ヒトメタニューモウイルス感染症

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human metapneumovirus infections
ヒトメタニューモウイルス

疫学

  • 2009/12-2010/5に呼吸器感染症で入院した小児患者258人(山形市立病院斉生館(山形県))のうちRSウイルス30%、hMPVウイルス18%を占めた。
  • 生後6ヶ月から感染。2歳までに約半数、10際までにほぼ全ての小児が初感染。
  • 春先に多い(2-4月)
11-12月:RSウイルスパラインフルエンザウイルス
1-3月 :インフルエンザウイルス
2-4月 :ヒトメタニューモウイルス
  • 発症のピークは1-2歳  ⇔  RSウイルス感染症は1歳未満
  • 感染経路:おそらく飛沫感染。集団完成する例が多い。

症状

  • 1-3際の小児では38-39℃の発熱が4-5日持続。

臨床経過

  • 1-3歳では咳がでると同日か翌日に発熱・鼻汁が出現する。発熱は5日前後、咳は1週間以上続く。気管支炎か下気道炎を起こす例もある。

身体所見

  • 鼻汁:粘性強い 透明~乳白色

免疫

  • 免疫を獲得しづらく、成人以降も何度も感染するが症状は軽くなる。

診断

  • 他のウイルス感染症との鑑別は困難。疫学が頼り。

問診

  • 家族内感染は?施設内感染は?

治療

  • 対症療法:鼻汁除去、痰の排泄促進
  • 細菌感染の続発による2峰性発熱を考慮。5日以上の発熱は細菌感染を考慮。