アリピプラゾール

出典: meddic

aripiprazole
エビリファイ AbilifyAbility
抗精神病薬非定型抗精神病薬精神神経用剤


  • 向精神薬
  • 抗精神病薬
  • 非定型抗精神病薬


作用機序

  • ドパミンD2受容体の部分作動薬。
  • シナプス間隙のドパミン濃度が高い場合にドパミン神経伝達を減弱させる薬物。


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/20 18:42:41」(JST)

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和文文献

  • アリピプラゾールの薬物動態学及び薬理遺伝学について
  • 三原 一雄,中村 明文,鈴木 毅 [他]
  • 九州神経精神医学 57(1), 23-29, 2011
  • NAID 40018950639
  • アリピプラゾール (医薬品・医療機器等安全性情報(No.279)) -- (重要な副作用等に関する情報)
  • 向精神薬の作用機序--新規向精神薬を中心として (第1土曜特集 向精神薬--最新の動向) -- (重要疾患・薬物療法トピックス)
  • 丹生谷 正史
  • 医学のあゆみ 236(10), 999-1006, 2011-03-05
  • NAID 40018697207

関連リンク

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エビリファイとは?アリピプラゾールの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)

関連画像

 アリピプラゾール 10mg 錠, 包装 、アリピプラゾール30 mg 錠 Abilify, アリピプラゾール 30mg 錠アリピプラゾール  アリピプラゾール 20MG錠 , Arpizolα2遮断薬

添付文書

薬効分類名

  • 抗精神病薬

販売名

エビリファイ内用液0.1%

組成

有効成分

  • 1mL中 アリピプラゾール1mg

添加物

  • グリセリン、プロピレングリコール、乳酸、水酸化ナトリウム、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、スクラロース、ステビア抽出物、香料、精製水

禁忌

  • 昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させるおそれがある。]
  • バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。]
  • アドレナリンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

  • ●統合失調症
  • ●双極性障害における躁症状の改善

●統合失調症

  • 通常、成人にはアリピプラゾールとして1日6〜12mg(6〜12mL)を開始用量、1日6〜24mg(6〜24mL)を維持用量とし、1回又は2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mg(30mL)を超えないこと。

●双極性障害における躁症状の改善

  • 通常、成人にはアリピプラゾールとして12〜24mg(12〜24mL)を1日1回経口投与する。なお、開始用量は24mg(24mL)とし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mg(30mL)を超えないこと。

●全効能共通

  • 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。(〔薬物動態〕の項参照)

●統合失調症の場合

  • 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。(増量による効果の増強は検証されていない。〔臨床成績〕の項参照)
  • 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。

●双極性障害における躁症状の改善の場合

  • 躁症状が改善した場合には、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

●内用液のみの注意事項

  • ・ 本剤を直接服用するか、もしくは1回の服用量を白湯、湯冷まし又はジュース等に混ぜて、コップ一杯(約150mL)くらいに希釈して使用すること。なお、希釈後はなるべく速やかに使用するよう指導すること。
  • ・ 煮沸していない水道水は、塩素の影響により混合すると含量が低下するので、希釈して使用しないよう指導すること。(「適用上の注意 3.」の項参照)
  • ・ 茶葉由来飲料(紅茶、ウーロン茶、緑茶、玄米茶等)及び味噌汁は、混合すると混濁・沈殿を生じ、含量が低下するので、希釈して使用しないよう指導すること。(「適用上の注意 3.」の項参照)
  • ・ 一部のミネラルウォーター(硬度の高いものなど)は、混合すると混濁を生じ、含量が低下することがあるので、濁りが生じた場合は服用しないよう指導すること。(「適用上の注意 3.」の項参照)
  • ・ 分包品(3mL、6mL、12mL)は、1回使い切りである。開封後は全量を速やかに服用させること。


慎重投与

  • 肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
  • 心・血管疾患、低血圧又はそれらの疑いのある患者[一過性の血圧降下があらわれるおそれがある。]
  • てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
  • 糖尿病又はその既往歴を有する患者、もしくは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者[血糖値が上昇することがある。](〔警告〕の項、「重要な基本的注意 4.、6.」の項及び「副作用 重大な副作用 6.糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡」の項参照)
  • 自殺企図の既往及び自殺念慮を有する患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重大な副作用

悪性症候群(Syndrome malin)(0.2%)

  • 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡することがある。

遅発性ジスキネジア(0.1%)

  • 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は減量又は中止を考慮すること。なお、投与中止後も症状が持続することがある。

麻痺性イレウス(0.2%)

  • 腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止すること。

アナフィラキシー様症状(頻度不明)

  • アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

横紋筋融解症(0.2%)

  • 横紋筋融解症があらわれることがあるので、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等に注意すること。

糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡(頻度不明)

  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至るなどの致命的な経過をたどった症例が報告されているので、本剤投与中は口渇、多飲、多尿、頻尿、多食、脱力感等の症状の発現に注意するとともに、血糖値の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には、インスリン製剤の投与などの適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意 4. 6.」の項参照)

低血糖(頻度不明)

  • 低血糖があらわれることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意 5. 6.」の項参照)

痙攣(0.5%)

  • 痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.1%)

  • 無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

肺塞栓症、深部静脈血栓症(頻度不明)

  • 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意 10.」の項参照)

肝機能障害(頻度不明)

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

薬効薬理

薬理作用

受容体親和性

  • in vitro 受容体結合試験で、組換え型ヒトドパミンD230)、ヒトドパミンD3、ヒトセロトニン5-HT1A31)及びヒトセロトニン5-HT2A受容体に対して高い親和性を示し、ヒトドパミンD4、ヒトセロトニン5-HT2C、ヒトセロトニン5-HT7、ラット大脳皮質α1-アドレナリン及びヒトヒスタミンH1受容体に中程度の親和性を示した。ウシ線条体ムスカリンM1、ラット心臓ムスカリンM2及びモルモット回腸ムスカリンM3受容体に対する親和性は低かった。

ドパミンD2受容体部分アゴニスト作用

  • in vitro 試験においてドパミンD2受容体に対して部分アゴニストとして作用した30)in vitro 及びin vivo 試験において、ドパミン作動性神経伝達が亢進した状態ではドパミンD2受容体に対してアンタゴニストとして作用し、ドパミン作動性神経伝達が低下した状態ではドパミンD2受容体に対してアゴニストとして作用した30,32,33)

セロトニン5-HT1A受容体部分アゴニスト作用

  • in vitro 試験においてセロトニン5-HT1A受容体に対して部分アゴニストとして作用した31)。マウス脳内のセロトニン代謝物5-ヒドロキシインドール酢酸含量を減少させ、ラット縫線核のセロトニンニューロン発火を抑制した。

セロトニン5-HT2A受容体アンタゴニスト作用

  • セロトニン5-HT2A受容体アゴニストにより誘発される行動変化を抑制した34)。また、in vitro 試験で、セロトニンによるラットP11細胞内Ca2+濃度の増加を抑制した。

統合失調症諸症状に関連する動物モデルでの改善作用

  • 陽性症状の指標と考えられているラット条件回避反応を抑制し、不安症状の指標であると考えられているラットコンフリクト反応を抑制した。

カタレプシー惹起作用

  • マウス及びラットにおける、アポモルヒネ誘発常同行動抑制作用に対するカタレプシー惹起作用のED50値の用量比は、クロルプロマジン及びハロペリドールより大きかった32)

血中プロラクチン濃度を調節する下垂体前葉ドパミンD2受容体に対する作用

  • in vitro 試験においてラット下垂体前葉ドパミンD2受容体に対して部分アゴニストとして作用した33)

作用機序

  • アリピプラゾールは、ドパミンD2受容体部分アゴニスト作用、セロトニン5-HT1A受容体部分アゴニスト作用及びセロトニン5-HT2A受容体アンタゴニスト作用を併せ持つ薬剤である。明確な機序は不明であるが、これらの薬理作用が臨床における有用性に寄与しているものと考えられている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名:

  • アリピプラゾール〔Aripiprazole(JAN、INN)〕

化学名:

  • 7-[4-[4-(2,3-dichlorophenyl)-1-piperazinyl]butoxy]-3,4-dihydro-2(1H )-quinolinone
  • 白色の結晶又は結晶性の粉末である。ベンジルアルコールに溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けやすく、水、アセトニトリル、メタノール、エタノール(99.5)又はヘキサンにほとんど溶けない。


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  • clozapine, olanzapine, risperidone → it's not atypical for old closets antipsychotics to RISPER.
  • 定型抗精神病薬に比べて以下の(1),(4)の抑制が弱くパーキンソン症候群や高プロラクチン血症を発現しにくい。非定型抗精神病薬が有する5-HT2受容体拮抗作用(正確には5-HT2A)によるものといわれている。
中枢神経におけるドパミン作動性ニューロンの投射:(1)黒質線条体系(黒質→線条体)、(2)中脳辺縁系(中脳被蓋野→大脳辺縁系)、(3)中脳皮質系(中脳被蓋野→前頭葉)、(4)隆起漏斗系(視床下部→正中隆起)


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