頭蓋咽頭腫

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craniopharyngioma
脳腫瘍下垂体ラトケ嚢
  • 神経系 091009IV

特徴

発生母地

  • ラトケ嚢に遺残した口腔粘膜上皮(扁平上皮細胞巣)より発生する。

疫学

  • 全脳腫瘍の3-4%(2.9%(YN))。
  • 全年齢に発生しうるが、小児期にやや多く(30%)、5-9歳にその40%が発生する。成人に喪見られる。
  • 男性にやや多い(1.2倍)。

部位

  • 鞍上部腫瘍では第2位。(小児では1位)。トルコ鞍上腫瘍の20%を占める。
  • 下垂体茎のトルコ鞍内から視床下部(第三脳室前壁)の範囲に発育する。

病理

  • 結節状の境界明瞭な腫瘍で、ほとんどが嚢胞を有する。
  • 多くは単胞性・多胞性の嚢胞を形成
  • コレステリン結晶を含む黄褐色の嚢胞液を含む
  • 小児において石灰沈着が高頻度にみられる。

組織型

  • エナメル上皮腫型:小児に多い
  • 扁平上皮型:成人に多い。嚢胞成分が少ない。

症状

  • 頭蓋内圧亢進(水頭症)、視野異常、成長障害が三徴
  • 1. 眼症状(視野異常(70-80)。視神経圧迫による)
  • 2. 下垂体機能低下症状(下垂体・視床下部圧迫):尿崩症(24%)。小児:低身長(30-40%)、成人:性機能不全・無月経(80%)
  • 3. 頭蓋内圧亢進症状

治療

  • 全摘により治癒
  • 手術療法
  • 手術療法(不完全摘出例) + 放射線療法
  • 放射線療法(局所照射:50-60Gy)

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