気管支カルチノイド
概念
- 気管支カルチノイドは肺腫瘍の中でも珍しい部類である;神経内分泌分化を呈し、比較的潜行性の経過を辿るのが特徴である。
- 元々、気管支腺腫と言われていたが、転移する可能性があることから悪性腫瘍とみなされている。
- 体の他の部位にできる癌腫のように気管支カルチノイドは、胚の神経堤から遊走したペプチドやアミンを産生する内分泌細胞に由来すると考えられている。
- カルチノイドは体の多くの部位から発生する可能性がある;胸腺、肺、消化管、卵巣。消化管が最もカルチノイドが発生する部位であり、肺はその次に多い。
疫学
- 世界的には、罹患率は10万人対0.2-2人/年。
- 女性に多い、また黒人より白人に多いことが示唆されている。
- 悪性肺腫瘍の1-2%
- カルチノイドの20-30%
- 子供(晩期思春期)の原発性肺新生物としては気管支カルチノイドが最も一般的。
- 頻度;定型的カルチノイド:非定型的カルチノイド=4:1
- 定型的カルチノイド:低分化度で分裂速度は遅い。
- 非定型的カルチノイド:中等度分化度で分裂速度は速く、壊死を伴う。