- 英
- variceal ligation
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Japanese Journal
- ペグインターフェロン/リバビリン併用療法を施行したクリオグロブリン血症・食道静脈瘤・腹水を有したC型肝硬変の1例
- 小野原 伸也,道免 和文,田中 博文,春野 政虎,入江 真,下田 慎治
- 肝臓 52(3), 163-168, 2011
- … g/dl,尿蛋白陽性と低アルブミン血症,腎障害を認めた.血清クリオグロブリンは陽性を示した.HCV RNAはgenotype 2Aでウイルス量は5.1 logIU/ml を示した.クリオグロブリン血症を伴ったC型肝硬変と診断し,食道静脈瘤結紮術,腹水穿刺排液術を施行後,ペグインターフェロン/リバビリン併用療法を開始した.治療開始1カ月後にはHCV RNA,血清クリオグロブリンは共に消失し,尿中蛋白量も5.1 g/日から2.6 g/日へと半減した.24 …
- NAID 130000677640
- 鈴木 貴久,村山 睦,篠田 昌孝,高士 ひとみ,内山 功子,森瀬 和宏,宇佐美 彰久,辻 秀樹,春木 伸裕,田代 和弘,安藤 貴文,後藤 秀実
- 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 106(8), 1212-1219, 2009-08-05
- … C型肝硬変を有する74歳,女性.虫垂炎で虫垂切除と内視鏡的食道静脈瘤結紮術治療歴あり.下血のため入院.3次元CTangiographyで骨盤内に静脈瘤を指摘.上腸間膜動脈造影で回結腸静脈を介して静脈瘤が造影され,さらに右卵巣静脈が描出された.回腸静脈瘤と診断し腸切除施行.切除標本で粘膜面に露出血管が存在し出血源と考えられた.肝硬変患者が下血し出血源が不明な場合に,小腸静脈瘤を念頭に置くことが重要 …
- NAID 10025178568
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- 食道静脈瘤結紮術. 食道静脈瘤は主に非代償性肝硬変になると、食道の壁に水ぶくれ のように、血管が腫れてくる病気で、ほっておくと、破裂して、大量吐血をおこし、死に 至ることもあります。以前は食道静脈瘤硬化療法といい、内視鏡を使い、針で直接静脈 瘤に ...
- 内視鏡的食道静脈瘤結紮術. 破裂の危険性が高い食道静脈瘤に対しては内視鏡的な 静脈瘤の結紮術が行われます。 画像1:結紮前の静脈瘤。 画像2:静脈瘤のある場所を 「輪ゴム」で縛っていきます。静脈瘤が多い場合は何カ所も縛ります。 画像3:縛られた ...
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- 治療手技に関連した写真(別冊No.1)を別に示す
- 行われた治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H016]←[国試_105]→[105H018]
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- 英
- esophagus (Z)
- 関
- 消化器系
解剖
- 正中面付近を下行してくるが、横隔膜近傍で左側に寄り、背面で胸大動脈と交叉する。
- L10椎体の高さで、食道裂孔を食道神経叢と共に通過して腹腔に入る
部位区分
- SSUR.456
生理的狭窄部 (KL.283, KH. 139)
- 第1狭窄部位:輪状軟骨狭窄部:cricopharyngeal constriction
- 切歯から15cm
- 食道の上端で、咽頭に連なる部位
- 下咽頭収縮筋が食道を囲み、輪状軟骨に付き、この筋の緊張によると考えられる
- 第2狭窄部位:大動脈狭窄部:bronchoaortic constriction
- 切歯から25cm
- 食道の中部で、大動脈弓と左気管支が交叉し、それによって圧される。つまり大動脈弓の
- 第3狭窄部位:横隔膜狭窄部:diaphragmatic constriction
運動 (SP.720)
組織
- 食道腺は粘膜筋板の下に存在する。 ← 粘膜下組織に腺があるのは食道の固有食道腺と十二指腸のブルンネル腺だけ
- 食道は横隔膜より上位では漿膜がなく、癌が周囲に浸潤しやすい
食道の上皮と上皮下の組織
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層構造
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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器官
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単層扁平上皮
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単層立方上皮
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単層円柱上皮
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角化重層扁平上皮
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非角化重層扁平上皮
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上皮表層の構成細胞
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粘膜固有層
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腺の構成細胞
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粘膜筋板
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粘膜下組織 (大抵、粗結合組織)
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筋層
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漿膜(結合組織+単層扁平上皮) 外膜(結合組織のみ)
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食道
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○
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食道噴門腺 (咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
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粘液細胞 (スムーズに食べ物を流す)
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縱層 (縦走筋のみ)
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固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム)
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内輪筋層 外縱筋層 (食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
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外膜(横隔膜まで) 漿膜
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臨床関連
- 食事の通過障害は生理的狭窄部でおこりやすい。特に第1狭窄部で異物が見られる (KH.141)
- 生理的狭窄部は癌の好発部位であり、第2,第3狭窄部位に多い (KH.141)
[★]
- 英
- esophageal varix, esophageal varices
- 関
- 胃静脈瘤、variceal bleeding、門脈圧
病態
- 門脈圧亢進を背景として粘膜下層~粘膜固有層の静脈叢に静脈瘤が形成される。
- 好発部位:下部食道
- 静脈瘤の形成には左胃静脈、短胃静脈、後胃静脈が関与している。
検査
上部消化管内視鏡検査
- 日本では形態(form, F)F2以上や発赤所見(red color sign, RC)RC2以上が危険な静脈瘤として予防的治療の適応となっている(SSUR.645)
- 青色静脈瘤、連珠状静脈瘤(F2)以上、red color sign陽性は治療対象(QB.A-341)
内視鏡所見の分類
- 参考3
F:form 形態
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F0 静脈瘤として認められないもの F1 直線的な細いもの F2 連珠状、中等度 F3 結節状、腫瘤状
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C: color 色調
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Cw (白色静脈) Cb (青色静脈)
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RC:red color sign 発赤所見
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Red color sign(RC) ミミズ腫れ所見 red wale marking (RWM) サクランボ様発赤 cherry red spot様所見 (CRS) 血マメ所見 hematocystic spot (HCS)
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- F3, red color sign [show details]
治療
- SSUR.649-
- (緊急出血)バソプレシン・ソマトスタチン:門脈の流入血流を減少させ、門脈圧を減少させる。肝機能悪化リスクあり。
- (予防)プロプラノロール・ナドロール:非選択的βブロッカーを使うことで、β2受容体を介した血管拡張がblockされα1受容体を介した血管収縮が優位となり、腸管の細動脈の収縮により門脈の血流が減少、門脈圧が低下する。さらに多く用いれば、β1受容体を介した心拍出量の低下により脾動脈血流量が減少し、門脈圧がより低下する。(参考2)
- interventional radiology, IVR
- 適応:内視鏡的硬化薬注入量法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)で止血不可能な例、再発・出血を繰り返す例
予後
- 血小板減少:止血が困難となるため
- 肝硬変:総ビリルビン4mg/dl以上では硬化療法が選択できないため
参考
- フリーPDF有り
- 1. 食道静脈瘤内視鏡所見記載基準 (日本門脈圧亢進症研究会)
- 2. [charged] Primary prophylaxis against variceal hemorrhage in patients with cirrhosis - uptodate [1]
- 3. 消化器基本画像集
- 大変勉強になる資料です!!
- http://www.pariet.jp/alimentary/picture.html
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- 英
- esophageal vein
- 関
- 食道静脈叢
起始
終止
分布
枝
臨床関連
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- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。
[★]
- 英
- surgery
- 関
- 外科、外科学、手術、外科術、外科手術