ズデック点

出典: meddic

Sudeck's point
Sudeck点
虚血性大腸炎グリフィス点
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  • 「S状結腸動脈」と内腸骨動脈分枝の「中・下直腸動脈」との吻合部の点。虚血性大腸炎の好発部位
  • 直腸S状結腸部における動脈支配の特定の部位をさす。上腸間膜動脈由来のS状結腸動脈の最終分枝が支配する。この分枝は内腸骨動脈由来の動脈(中・下直腸動脈)と吻合するが、この吻合は小さく、唯一1本しかないことがある。この部分がズデック点で、外科手術における関連があったり、虚血性大腸炎の際に冒されやすい分水界をなしている (1)



参考

  • 1.
[display]http://radiopaedia.org/articles/sudeck-s-point
  • 2. シェーマ
[display]http://highered.mcgraw-hill.com/sites/dl/free/0071402357/156718/figure279_2.html

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先読み虚血性大腸炎」「グリフィス点
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虚血性大腸炎」

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ischemic colitis
虚血性腸症候群 ischemic colon syndrome阻血性大腸炎


概念

  • 基礎疾患を有する高齢者に好発し、突然の腹痛、下痢、下血を主徴とし、粘膜への血行障害に伴う粘膜の変性による虚血性の炎症である。
  • 本疾患は粘膜への血流障害に基づく疾患であり、血管造影で血流途絶像が認められるような腸間膜動脈閉塞症とは区別される。

疫学

  • 基礎疾患を有する動脈硬化症、心疾患で高齢者に多い。
  • 便秘を有する10歳代の若年者(女性に多い)

病型

臨床経過による分類

マーストン分類
  • 一過性型:粘膜に限局:瘢痕無く治癒:症状は1-2週間以内に消失
  • 狭窄型:粘膜下層以下:腸管の狭窄を生じる:一過性型より持続。数ヵ月後に腸管狭窄。
  • 壊死型:全層の障害:腸管の壊死・穿孔をきたす:強い持続性、進行性の腹痛で、数日の経過で腹膜炎の症状をきたす(特に高齢者に多く、死亡率が高い)
  • 一過性型、狭窄型を狭義の虚血性大腸炎としている(SSUR.539)
  • 一過性(65%)>狭窄型(25%)>壊死型(10%) (出典不明)

病因

  • 血流障害に基づく。
  • 誘発因子:
  • 動脈硬化、左心不全、血管炎、凝固亢進状態、避妊薬の使用、血管収縮性薬剤の使用、便秘などの腸管内圧上昇など
  • 高血圧、脂質異常症、糖尿病 → 腸間膜動脈の狭窄
  • 好発部位:左側結腸に好発。 脾弯曲部、下行結腸、S状結腸に多い(QB.A-229)
  • 大腸脾彎曲部:Griffith点:上腸間膜動脈-下腸間膜動脈
  • 直腸S状結腸接合部:Sudeck点:下腸間膜動脈-中下直腸動脈


出典不明
  • 血管側の因子と腸管側の因子の両方により腸管粘膜や腸管壁の血流低下・虚血を惹起する
  • 血管側の因子:血圧低下、動脈硬化、微小血管のスパズムなど
  • 腸管側の因子:腸管内圧亢進、腸蠕動など

症状

  • 3主徴:腹痛・下痢・下血
  • 突然性の腹痛と血性下痢に引き続いて発熱が生じることがある。下血の量は比較的少量。

身体診察

  • 病変部の圧痛、緊張亢進、筋性防御

検査

  • 血液検査:(炎症所見)白血球増加、赤沈亢進、CRP上昇
  • 注腸造影検査:母指圧痕像(thumb printing)、縦走潰瘍
  • 粘膜下の浮腫や出血による
  • 一過性型:数日で消失。狭窄型:瘢痕による狭窄や嚢形成
  • 大腸内視鏡検査:
  • (急性期)病変部の粘膜浮腫、発赤、出血、びらん、縦走潰瘍。(壊疽型)血流途絶による暗黒色粘膜、蠕動の停止。粘膜の生検でヘモジデリン沈着細胞が見られ、これにより確定診断される。
  • (急性期)結腸ヒモに沿って縦走するびらん・発赤
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診断

  • 病歴+身体診察+検査所見(血液検査・内視鏡・注腸検査)

鑑別疾患

IMD
  • 薬物性腸炎、憩室炎、感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アメーバ赤痢

治療

  • 多くの場合は保存的に軽快
  • 一過性型:保存的療法(絶食、輸液、抗生物質投与)
  • 壊死型・狭窄型:手術((狭窄型)潰瘍治癒が遷延した場合、狭窄の程度を考慮して腸管部分切除。(壊疽型)麻痺性イレウス、腹膜炎(腸管の壊死・穿孔(稀))が見られた場合、緊急手術の適応。

予後

(出典不明)
  • 一過性型・狭窄型:良好、再発少ない。
  • 壊死型:死亡率50%

参考

  • 1. [charged] Colonic ischemia - uptodate [1]

国試


グリフィス点」

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