Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/24 08:17:56」(JST)
[Wiki ja表示]
国立遺伝学研究所 |
正式名称 |
国立遺伝学研究所 |
英語名称 |
National Institute of Genetics |
略称 |
遺伝研、NIG |
組織形態 |
大学共同利用機関 |
所在地 |
日本
〒411-8540
静岡県三島市谷田1111
北緯35度7分4秒
東経138度56分18.6秒 |
予算 |
45億円(2012年度)[1] |
人数 |
職員102人
(所長、客員教授を除く 2012年度)[1]
院生35人
(総研大遺伝学専攻 2012年度)[1] |
所長 |
桂 勲 |
設立年月日 |
1949年 |
上位組織 |
情報・システム研究機構 |
所管 |
文部科学省 |
提供サービス |
DDBJ |
ウェブサイト |
http://www.nig.ac.jp/ |
テンプレートを表示 |
国立遺伝学研究所(こくりついでんがくけんきゅうじょ、英:National Institute of Genetics)は、情報・システム研究機構を構成する静岡県三島市にある大学共同利用機関。総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻があり、大学院教育も行われている。遺伝学研究所内に日本遺伝学会事務局が置かれている。また、国家事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトの事務局も置かれている。 中立進化説の提唱で有名な木村資生はここで研究をしていた。
目次
- 1 概要
- 2 研究の内容
- 3 教員採用基準
- 4 沿革
- 5 脚注
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
概要
国立遺伝学研究所は、生命科学分野における中核研究機関として国際水準の先端的研究に取り組んでいる。また、生命科学を支える中核拠点として、バイオリソース事業、DDBJ事業、DNAシーケンシング事業を行っている。
研究所の敷地内には研究用として多数の桜の木が植えられており、市民から桜の名所として親しまれている。桜のシーズンの毎年4月に行われる一般公開は多くの人でにぎわう。
今上天皇が生物学の研究(DNAによるハゼの系統分析)を行った際、この研究所の五條堀孝が指導を行っている。五條堀は秋篠宮文仁が1994年に総合研究大学院大学において博士(理学)を取得した時の指導教官でもある。
研究の内容
遺伝学がもともとモーガンのキイロショウジョウバエの研究によって進展したことから、ショウジョウバエを使った研究者の比率が高いが、研究対象は主に発生である。分子進化の分野では中立説を提唱した木村資生、その弟子で「ほぼ中立説」を提唱した太田朋子、エピジェネティクス分野を切り開いた広瀬進らが中心になって理論研究を進めた。
国立遺伝学研究所に付置されているDDBJでは塩基配列データベースのDDBJ/EMBL/GenBankやDRA(DDBJ Sequence Read Archive)をはじめさまざまな研究ツールを無償で提供している。
教員採用基準
世界レベルでの研究を目標として教員採用時には必ず、外国人の研究者からの推薦状あるいは、問い合わせ可能な研究者の連絡先を必要とされる。
富澤純一所長の時代に、研究室の教授が定年退官となった場合には研究室は解散し、所属する助教なども解雇の対象となることとなった。
沿革
- 1949年 文部省所轄研究所として国立遺伝学研究所設置
- 1949年 小熊捍が初代所長に就任
- 1955年 木原均が第2代所長に就任
- 1969年 森脇大五郎が第3代所長に就任
- 1975年 田島彌太郎が第4代所長に就任
- 1983年 松永英が第5代所長に就任
- 1984年 大学共同利用機関に改組
- 1989年 富澤純一が第6代所長に就任
- 1997年 堀田凱樹が第7代所長に就任
- 2004年 小原雄治が第8代所長に就任
- 2012年 桂勲が第9代所長に就任
脚注
- ^ a b c 国立遺伝学研究所 総合研究大学院大学 遺伝学専攻 要覧
関連項目
外部リンク
大学共同利用機関法人 |
|
人間文化研究機構 |
- 国立歴史民俗博物館
- 国文学研究資料館
- 国立国語研究所
- 国際日本文化研究センター
- 総合地球環境学研究所
- 国立民族学博物館
|
|
自然科学研究機構 |
- 国立天文台
- 核融合科学研究所
- 基礎生物学研究所
- 生理学研究所
- 分子科学研究所
- 岡崎共通研究施設
|
|
高エネルギー加速器研究機構 |
|
|
情報・システム研究機構 |
- 国立極地研究所
- 国立情報学研究所
- 統計数理研究所
- 国立遺伝学研究所
- ライフサイエンス統合データベースセンター
|
|
関連項目 |
|
|
文部科学省 |
|
幹部 |
- 文部科学大臣
- 文部科学副大臣
- 文部科学大臣政務官
- 文部大臣補佐官
- 文部科学事務次官
- 文部科学審議官
- 文部科学大臣秘書官
|
|
内部部局 |
- 大臣官房(文教施設企画部)
- 生涯学習政策局
- 初等中等教育局
- 高等教育局(私学部)
- 科学技術・学術政策局
- 研究振興局
- 研究開発局
- スポーツ・青少年局
- 国際統括官
|
|
審議会等 |
- 中央教育審議会
- 教科用図書検定調査審議会
- 大学設置・学校法人審議会
- 科学技術・学術審議会
- 独立行政法人評価委員会
- 国立大学法人評価委員会
- 調査研究協力者会議
- 宗教法人審議会
|
|
施設等機関 |
|
|
特別の機関 |
- 日本学士院
- 地震調査研究推進本部
- 日本ユネスコ国内委員会
- 日本芸術院(文化庁の特別の機関)
|
|
外局 |
|
|
独立行政法人 |
- 国立特別支援教育総合研究所
- 大学入試センター
- 国立青少年教育振興機構
- 国立女性教育会館
- 教員研修センター
- 科学技術振興機構
- 日本学術振興会
- 理化学研究所
- 宇宙航空研究開発機構
- 日本原子力研究開発機構
- 日本スポーツ振興センター
- 日本学生支援機構
- 海洋研究開発機構
- 国立高等専門学校機構
- 大学評価・学位授与機構
- 国立大学財務・経営センター
- 国立科学博物館
- 物質・材料研究機構
- 防災科学技術研究所
- 放射線医学総合研究所
- 国立文化財機構
|
|
国立大学法人 |
|
|
大学共同利用機関法人 |
- 人間文化研究機構
- 自然科学研究機構
- 高エネルギー加速器研究機構
- 情報・システム研究機構
|
|
特殊法人 |
- 日本私立学校振興・共済事業団
- 放送大学学園
- 沖縄科学技術大学院大学
|
|
関連項目 |
|
|
|
この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:生命科学/Portal:生物学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 鈴木郁美 ,原一夫 ,新保仁
- 情報処理学会研究報告. 自然言語処理研究会報告 2012-NL-209(11), 1-8, 2012-11-15
- k 近傍法はしばしば分類や検索に用いられる.しかし,データが高次元の場合,他のオブジェクトの k 近傍に頻出するオブジェクト (ハブと呼ばれる) が出現し,結果として k 近傍法の性能は低下する.最近,著者らは,グラフラプラシアンベースのカーネルにハブを軽減する効果があることを報告した.本稿では,より簡易な 「センタリング」 (原点をデータ中心に移動すること) によってもハブが軽減できることを示す …
- NAID 110009486737
- 鈴木郁美 ,原一夫 ,新保仁
- 情報処理学会研究報告. 自然言語処理研究会報告 2012-NL-209(11), 1-8, 2012-11-15
- k 近傍法はしばしば分類や検索に用いられる.しかし,データが高次元の場合,他のオブジェクトの k 近傍に頻出するオブジェクト (ハブと呼ばれる) が出現し,結果として k 近傍法の性能は低下する.最近,著者らは,グラフラプラシアンベースのカーネルにハブを軽減する効果があることを報告した.本稿では,より簡易な 「センタリング」 (原点をデータ中心に移動すること) によってもハブが軽減できることを示す …
- NAID 110009486722
Related Links
- 遺伝学の中核拠点として生命システムの解明を目指す先端研究を進めています。また、生命科学の基盤となる研究事業を展開しています。これらの活動により、共同利用・共同研究を推進しています。総合研究大学院大学 生命科学 ...
- 谷田の高台にある本研究所は、1949(昭和24)年、遺伝に関する基礎研究と遺伝学の指導、連絡および促進を図ることを目的につくられました。 1984(昭和59)年には大学共同利用機関に改組され、現在は、15の研究 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
-
- 関
- 調べる、治験、調査、働く、検討、仕事、研究開発、作業、リサーチ、実験研究、研究技術、研究活動、研究優先順位、概要報告
[★]
- 英
- heredity, inheritance
- 同
- 氏か育ちか
- 関
- 遺伝子、遺伝性疾患。遺伝形式
- 親のもつ遺伝情報が遺伝子によって子孫に伝達され、その作用によって形質が発現すること。
[★]
- 英
- institute、research institute
- 関
- アカデミー、開始、設立
[★]
- 英
- genetic study
- 関
- 遺伝的研究