UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- 層・層縫合 組織にはいくつかの層があるが、筋層=筋層、粘膜層=粘膜層といったように、同じ層同士を合わせることを心掛ける。 例えば正中切開創は、深い層から腹膜・筋膜(筋肉)・皮下組織・真皮・表皮という層の構造となっているが、それぞれの層同士が合わさるよう一括又は数層に分けての層々縫合を行う。 死腔(Dead Space)をつくらない 本来の生体構造にはない空間である死腔が形成されると、感染源となる浸出液、壊死組織がたまり、創傷治癒を妨げることになる。 死腔発生例 不十分な結節縫合による筋肉層のすきま 腫瘍を切除した後の空隙 死腔防止のために・・・ 周囲組織の過度の緊張のない縫合などを工夫する事が必要。
- 一般に皮膚の縫合は、キズに垂直に表に糸が出るように行いますが、この真皮縫合では、糸は真皮にかかり、結び目も表に出さず、皮下で糸を結びます。 これは、真皮に糸をかけることによってキズにかかる力をやわらげ、キズが治った後の瘢痕が広がろうとする力に拮抗させることによって、瘢痕の幅を出来るだけ細くすることを目的としています。 真皮縫合では合成のモノフィラメント吸収糸が使われ、やや盛り上がるように縫いますが、次第に平らになってきます。 一般に、キズは最初のうちは固く赤みを帯びていますが、安定化するに従って白く柔らかくなってきます。 ここ迄の期間はかなり個人差やキズの場所にもよりますが、半年から1年を見ていただければよいのではないかと思います。 外縫い
- 縫合不全とは、縫合部がなんらかの原因で完全にくっつかず、 内容物が漏れてしまうこと です。 術後1週間前後 に起こりやすい合併症です。 胃の術後なら胃液、腸の術後なら便汁が漏れてしまい、腹膜炎を併発します。 Point 縫合不全の主な原因は? 縫合部にテンションがかかると、圧が高くなって血流が悪くなります( 図1 )。 創の治癒には血流が確保されていなければならないですが、テンションがかかると血流が確保できず、縫合部が癒合しないため、縫合不全の原因となります。 図1 縫合不全の主な原因 縫合部にテンションがかかると縫合不全が起こりやすくなる! 縫合不全から腹膜炎を起こすと、ショック状態に陥ることもあるよ! 目次 に戻る 観察項目 ドレーン排液の性状
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- suture, stitch
- 関
- 頭蓋縫合
頭蓋骨の縫合
外科手技
参考
- 簡単に縫合を図解
- http://www.geocities.jp/dogcat1111122222/suture2.html
[★]
- 英
- delay、retardation、delay、retard
- 関
- 遅れ、減速、遅らせる、遅滞