HIV感染症

2020年8月21日 (金) 15:17時点におけるimported>Medicineによる版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
HIV infection
ヒト免疫不全性ウイルス感染症
HIV後天性免疫不全症候群 AIDS
  • HIVに感染しただけではAIDSを発症しないことに注意!!!!

HIV感染症のステージ

急性HIV感染症

  • 血清学的手法でウイルスが検出できるのは6-8週間経ってから
  • 血清学的手法でウイルスが検出される前、感染後2-4週以内に20-50%の感染者は急性症状を呈する。

臨床像

also see HIM.1174
  • 口腔病変:カンジダ、単純ヘルペスウイルス
  • 食道病変:カンジダ
  • 消化管病変:サイトメガロウイルス腸炎(AIDSに進展した患者の5-10%に見られていたが、HAARTの導入により一般的ではなくなりつつある(HIM.1175))、偽膜性腸炎(抗菌薬を投与されたHIV感染者が下痢を訴える場合、鑑別に入れるべき疾患。ある研究では、下痢を訴えるHIV感染者における細菌性の病原体のうちClostridium difficileが54%を占めたという(参考1))

検査

免疫血清学的検査

  • HIV抗体の検出
  • 擬陽性:多産の女性、血液疾患(白血病、多発性骨髄腫)、膠原病、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、アルコール肝炎、DNAウイルス感染症、HIVワクチン
  • 偽陰性:感染直後、末期で抗体産生不全

スクリーニング

  • スクリーニングするのはHIV感染症の有病率が0.1%以上の集団(MMWR 2006 55(RR-14):1
  • 日本の有病率は0.02%であるので対象をリスク因子の集団に行う
  • MSM、静脈注射の違法薬物使用者、多数のパートナーとの無防備な性交渉、commercial sex worker、他のSTI感染症

診断

  • HIV抗体の存在を証明する。所管腺から6-12週で陽転する。  ← 抗体が検出されるころにはRNAは一旦減少に向かっている印象
  • スクリーニング検査:ELISA法、PA法
  • 確定診断:ウェスタンブロット法、IFA法/蛍光抗体法



参考

  • 1. [charged] Evaluation of the HIV-infected patient with diarrhea - uptodate [1]


国試