頚動脈海綿静脈洞瘻
- 英
- carotid-cavernous sinus fistula, CCF, carotid cavernous fistula, CCF
- 同
- 頸動脈海綿静脈洞瘻、内頚動脈海綿静脈洞瘻?、内頸動脈海綿静脈洞瘻?
- 関
- 硬膜動静脈瘻
概念
- 頚動脈、とくに内頚動脈と海綿静脈に異常交通をきたした状態(動静脈瘻)をいう。
- 一側の眼球突出、結膜の充血浮腫、心拍に一致した血管雑音が3主徴と言われている。
原因
- 頭部外傷:トルコ鞍近傍の前頭蓋骨底骨折により海綿静脈洞内で内頚動脈やその分枝が損傷受けて瘻が形成される
- 脳動脈瘤破裂:外傷などにより、海綿静脈洞内の内頚動脈に偽性動脈瘤が形成され、後日破裂して生じる。
- 動脈硬化
- 特発性
分類
- 外傷性
- 特発性
- 直接型:海綿静脈洞~内頚動脈本幹
- 間接型:海綿静脈洞~内・外頚動脈硬膜枝
病態
- 動脈血が海綿静脈洞内に直接流入するため、眼窩内の静脈圧が亢進し、拍動性眼球突出、結膜充血と結膜浮腫、眼瞼周囲の血管雑音を呈する。また、眼球運動障害、視力障害、大量の鼻出血、頭痛、眼科部痛などを呈する。症状は瘻ができた側に強く認められるが、静脈洞は左右で連絡しているため、反対側や両側に症状が出ることもある。
症状
- 複視、視力障害、眼窩部痛、頭痛
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徴候
- 聴診:血管雑音
- 眼:眼球突出、結膜充血、結膜浮腫
- 外眼筋:外眼筋麻痺
経過
- 上記の症状が出現し、放置にて視力障害が進行する。
診断
- 脳血管アンギオ:内頸動脈と海綿静脈洞が同時期に造影される
治療
- 特発性の場合自然に閉鎖することがあるが、外傷性の場合は自然閉鎖は難しい。
- 手術療法としては、バルーンなどによる血管内治療が選択される。
国試
- 112A031:海綿静脈洞塞栓術を行う