妊娠初期
- 妊娠16週未満を指して言う。
超音波診断
- 経腟超音波により空気を含む腸管の影響を受けずに子宮や付属器の状態を描出できる。
- 胎嚢は妊娠4-5週に子宮内に認められるようになる。
- その後、胎嚢内に卵黄嚢を認めるようになり、それに接して胎芽心拍動を認めるようになる。
- 妊娠6週目頃には部分的に肥厚した絨毛膜有毛部と菲薄した無毛部に分かれる。
心拍動の確認
- 妊娠5-6週には胎児心拍動を確認できる。
絨毛膜下血腫
- 胎嚢に接したエコーフリースペースが認められる場合がある。症状があれば治療を行う。
一絨毛膜双胎と二絨毛膜双胎
- 妊娠10週頃までに膜性診断をしておくことが重要。
胎児の異常
生理的な胎児異常
- 妊娠8-10週に生理的臍帯ヘルニアを認めるが、妊娠12週には腹腔に完納される
- 妊娠初期に胎児水腫やnuchal translucencyが一過性に見られ、改善することがある。
nuchal translucency
- 妊娠10-14週において胎児の項部に認められる皮下浮腫がnuchal translucency]]と呼ばれる。3mm以上の場合、異常肥厚と言われる。染色体異常の検出率は28-100%とばらつきがあり、21トリソミー、13トリソミー、18トリソミー、Turner症候群が検出できるが、特に21トリソミーの検出に優れていると言われている。
胞状奇胎
- 嚢胞部分、出血走、高輝度エコー部位の混合部位が描出される。
異所性妊娠
- 子宮外で胎嚢や胎児が認められれば確定する。
参考
- 産婦人科研修の必修知識2013 p105