フォレスター分類

出典: meddic

Forrester classification
Forrester分類
重症度分類心不全心係数肺動脈楔入圧


治療薬と予後

  • I群
  • 不整脈の管理 → 鎮痛薬(モルヒネ)、β遮断薬
  • 死亡率:5%
  • II群
  • 肺うっ血が見られたが利尿薬(循環血流量↓)、血管拡張薬(血液の末梢への移動)
  • 死亡率:10%
  • III群
  • 補液をし、効果不十分あらカテコラミン、ペーシングを行う。
  • 死亡率:約25%以下
  • IV群
  • カテコラミン、ジギタリス、血管拡張薬、利尿薬、抵抗性の場合にはIABPなどで強力な振捕縄を行う。
  • 死亡率:約50%以下

和文文献

  • うっ血性心不全の診断・治療 (ナーシングプロセス うっ血性心不全患者の看護)
  • 山本 正也,出川 敏行
  • クリニカルスタディ 22(5), 16-21, 2001-05
  • NAID 40004332259
  • 64)急性心筋梗塞における肺水腫とフォレスター分類との解離の機序について : 日本循環器学会第107回関東甲信越地方会
  • 長谷川 吉則,藤森 義治,大島 朋光,河村 和子,花井 透,奥山 順三,内田 康実
  • Japanese circulation journal 47(SupplementII), 235, 1983-12-01
  • NAID 110002650197

関連リンク

Forrester分類はカテーテルによる計測値を使った分類である 治療法との相関で実際の現場 ではよく使われる分類法であるが,カテーテルを挿入しないと計測できないといった不便さが ある. Forrester Ⅰ: C.I.>2.2 PAWP<18; Forrester Ⅱ ...
急性心不全の病態評価にあたっては,Forrester分類(図1),Killip分類などが用い られる。 診断手順は,まず自覚症状,全身所見を観察し,聴診,心電図検査を行い, その時点で,急性心筋梗塞の疑いがあれば即座に緊急冠動脈造影を行う。 ...

関連画像

各 群 で と りう る 治療 forrester 分類なお ここ で 言う 低 灌流 所見  分類 の おおよそ どれ に心 係数 cl とは 心拍 出 量 を forrester 分類 の 区分 i は 正常


★リンクテーブル★
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関連記事分類」「レス

肺動脈楔入圧」

  [★]

wedge
けつにゅうあつ
pulmonary arterial wedge pressure, PAWP, pulmonary artery wedge pressure
肺毛細血管楔入圧 pulmonary capillary wedge pressure PCWP PCW

基準範囲

  • 4.5-13mmHg (臨床検査法提要第32版 p.1574)
  • 正常値は2~15(平均9)mmHg。

臨床徴候との関連

  • スワン-ガンツ・カテーテルで肺動脈の枝を閉塞したときに、そのカテーテル末端で測定される血圧。
  • 拡張期左室圧を推定できる ← 拡張期には僧帽弁は開放されており、 左室圧 = 左房圧 = pulmonary venous bedの圧力
  • 左心系前負荷である左房圧を反映するため、左室の前負荷状態の指標として有用

疾患との関連

左室不全と右室不全 LAB.1573

  • NYHA基準によると
  • 左室不全:左室拡張末期圧12mmHg以上(肺動脈楔入圧13Hg以上)かつ心係数2.71/分/m2以下
  • 右室不全:右室拡張末期圧 5mmHg以下            かつ心係数2.71/分/m2以下



重症度分類」

  [★]

classification of severity


心不全」

  [★]

heart failure, HF, cardiac failure CF, cardiac insufficiency

定義

  • 心臓のポンプ能が低下しているために、十分な心拍出量が得られない状態を指す (EPT.115)
  • 心筋の機能が低下し、末梢組織の酸素需要量に見合うだけの血液を駆出できなくなった状態。

分類

病期

原因

場所

病態の分類

病期分類

  • No limitation of physical activity. Ordinary physical activity does not cause undue fatigue, palpitation, or dyspnea (shortness of breath).
  • Class II (Mild)
  • Slight limitation of physical activity. Comfortable at rest, but ordinary physical activity results in fatigue, palpitation, or dyspnea.
  • Class III (Moderate)
  • Marked limitation of physical activity. Comfortable at rest, but less than ordinary activity causes fatigue, palpitation, or dyspnea.
  • Class IV (Severe)
  • Unable to carry out any physical activity without discomfort. Symptoms of cardiac insufficiency at rest. If any physical activity is undertaken, discomfort is increased.

原因

  • 虚血性心疾患、弁膜疾患、高血圧精神疾患、心筋虚血の順に多い。(IMD.790)
  • 誘因としては過労、ストレス、感染、心拍数の異常、不整脈、水分・塩分の過剰摂取がある。

増悪因子

  • ストレス
  • 感染症:頻脈→心筋酸素需要↑
  • 貧血 :心拍出量↑
  • 妊娠 :心拍出量↑、体液量↑
  • 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン(心臓のカテコラミン受容体増加)の陽性変力効果、陽性変時効果→心筋酸素需要↑
  • 血圧上昇 :圧負荷
  • 頻脈性不整脈:心筋酸素需要↑

table 9.3. 代償されている心不全において症状を誘発させる要因 PHD.240

  • 代謝的需要の増加 → 心筋が十分に収縮できなくなる
  • 発熱
  • 感染症
  • 貧血
  • 頻脈
  • 甲状腺機能亢進症
  • 妊娠
  • 循環血液量の増加 → 前負荷の増加
  • 過剰の塩分摂取
  • 過剰の水分摂取
  • 腎不全
  • 後負荷を増加させる状態
  • コントロールされていない高血圧 ←左心系
  • 肺塞栓症 ← 右心系
  • 心収縮力を低下させる状態
  • 陰性変力作用を持つ薬物
  • 心筋虚血 or 心筋梗塞
  • アルコールの摂取
  • 心不全の薬の飲み忘れ
  • 極端な徐脈

症状

左心不全 右心不全
労作時呼吸困難 経静脈怒張
発作性夜間呼吸困難 肝肥大
起坐呼吸 下腿浮腫
肺水腫 胸水
肺うっ血 腹水
湿性ラ音  
チェーンストークス呼吸

心不全の身体所見 IMD.791改変

  右心不全 左心不全
後方障害 前方障害 後方障害
自覚症状 体重増加 易疲労感 労作時息切れ
食思不振 食思不振 夜間呼吸困難
浮腫 動悸 浅眠
腹満感 乏尿 動悸
他覚症状 浮腫 頻脈 起座呼吸
肝腫大 冷汗 喘鳴
頚静脈怒張 皮膚蒼白 泡沫痰
腹水 チアノーゼ 血痰
黄疸 乏尿・無尿 チアノーゼ
チアノーゼ 血圧低下 肺野ラ音
  不穏 胸水
意識低下  
心臓の身体所見 心拡大、P2亢進 心拡大S3亢進、奔馬調律機械的交互脈僧帽弁閉鎖不全症頻脈、脈圧低下
 
急性期症状 慢性期症状
  • 右心不全での胸水:左心不全の後方障害で起こるが、右心不全でも上大静脈圧上昇により奇静脈系が上昇して胸水貯留を認める
  • the pleural veins drain into both the systemic and pulmonary veous beds.(PHD.243)

治療

参考

  • 1. 急性心不全治療ガイドライン
2006年改訂版:[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
2011年改訂版:[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
  • 2. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf




心原性ショック」

  [★]

cardiogenic shock
心臓ショック
ショック

概念

  • 何らかの心機能の障害により心拍出量が低下し、臓器還流不全を来した(ショック)病態。

分類

原因疾患の型

  • 駆出不全型、駆出障害型 :急性心筋梗塞、重症心筋炎、急性弁不全
  • 充満不全型、心室充満障害:急性心タンポナーデ、緊張性気胸

出典不明

  • 左心不全性心原性ショック
  • 重症不整脈性心原性ショック
  • 右心負荷性心原性ショック

症状

  • 1. 低血圧:収縮期圧90mmHg以下。高血圧患者では発症前値より30mmHg以上の低下。
  • 2. 尿量の減少:時間尿20mL以下
  • 3. 不穏、意識レベルの低下
  • 4. 末梢循環不全に基づく皮膚の蒼白化、チアノーゼ、冷汗など ← 交感神経の緊張(末梢血管収縮)
→ 代謝性アシドーシス
  • 5. 肺うっ血:左室拡張末期圧の上昇により肺静脈圧が上昇する  ←  出血性ショックと違う点
  • 6. (心拍出量の低下の代償として)頻脈(>90回/分)

検査

  • 心拍出量:心係数 2.2 l/min/m2
  • キリップ分類:IV
  • フォレスター分類:IV


心係数」

  [★]

cardiac index, CI
心臓指数心指数心拍出係数



  • 心拍出量体表面積で補正した値
  • 基準値:2.2-3.5 L・min-1・m-2
  • 2.2 L・min-1・m-2 →心機能低下 (see. フォレスター分類)



Forrester分類」

  [★] フォレスター分類


分類」

  [★]

taxonomy, classification


レス」

  [★]

loess
黄土



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