揺さぶられっ子症候群

2020年8月21日 (金) 15:17時点におけるimported>Medicineによる版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
shaken baby syndrome
乳幼児鞭打ち様症候群児童虐待child abuse

概念

  • 身体に外傷を認めることなく、揺さぶりによる症状(眼底出血、硬膜下出血・クモ膜下出血が認められるもの

虐待が疑われるときに行われる特別な診察

参考6
  • 頭部・顔面に暴力が振るわれた時、もしくはその危険性がある時、揺さぶられっこ症候群の可能性がある時には必ず眼科的診察を行い、幼児以降では耳鼻科的診察も行う。また、性的虐待が疑われるときには婦人科的診察が必要となる。
  • ア.眼科的診察
  • 網膜出血、その他の出血、網膜はく離、水晶体脱臼、白内障などの外傷性眼障害の有無を調べる
  • イ.耳鼻科的診察
  • 鼓膜破裂、耳小骨のずれによる難聴、鼻骨骨折、などの外傷による障害を調べる
  • ウ.婦人科的診察
  • 妊娠の有無、性器の外傷、性器内の精液の存在の有無、その他の会陰部の外傷、性感染症のチェックなどの診察を行う。性器の所見は1週間-10日ぐらいで認めなくなってしまうため、早期に診察することが必要である。トラウマの再現にならないように、出来るだけ同性の医師が、子どもに十分な説明をして、診察を行う。心を打ち明けた児童福祉司や一時保護所の職員などが付き添う方が安心できることもある。

参考

  • 1. [charged] 幼児および小児における虐待による頭部外傷の評価および診断 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 幼児および小児における虐待による頭部外傷の疫学、機序、および種類 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 幼児および若齢小児における虐待による頭部外傷:網膜出血の解剖学的評価および病因 - uptodate [3]
  • 4. [charged] 幼児および若齢小児における虐待による頭部外傷:眼科的側面 - uptodate [4]
  • 5. wiki ja
  • 6. 厚生労働省:子ども虐待対応の手引きの改正について(平成19年1月23日雇児発第0123003号厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長通知)
<click2in>http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv12/06.html</click2in>

国試

  • 105D052:硝子体出血や硬膜下血腫が認められる。