新生児脳室内出血
疫学
- 胎齢32週未満の早産児に多い。(G10M.133)
病理
- 低出生体重児では特有の上衣下胚層が存在し、脳室内出血の80-90%はこの部位から出血している。(NGY.509)
- 組織学的な特徴:
- (1) 上衣下胚層は毛細血管が脆弱で支持組織が極めて疎である。
- (2) 上衣下胚層からの静脈灌流は直接ガレン大静脈へ流れ込んでいる
- (1),(2)より静脈圧の上昇の影響を受けやすく、容易にうっ滞し出血の原因となる。また、分娩時の物理的要因や低酸素血症による脳血流の動揺、増加、静脈圧の上昇、脳血流の減少も同様に原因となる。(NGY.509)
新生児における脳室内出血の分類 - Papileの分類
- 参考2
- Grade I: 脳室上衣下出血
- Grade II: 脳室拡大を伴わない脳室内出血
- Grade III:脳室拡大を伴う脳室内出血
- Grade IV: 脳実質内出血を伴う脳室内出血
参考
- 1. 早産児脳室内出血の予防
- <click2in>http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks1104/62-06.pdf</click2in>
- 2. 産科疾患の診断・治療・管理 14.新生児の管理と治療 - 日産婦誌54巻12号
- <click2in>http://www.jsog.or.jp/PDF/54/5412-543.pdf</click2in>