カイロミクロン

出典: meddic

chylomicron
乳状脂粒キロミクロン



  • 食事性の脂質を輸送する血漿リポ蛋白質。
  • 大量のトリアシルグリセロールを含み(重量組成で85%)、比較的大きな(75~1000nm)球形リポ蛋白質粒子である。
組成:トリアシルグリセロール85%、遊離コレステロール1%、コレステロールエステル3%、リン脂質9%、アポタンパク質2%




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/16 15:17:41」(JST)

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和文文献

  • 知識と実行は素晴らしい結果と尊敬すべき記述を生む KEYWORD アポB48 : アポB48はカイロミクロン粒子数を示すバイオマーカーである
  • 倉林 正彦
  • Cardio-lipidology : 脂質代謝から考える心血管系 8(2), 74-76, 2014-12
  • NAID 40020323704
  • 臨床研究・症例報告 紫斑を主訴に診断されたⅠ型高脂血症の乳児例
  • 野田 あんず,吉田 賢弘,武藤 浩司 [他]
  • 小児科臨床 67(11), 2183-2188, 2014-11
  • NAID 40020242024
  • 2型糖尿病におけるエゼチミブの小型高密度低比重リポ蛋白低下作用;トリグリセリド—リッチリポ蛋白との関係
  • 原 賀子,林 俊行,大野 香代子,友安 雅子,寺﨑 紗矢香,福井 智康,平野 勉
  • 糖尿病 57(1), 1-9, 2014
  • … 蛋白B48(B48),Remnant Like Lipoprotein Cholesterol(RemL-C)は24, 29, 37 %低下し,LDL-C, sdLDL-Cは19, 28 %低下した(n=28).MTTでEZはB48を変化させず,RemL-Cを有意に低下させた.sdLDL-Cの低下量はTG, RemL-Cの低下量と相関したが,B48とは相関しなかった.エゼチミブによるsdLDLの低下は腸管由来のカイロミクロンやそのレムナントの低下より,RemL-Cの主要分画である肝臓由来の超低比重リポ蛋白(VLDL)とそのレムナントの低下による. …
  • NAID 130004905424

関連リンク

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カイロミクロン(chylomicron) カイロミクロンは、トリグリセリド(中性脂肪)が主成分(約90%)で、小腸から吸収された外因性(食事性)のトリグリセリドを含んでいる。 カイロミクロンには、外因性(食事由来)の ...
世界大百科事典 第2版 カイロミクロンの用語解説 - 血漿リポタンパク質は比重の差により四つの分画に分類されている。カイロミクロンchylomicronは食事性のトリグリセリド,コレステロールなどを腸管から脂肪組織と肝臓に運搬 ...

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 移行 した 未熟 カイロミクロン1. カイロミクロン 上記はかなり細かい図ですが、13.2.1.5.1: カイロミクロン脂質の代謝-コレステロール吸収の分子機構


★リンクテーブル★
国試過去問098H063
リンク元脂質異常症」「コレステロール」「chylomicron」「CM
拡張検索高カイロミクロン血症」「カイロミクロンレムナント
関連記事ミクロ

098H063」

  [★]

  • カイロミクロンが増加する高脂血症はどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 098H062]←[国試_098]→[098H064

脂質異常症」

  [★]

dyslipidemia
高脂血症 hyperlipidemia脂質代謝異常 lipoprotein disorders
高脂血症治療薬リポ蛋白

定義

  • 血清:Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl

病型

  • 原発性
  • 家族性
  • 特発性
  • 二次性

分類

原発性高脂血症のWHO分類

型分類   増加するリポ蛋白 血清脂質の変動 コレステロール
(mg/dl)
トリグリセリド
(mg/dl)
正常   - - <220 <150
I型高脂血症 高カイロミクロン血症 hyperchylomicronemia カイロミクロン 中性脂肪著明増加 <260 >1000
IIa型高脂血症 高コレステロール血症 hypercholesterolemia LDL コレステロール増加 >220 >150
IIb型高脂血症 複合型高脂血症 combined hyperlipidemia LDL, VLDL コレステロール中性脂肪増加 >220 150-300
III型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 dysbetalipoproteinemia IDL 電気泳動でbroad β 350-500 350-500
IV型高脂血症 高トリグリセリド血症 hypertriglyceridemia VLDL 中性脂肪増加 <240 200-1000
V型高脂血症 複合型高トリグリセリド血症 mixed hypertriglyceridemia カイロミクロン, VLDL 中性脂肪著明増加 <300 >1000

原発性高脂血症の型分類 (臨床検査法提要第32版 p.533)

  I型 II型 III型 IV型 V型
IIa型 IIb型
高カイロミクロン血症 高コレステロール血症 複合型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 高トリグリセリド血症 複合型高トリグリセリド血症
増加リポ蛋白 CM ++        
VLDL      
IDL          
LDL        
血漿脂質 TC +++ ++ ++ /+
TG +++   ++ ++ ++ +++
TC/TG <0.2 >1.6 不定 0.6-1.6 <0.6
病因 LPL欠損
アポCII欠損
(外因性高脂血症)
LDL受容体異常 不明 アポE異常
(E2/E2など)
不明
(内因性高脂血症)
LPL欠損へテロ(一部)
(外因性高脂血症
and
(内因性混合型高脂血症)
臨床所見 発症時期 小児期 小児期~成人 成人 成人 小児期~成人
肝脾肥大
+++ +++
脾のみ
+++
腹痛    
膵炎      
網膜脂血症      
肥満      
角膜輪      
冠動脈疾患 まれ 最も高率 高率 中程度 比較的まれ
黄色腫 発疹状 黄色板状
結節状
腱黄色腫
手掌線
結節状
発疹状
  発疹状
耐糖能 正常 正常 正常 異常多い 異常多い
高尿酸血症 なし なし 少ない 多い 多い
遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 不明
頻度 まれ 多い
500人中
1人(ヘテロ)
100万人中
1人(ホモ)
多い
200人中
1人
少ない
1万人中
2-3人
最も多い まれ
血清静置試験 上層:乳濁 透明 わずかに混濁 混濁、
時にミルク状
混濁 上層:乳濁
下層:透明 下層:混濁
特徴     small dense LDL
の存在
broad β    
  • 頻度:IIa > IIb > IV
  • 遺伝(AR)I, III (AD)その他
  • 症状
  • 動脈硬化:IIa,IIb,III
  • 膵炎:TG多い:I,IV,V
  • TC優位に多いのがIIa, TG優位に多いのがIV
  • リポ蛋白のパターンは、IIa + IV = IIb で IIIはその中間(IDL)。I + IV = V

原発性高脂血症

  血清TG 血清TC
内分泌代謝疾患 甲状腺機能低下症   +++
クッシング症候群 + ++
先端性肥大症 +  
糖尿病 +++ +~++
痛風 +  
神経性食思不振症   ++
ウェルナー症候群   ++
肝疾患 閉塞性肝・胆道疾患   +++
肝癌   ++
腎疾患 ネフローゼ症候群 ++ +++
慢性腎不全 +++  
免疫異常 全身性エリテマトーデス +++  
骨髄腫 ++ +
薬剤など サイアザイド + +
β遮断薬 +  
シクロスポリン   +
経口避妊薬 +++  

リスク別脂質管理目標値 (http://jas.umin.ac.jp/pdf/guideline_summary.pdf)

  治療方針の原則 カテゴリー 脂質管理目標値(mg/dL)
リスク群 LDL-C以外の主要危険因子 LDL-C HDL-C TG
一次予防 まず生活習慣の改善を 行った後、薬物治療の 適応を考慮する I 低リスク群 0 <160 ≧40 <150
II 中リスク群 1~2 <140
III 高リスク群 3以上 <120
二次予防 生活習慣の改善とともに 薬物治療を考慮する 冠動脈疾患の既往 <100
  • LDL-C値以外の主要危険因子
  • 加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病(耐糖能異常を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDL-C血症(<40mg/dL)
  • 糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はカテゴリーIIIとする。




コレステロール」

  [★]

cholesterol
コレステリン cholesterin
lipoprotein

分子式

  • C27H46O = 386.66

吸収

カイロミクロンに含まれる脂質は、血管内皮に存在するリポ蛋白リパーゼ(LPL)により分解されて脂肪酸を遊離し、コレステロールの比が高いカイロミクロンレムナントとなる。
  • 肝臓はカイロミクロンレムナントを取り込む

生合成

  • コレステロールは酢酸を原料として合成される。
acetyl-CoA→hydroxymethyl-glutaryl coenzyme A(HMG-CoA)-(HMG-CoA reductase)→mebaronate→・・・→コレステロール
コレステロールの生合成

体内循環

  • 肝臓は血液循環にVLDLを放出する
血液循環中のVLDLの脂質は、、血管内皮に存在するリポ蛋白リパーゼ(LPL)により分解されて脂肪酸を遊離し、コレステロールの比が高いIDLLDLとなる。
組織からはコレステロール比型が高いHDLが放出され、そのまま肝臓に取り込まれるか、IDLにコレステロールを渡すことでコレステロールの逆輸送を行っている(内因性の抗動脈硬化作用)。
  • 肝臓は血液循環からHDL, IDL, VDLを受容体を介して取り込む

排泄

  • 肝臓でコレステロールは胆汁酸に変換され、胆汁として排出される
see HBC.236
Lipoprotein Source Diameter
(nm)
Density
(g/mL)
Composition Main Lipid
Components
Apolipoproteins
Protein Lipid
(%) (%)
Chylomicrons Intestine 90~100 < 0.95 1~2 98.99 Triacylglycerol A-I, A-II, A-IV,1 B-48, C-I, C-II, C-III, E
Chylomicron remnants Chylomicrons 45~150 < 1.006 6~8 92.94 Triacylglycerol, phospholipids, cholesterol B-48, E
VLDL Liver (intestine) 30~90 0.95~1.006 7~10 90~93 Triacylglycerol B-100, C-I, C-II, C-III
IDL VLDL 25~35 1.006~1.019 11 89 Triacylglycerol, cholesterol B-100, E
LDL VLDL 20~25 1.019~1.063 21 79 Cholesterol B-100
HDL1 Liver, intestine, VLDL, chylomicrons 20~25 1.019.1.063 32 68 Phospholipids, cholesterol A-I, A-II, A-IV, C-I, C-II, C-III, D,2 E
HDL2   10~20 1.063~1.125 33 67    
HDL3   5~10 1.125~1.210 57 43    
Preβ-HDL3   < 5 > 1.210       A-I
Albumin/free fatty Adipose acids tissue   > 1.281 99 1 Free fatty acids  

基準値

脂質異常症→ 血清:Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl

参考

  • 1.
[display]http://rockymuku.sakura.ne.jp/naibunnpitunaika/koresutero-runotanninokannzann.pdf



chylomicron」

  [★] カイロミクロン

chylomicrons

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「a microscopic particle of triglycerides produced in the intestines during digestion; in the bloodstream they release their fatty acids into the blood」

CM」

  [★]


高カイロミクロン血症」

  [★]

高カイロミクロン血症 hyperchylomicronemia
I型高脂血症高リポ蛋白血症I型 hyperlipoproteinemia type I
脂質異常症

概念

病因

  • 遺伝性
  • familial lipoprotein lipase deficiency (LPLの欠陥)
  • 常染色体劣性

疫学

病変形成&病理

症状

診断

検査

治療

予後

予防

カイロミクロンレムナント」

  [★]

chylomicron remnant


ミクロ」

  [★]

micro
微小マイクロ



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