インシデント
概念
- 米国の医療機関で用いられているインシデントレポートの「インシデント」とは、いわゆる「出来事」という意味で、医療事故の事例も潜在的医療事故の事例に含まれており、決して潜在的事故のみに限定した物ではない(ヘルスケアリスクマネジメント 第1版 医学書院 p.101)
- 次のようなものをインシデントと呼ぶ:(1)患者には実施されなかったが、実施された場合に何らかの被害が予想される場合、(2)患者には実施されたが、結果的に被害がなく、その後の観察が不要であった場合 → 被害が生ずれば医療事故
医療事故と潜在的医療事故の定義 (ヘルスケアリスクマネジメント 第1版 医学書院 p.101)
| 学術的分類 | 不可抗力や医薬品/輸血による副作用 | エラー | ||
| エラーによる医療事故 | 幸運事例 | 発見・訂正事例 | ||
| 医療事故 | 医療事故になる可能性のあったもの | |||
| 厚生省報告書 | アクシデント | インシデント | ||
| 国立大学医学部付属病院長会議 | 事故 | ニアミス | ||
- 例えば、"ヒヤリ・ハット"事例
例
- 患者に誤って2倍量の薬剤を投与したが、制限量の範囲内であり、患者にも悪影響がなかった。
- 誤って隣の患者の薬剤を投与し掛けたが、患者に指摘されて気づいた
- 成分は同じであるが、商品名の異なる輸液を点滴した。
- 患者が病棟内で転倒したが、怪我はなかった