アヘンアルカロイド・スコポラミン

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 アルカロイド/乃木生薬研究所 アルカロイド:アヘン役に立つ薬の情報~専門薬学 ベルベリン (berberine:ベルベ

添付文書

販売名

パンスコ注

組成

容量

  • 1管(1mL)

1管中の有効成分

  • アヘンアルカロイド塩酸塩 40mg
    スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.6mg

添加物

  • pH調整剤

禁忌

  • 重篤な心疾患のある患者
    [症状を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な呼吸抑制のある患者
    [呼吸抑制を増強する。]
  • 気管支喘息発作中の患者
    [気道分泌を妨げる。]
  • 重篤な肝障害のある患者
    [昏睡に陥ることがある。]
  • 慢性肺疾患に続発する心不全の患者
    [呼吸抑制や循環不全を増強する。]
  • 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者
    [脊髄の刺激効果があらわれる。]
  • 急性アルコール中毒の患者
    [呼吸抑制を増強する。]
  • アヘンアルカロイド及びスコポラミンに対し過敏症の既往歴のある患者
  • 緑内障の患者
    [スコポラミンの抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。]
  • 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者
    [排尿障害を増悪することがある。]
  • 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者
    [消化管運動を抑制する。]
  • 出血性大腸炎の患者
    [腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]

効能または効果

  • ○激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙
  • ○激しい咳嗽発作における鎮咳
  • ○激しい下痢症状の改善及び手術後等の腸管蠕動運動の抑制
  • ○麻酔前投薬
  • 通常、成人には、アヘンアルカロイド塩酸塩として、1回10mg(本剤0.25mL)を皮下に注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

慎重投与

  • 心機能障害のある患者
    [循環不全を増強するおそれがある。また、スコポラミンの抗コリン作用により、心臓に過負荷をかけるおそれがある。]
  • 呼吸機能障害のある患者
    [呼吸抑制を増強するおそれがある。]
  • 肝・腎機能障害のある患者
    [代謝・排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。]
  • 脳に器質的障害のある患者
    [呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
  • ショック状態にある患者
    [循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
  • 代謝性アシドーシスのある患者
    [呼吸抑制を起こすおそれがある。]
  • 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者
    [呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
  • 甲状腺機能亢進症の患者
    [スコポラミンの抗コリン作用により、頻脈、体温上昇、発汗等の交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。]
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
    [呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
  • 薬物依存の既往歴のある患者
    [依存性を生じやすい。]
  • 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
  • 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
  • 衰弱者
    [呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
  • 前立腺肥大のある患者
    [排尿困難を悪化させるおそれがある。]
  • 痙攣の既往歴のある患者
    [痙攣を誘発するおそれがある。]
  • 胆嚢障害及び胆石のある患者
    [胆道痙攣を起こすことがある。]
  • 炎症性腸疾患のある患者
    [巨大結腸症を起こすおそれがある。]
  • ジドブジン(アジドチミジン)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • 高温環境にある患者
    [スコポラミンの抗コリン作用により、発汗抑制が起こり、体温調節に影響を及ぼすおそれがある。]
  • てんかんの患者
    [感受性が増大するおそれがある。]

重大な副作用

  • (いずれも頻度不明)
  • 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
  • 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
  • 錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
  • 無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
  • 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。


薬効薬理

  • 本剤はアヘンアルカロイド塩酸塩の鎮痛、鎮静、鎮痙作用と、スコポラミン臭化水素酸塩水和物の鎮静、鎮痙、副交感神経抑制作用をあらわす。
    特にアヘンアルカロイド塩酸塩とスコポラミン臭化水素酸塩水和物の協力作用によって鎮痛、鎮静作用が増強されるとともに、スコポラミン臭化水素酸塩水和物によって麻酔時にみられる気管支等の粘液腺分泌の促進、迷走神経反射が抑制されるので、激しい疼痛時に鎮痛・鎮静・鎮痙剤として用いられるほか、麻酔前投薬等にも用いられる。


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