- 英
- wound
- 関
- 創傷、傷つける
WordNet
- put in a coil
- an injury to living tissue (especially an injury involving a cut or break in the skin) (同)lesion
- the act of inflicting a wound (同)wounding
- a casualty to military personnel resulting from combat (同)injury, combat injury
- a figurative injury (to your feelings or pride); "he feared that mentioning it might reopen the wound"; "deep in her breast lives the silent wound"; "The right reader of a good poem can tell the moment it strikes him that he has taken an immortal wound--t
PrepTutorEJDIC
- windの過去・過去分詞
- (身体の)『傷』,負傷 / (感情・自尊心などに対する)『痛手』,傷《+to+『名』》 / …‘を'『負傷させる』 / 〈感情など〉‘を'傷つける,〈人〉‘の'感情などを傷つける
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/30 18:39:30」(JST)
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創傷(そうしょう、英: trauma, wounds, burns)は、外的、内的要因によって起こる体表組織の物理的な損傷を指す。創(そう)と傷(しょう)という異なるタイプの損傷をまとめて指す総称である。日常語では傷(きず)と呼ばれる。
目次
- 1 概説
- 2 創傷の種類
- 3 自然治癒のメカニズム
- 3.1 第一期・炎症反応期
- 3.2 第二期・増殖期(肉芽形成期)
- 4 出典、脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概説
創傷とは、創(そう)と傷(しょう)という異なるタイプに分類可能な損傷をまとめて指すための総称である。
医学的には、創傷を、その形状や原因(機転)などによって擦過傷、切創、裂創、刺創 等々に分類している。
創傷というのは、軽症の場合、生体の持つ自然治癒力によって、肉芽形成、繊維化の段階を経て自然治癒する[1]。
人は日常生活を行う中で、些細なことで軽度の傷を作ることはそれなりにある。日常的にできる特に軽度の創傷の場合は、当人は特に何もしなくても、まったく痕跡も残さずきれいに自然治癒することも多い。また軽度のものの場合、一般に人々は、水による洗浄や絆創膏などの簡単な処置をするだけで、あとは自然治癒力にまかせて治している。
動物などの場合は基本的に自分の舌でなめて(唾液を用いて)、あとは自然治癒力で治している。人間でも、動物に倣って小さな擦過傷などはなめるだけで済ませる人もいる。
損傷がある程度以上であれば、止血、縫合、修復、植皮などの外科的治療が必要[2]あるいは望ましいとされている。こういった創傷というのは主として交通事故、戦争、スポーツ、喧嘩、産業事故などの場面で発生している[3]。
ただし、高齢者の場合は、日常生活の些細なことからもそれなりの損傷を受けやすい[4]。階段の上り下り、敷居をまたぐ、などといった(若者にとってはなんでもない)動作をきっかけにして損傷を受けてしまうことがあるのである。また、高齢者の場合、若者に比べて創傷の自然治癒の速さもそれなりに遅くなるので、なおさらそれに悩まされる時間・頻度が多くなり、生活上の問題(QOLの問題)としてつきまとうことがある。
また、軽度の創傷や動物による咬み傷であっても、破傷風や狂犬病、その他の感染症により、最悪の場合、命を落とす場合もある。
創傷の種類
創傷の形状および受傷機転により分類される。
「創にきずあり、傷にきずなし」といわれるように、創傷の定義では「創」は皮膚の破綻を伴う損傷を指し、「傷」は皮膚の破綻を伴わない損傷を指す。皮膚表面の損傷部分の、表面を創面(そうめん)と呼び、日常語では傷口(きずぐち)という。創の周辺部を、創縁(そうえん)と呼ぶ。創の底部、深い部分を創底(そうてい)と呼ぶ。銃創や、刺創(しそう)の様に、一般的に総面積が狭く、深い創の場合、創の表面を創口(そうこう)と呼称する。
- 切創(せっそう)
- 切り傷(きりきず)。ナイフのような刃物で切り裂いた線状の損傷。創面は滑らかで、汚染創(おせんそう)でなければ一期癒合が期待できる。創の程度により縫合処置が行われる。
- 裂創(れっそう)
- 打撃やねじれ、過伸展(かしんてん)などにより裂けた損傷。外力の加わり方によって様々な形状を呈する。縫合し得るものについては一期癒合が期待できるが、縫合不能なものは挫創と同様に肉芽組織(にくがそしき)の増殖による治癒を待つ。
- 割創(かっそう)
- 斧等の鈍器により、裂傷が皮膚組織すべてを引き裂き、骨等の内部組織が露出するような損傷。
- 擦過傷(さっかしょう)
- 擦り傷(すりきず)。体表に創があるが、擦過「傷」と呼ぶのが一般的である。創面を清浄化した後、創保護により皮膚の再生を待つ。
- 挫滅創(ざめつそう)
- 摩擦による損傷で、真皮や皮下組織・それ以下のレベルまで損傷したもの。或いは急激な圧力による同様な損傷。(急激でない圧力によるものは褥瘡と言う)
- 挫創(ざそう)
- 打撃などの外力により組織が挫滅した創。創面は粗雑であり、縫合は一般的に困難である。壊死組織のデブリードマン(除去)や創保護を主とする治療が行われ、肉芽組織の増殖による自然治癒を待つ。
- 挫傷(ざしょう)
- 打撃、捻転、運動などの外力により内部の軟部組織が損傷したもので、体表に創がないもの。一般に保存的治療が行われる。筋挫傷の他、脳挫傷・肺挫傷のような臓器の損傷がある。
- 銃創(じゅうそう)
- 銃器の弾丸や火薬による創。射創(しゃそう)とも。貫通射創、盲管射創、反跳射創、擦過射創などの種類がある。また、距離による分類では接射創、準接射創、近射創、遠射創と区別される。近距離からの銃創は、弾丸の入口に星型のような破裂や火薬の付着があり、出口には不整形な破裂があることが多い。遠距離からの銃創は、弾丸の入口は円形で小さく、出口の方が大きく不整形なことが多い。
- 爆傷
- 爆発による損傷。ただし、爆傷は熱傷や衝撃による内部的損傷を伴う。殺傷用の爆発物による損傷であれば、多発性の銃創の病態も呈する。
- 刺創(しそう)
- 刺し傷(さしきず)。細長い鋭器で突き刺した損傷で、創口に比して創が深いのが特徴。外見からは内部の損傷程度を推し量ることが難しく(内部臓器へ達しているか?血管損傷があるか?等)注意を要する。創断面が小さいため、一般に治癒は良好。ピアスもこの一部に分類できる。
- 杙創(よくそう)
- 刺創以外で、鈍的な物体が人体を貫通する傷。
- 咬創(こうそう)
- 動物にかまれた損傷。咬傷(こうしょう)とも。刺創と同様に創が深いが、創面は刺創ほど滑らかではなく、一般的に治癒しにくい。動物の牙には多くの病原菌が付着しているため、組織深部まで病原菌が侵入し、高確率で創感染を発症する。感染制御のため一期的に縫合せず開放創とすることが多い。また一部のヘビやムカデなど毒牙を持つものでは毒素に対する治療も必要になる。
以下のものは創傷とは独立して扱われることが多い。
- 熱傷(ねっしょう)
- 火傷(やけど)。熱傷の項を参照。
- 褥瘡(じょくそう)
- 床擦れ(とこずれ)。褥瘡の項を参照。
自然治癒のメカニズム
傷はどのように自然治癒するかについて説明する。
- 血小板の凝集、血管収縮による止血。マクロファージによる壊死組織のとりこみ。
- 繊維芽細胞が分泌するコラーゲンを主とした肉芽組織(にくげそしき・granulation tissue)による収縮。
- 肉芽組織の瘢痕組織への変化。それによる創の安定。
第一期・炎症反応期
血液の凝固因子の活性化。活性は連鎖的に強まり破壊部位の血流をとめる。受傷後約4,5日。
反応
- 腫脹。浸出液で腫れ上がること。
- 発赤。毛細血管の拡張で赤くなること。
- 発熱。組織反応で熱を発すること。
- 疼痛。末梢神経の刺激による痛みのこと。
第二期・増殖期(肉芽形成期)
マクロファージの放出する物質により繊維芽細胞が呼び出され修復の主たる成分、コラーゲンが産生される。創傷治癒過程の初期には、まず血小板擬集能に優れるⅢ型コラーゲンが,産生蓄積され,やがてⅠ型コラーゲンに置き換えられて、いずれは太く密なコラーゲン線維となる。これにより組織は安定し血管新生、毛細血管発達がみられる。
「自然治癒力」も参照
出典、脚注
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
- ^ 保崎清人『臨床医学概論』ヘルス・システム研究所 ISBN 490252757X p.26
関連項目
- 形成外科学
- 皮膚科学
- 外科学
- 整形外科学
- 湿潤療法
外部リンク
- NPO法人・創傷治癒センター/傷・褥瘡の情報サイト
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- 元夫のDVが原因で、娘が自傷行為に 「お願い。おかん、助けて!」薬物依存の娘と地獄の日々が始まった (読者ノンフィクション傑作選2014(後編)人生の荒波は、かくも激しく)
- スペシャル対談 クリエーティブディレクター 箭内道彦さん(50) 脚本家 倉本聰さん(79) 傷つける"怖さ"と向き合って今こそ、福島を考える
- 最近の磁粉探傷試験装置について (特集 自動車産業に貢献する検査技術)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
沈降破傷風トキソイド「生研」
組成
製法の概要
- 本剤は、破傷風菌(Harvard株)を純培養し、得られた毒素液を精製濃縮し、ホルマリンを加えて無毒化したトキソイド原液に、アルミニウム塩を加えて不溶性にし、更にリン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を加えて希釈し、規定濃度に調製した液剤である。
なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(スキムミルク)及び心臓由来成分(ハートエキス)並びにブタの胃由来成分(ペプトン)を使用している。
組成
有効成分
添加物
- 塩化アルミニウム(III)六水和物 1.12mg
ホルマリン(ホルムアルデヒド換算) 0.05mg以下
チメロサール 0.002mg
塩化ナトリウム 4.25mg
リン酸水素ナトリウム水和物 0.863mg
リン酸二水素カリウム 0.125mg
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
初回免疫
- 通常、1回0.5mLずつを2回、3〜8週間の間隔で皮下又は筋肉内に注射する。
追加免疫
- 第1回の追加免疫には、通常、初回免疫後6箇月以上の間隔をおいて、(標準として初回免疫終了後12箇月から18箇月までの間に)0.5mLを1回皮下又は筋肉内に注射する。ただし、初回免疫のとき、副反応の強かった者には、適宜減量する。
以後の追加免疫のときの接種量もこれに準ずる。
接種対象者・接種時期
- 初回免疫と追加免疫を完了した者には、数年ごとに再追加免疫として、通常、1回0.5mLを皮下又は筋肉内に注射する。なお、再追加免疫の接種間隔は職業、スポーツ等の実施状況を考慮すること。
- 初回免疫、追加免疫、又は再追加免疫を受けた者で、破傷風感染のおそれのある負傷を受けたときは直ちに本剤を通常、1回0.5mLを皮下又は筋肉内に注射する。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(0.1%未満)
- ショック、アナフィラキシー(全身発赤、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 破傷風の予防には、本剤接種後、血中抗毒素量が一定量以上産生される必要がある。破傷風の発病阻止には0.01IU/mL以上の抗毒素量が必要と考えられている3)4)。
一般的には、本剤を2回接種後、4週間で感染防御に必要な抗毒素量が得られるが、経時的に抗毒素量が低下する。感染防御効果を持続(抗毒素量の維持)するためにはさらに6〜12月、あるいは1年半後に3回目の追加免疫を行えば約4〜5年間は免疫状態が続くとされている5)。
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- 関
- 挫傷、創傷、傷、侵食、打撲傷、蝕む、打撲、痛める
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- 英
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