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禁煙グッズ(きんえんグッズ)とは、喫煙を止める禁煙に使われる道具の総称である。禁煙治療に関しては禁煙外来も参考のこと。
ニコチンガム、はニコチンが含まれたガムである。スウェーデン海軍潜水艦乗組員の航海中の禁煙による離脱症状に対処すべく、1967年にオベ・フェルノにより考案された。服用方法は噛みタバコとは異なり、柔らかくなるまで噛んだ後に頬と歯茎の間に挿み、粘膜経由でニコチンを摂取する。離脱症状を一時的に抑えられる。依存物質のニコチンを摂取しているという面ではタバコと同じではあるが、タバコのタールによる健康被害はない。皮膚に貼りニコチンを摂取するパッチタイプもある。これらは、禁煙治療におけるニコチン置換療法に用いられており、徐々に摂取量を減らす事でニコチン依存症を解消して完全禁煙を達成する。
日本では、2001年9月より、医薬品の一般用禁煙補助剤として認可された商品「ニコレット」として、ニコチンガムが製造販売されており、薬局での購入が可能となっている。
ノバルティスファーマは、ニコチンパッチを商品名「ニコチネルTTS」で製造販売している。2008年より薬局でも購入が可能となった。
ファイザーは、チャンピックスの商品名で経口薬を販売している。ニコチンは含まれていない。有効成分がニコチン受容体に結合し、タバコに由来するニコチンが受容体に結合することを妨げる。それにより喫煙から得られる満足感を抑制する。一方で、チャンピックスは自殺などの副作用が議論されている。
パイプのフィルターに香料が仕込んであり、これを吸うことで喫煙衝動を紛らわせる。パイプをくわえる事で口寂しさを解消し、口唇欲から再びタバコを咥える衝動を抑えるという意味合いもある。このパイプで有名なのが「禁煙パイポ」(マルマン)。1980年代前半に流されたCMでの「私はコレ(禁煙パイポ)でタバコを止めました」「私は(小指を立てて)コレで…会社を辞めました」というやり取りは流行語になった(近年はニッポン放送などでラジオCMを流す時がある)。
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