成

 フェルムカプセル100mg


  • 1カプセル中にフマル酸第一鉄305.0mg(Fe++(鉄)として100mg)を含有する。
    添加物として白糖,トウモロコシデンプン,セラック,タルク,ポビドン,ステアリン酸を含有する。
    また,カプセル本体にゼラチン,酸化チタン,青色1号を含有する。

禁忌

  • 鉄欠乏状態にない患者[鉄過剰症となる。]

効能または効果

  • 鉄欠乏性貧血
  • 通常成人は1日1回1カプセルを経口投与する。

慎重投与

  • 消化性潰瘍,慢性潰瘍性大腸炎,限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者[消化管粘膜を刺激し,潰瘍や炎症を増悪するおそれがある。]
  • 発作性夜間血色素尿症の患者[溶血を誘発するおそれがある。]

薬効薬理

 造血作用1)

  • 貯蔵鉄量を補充し造血作用を示す。
    フマル酸第一鉄は鉄欠乏性貧血に対し血色素量の増加(4週間で血液100mL当たり約2g)及びヘマトクリット値の上昇(2週間で5%以上,4週間で10%以上)を来す。一般に血色素量増加は投与1週間後に著明にあらわれ,特に投与前値の低いものほどその増加は顕著である。

有効成分に関する理化学的知見

 一般名

  • フマル酸第一鉄

 化学名

  • Ferrous fumarate

 分子式

  • C4H2FeO4

 分子量

  • 169.90

 性状

  • フマル酸第一鉄は,フマル酸と第一鉄イオンの結合した無水塩で,赤橙色〜赤褐色の粉末でにおい及び味はない。
    X線回折では結晶構造を示し,その鉄含有量は33%である。
    280℃でも熔融しない。希硫酸に溶けにくく(25℃で0.14%),水又はエタノール(95)にほとんど溶けない(0.01%以下)。酸に溶解してフマル酸を遊離する。


★リンクテーブル★
関連記事」「第一」「第一鉄

鉄」

  [★]

iron Fe
scissors
ヘモグロビン赤血球血清鉄、iron salts

概念

  • ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。

基準値

血清鉄

鉄の体内分布(SP.499)

  • 成人の体内鉄量:3-4g
[mg] 成人男性 成人女性
総鉄量 4050 2750
ヘモグロビン 2700 2000
貯蔵鉄 1000 450
組織の機能蛋白 350 300
血清トランスフェリン 3 3
血清フェリチン 0.3 0.1

鉄の収支 (SPC.280)

  • 喪失
  • 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
  • 月経中の女性:30mg/月経期間中
  • 妊娠中:500mg/満期まで
  • 必要摂取量
  • 月経中の女性:1.4mg/day
  • 妊娠中:5-6mg/day
  • 男性:0.5-1.0mg/day
  • 食物としての摂取量 (SP. 500)
  • 10-15mg
うち0.9mg程度しか吸収されない

鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)

  • 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸空腸上部(LAB.579))
  • Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
  • 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)

QB.A-366

  • 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。



治療薬

臨床関連



第一」

  [★]

primarily
一次的主要本来

第一鉄」

  [★]

ferrous
二価鉄鉄二価




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