- 79歳の男性。急激に生じた胸痛と嘔吐のため搬入された。救急隊接触時の血圧は80/56mmHgであった。高血圧症で治療中である。来院時、胸痛は軽快しており、意識は清明。脈拍72/分、整。血圧184/96mmHg。頚静脈の怒張はなく、全身状態は安定している。血液生化学所見と心電図とに明らかな異常を認めない。胸部造影CT(別冊No.16A、B)を別に示す。
- まず行うべき治療はどれか。
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[正答]
A
- Stanford A偽腔閉塞型急性大動脈解離/解離性大動脈瘤(Stanford A型):偽腔は閉鎖しており、解離腔は大動脈壁肥厚のように見える。心嚢への出血は少量認められる。本例は解離腔が閉鎖して症状が寛解した状態である。まずは降圧をはかる。
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